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#鬱展開
Mist-404
1,165
mogyumogyuGemi
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Az・Genesis最深部
静寂。
白い長髪の青年が、ゆっくりとソウヤを見つめる。
その黄金の瞳には敵意はない。
ただ、どこか懐かしむような眼差しだった。
ソウヤは一歩前へ出る。
「……あんたは誰なんだ。」
青年は静かに答える。
「今は名を明かす時ではない。」
「だが、一つだけ言える。」
「私は、零と共に戦った者だ。」
その場にいた全員の表情が変わる。
惣一ですら目を見開く。
「四百年前の英雄……。」
間宮トオル
瓦礫の中から立ち上がる間宮。
額から血を流しながらも笑っていた。
「素晴らしい……。」
「やはり存在した。」
「四百年前を知る生き証人。」
青年は間宮を見つめる。
「お前は何も分かっていない。」
「力とは支配するためにあるものではない。」
間宮は首を横に振る。
「違う。」
「力は世界を進化させる。」
「私は、それを証明する。」
第二班
施設内では、救出活動が続いていた。
タジがサーバーからデータを回収している。
「データのコピー完了!」
夢幻が別の端末を操作する。
「こっちは能力階級に関する資料だ。」
画面には膨大な理論が映し出される。
《能力階級理論》
第1階級──一般人類。
第3階級──核兵器。
第10階級──地球生命存続警戒ライン。
第13階級──全宇宙・常世警戒ライン。
そして最後には、
《第16最終階級 “Az”》
その先はすべて黒く塗り潰されていた。
タジが眉をひそめる。
「肝心な部分だけ消されてる……。」
夢幻が静かに呟く。
「誰かが隠したんだ。」
屋上
マランは地下から伝わる能力を感じながら立っていた。
そこへデウスが現れる。
「会ったようだな。」
マランは頷く。
「あいつは敵じゃない。」
デウスも静かに頷く。
「その通りだ。」
「だが、世界は彼を敵だと認識するだろう。」
マランは苦笑した。
「面倒な世界だ。」
デウスはマランを見る。
「だからこそ、お前の選択が必要になる。」
マランは何も答えなかった。
Genesis最深部
ソウヤは青年へ問いかける。
「零は今どこにいる?」
青年は静かに目を閉じた。
「零は……。」
「今も世界を見守っている。」
「だが、自ら干渉することはできない。」
ソウヤは拳を握る。
「じゃあ俺たちが戦うしかないんだな。」
青年は初めて微笑んだ。
「その覚悟があるなら。」
「君は零の意思を継ぐ資格がある。」
異変
その時だった。
Genesis全体が赤く点滅する。
警告。
警告。
緊急防衛システム起動。
タジの通信が入る。
「ソウヤ!」
「まずい!」
「Genesisが自動防衛モードに入った!」
施設中の壁が変形し、無数の砲門が現れる。
イレイダは刀を構える。
「チッ。」
「まだ終わらせてくれねぇか。」
ソウヤも能力を発動する。
「みんな!」
「ここを突破するぞ!」
エピローグ
地下深く。
オールドマンは静かにモニターを見つめていた。
「……始まったか。」
その背後には、誰もいない。
しかし彼は、まるで誰かと話すように呟く。
「計画は第二段階へ移る。」
その言葉の意味を知る者は、まだ誰もいなかった。
第47話 完
コメント
1件
第47話「継承者」、めちゃくちゃ熱かったです……! 四百年前の英雄が遂に登場した衝撃と、"Az"や第16階級の謎が一気に深まった感じがして、設定好きとしてはもうワクワクが止まりません。間宮の「力で世界を進化させる」という思想と、青年の静かな対比も良かった。そして最後の自動防衛モードで一気に畳みかける展開、次の話が待ちきれないです!