そのあとは、ナガンに暖かく抱きしめられながら夜が明けた。
あったかかった。
あんな温もりを感じたのはいつぶりだろう。
オールマイトを恨んでからだっけ。
あの頃は…あったかかった。
デク)ここは…
「みておかーさん!私がきた!」
「オールマイトは出久だったんだね〜!」
「僕、絶対ヒーローになるよ!」
「そうしたらお母さんも助けてくれる?」
「うん!オールマイトは絶対助ける!」
デク)…ごめんお母さん。
これが現実なのなら、
やり直せたのかな。
こんな惨めで、影が薄くて、残酷な僕の姿。
お母さんが見たら…、どう思うだろうな。
崩壊で崩れた街。
崩れかけてるヒーロー。
僕がヒーローになってたのなら、
こんなことを防げたのだろうか。
これは弔の意思じゃない。
これは僕の望んだ世界じゃない。
誰もが笑い合える。
無個性がヒーローになれる…。
そう言う社会にしたかった。
そう、それだけなんだ。
デク)ん…夢…?(ナガンは…。)
デク
私はひと足先に捜索へ出ている。
起きたのなら捜索を手伝ってくれ。
また後で落ち合おう。
レディ・ナガン
デク)手紙…残してくれたんだ。( 最近碌に眠れてなかった。ナガンの所いかなくちゃ。)
??)このへんにいた?
??)わからない、まだビルの屋上とか見てねぇ!
??)おい切島!屋上見に行こうぜ!
??)了解!すぐ行くから待ってろ!
デク)こんな所に…誰かの声…?(昨日の戦いでダメージが大きい。個性を使いすぎたな…。体が痺れるように痛い。ここに人…。まだ弔達は動いてない…。まだ帰るまでに時間はある。情報を少しでも…。)
バタンッ(倒れる
デク)(やっぱ力入んないや…。しばらく動けないかもな…。)
キィ….
ガチャ
上鳴)おい!誰かいるぞ!
切島)大丈夫ですか…
上鳴)切島!そいつ…!この前の!
切島)だけどよ…、すげぇ怪我してねぇか?顔も体もボロボロだぞ。
上鳴)何があったんだ…?
切島)麗日ァ!ちょっと担架持ってきてくれ!
上鳴)ヴィランだとしてもよォ…これだけ怪我してたらほっておかねぇよ…。
麗日)その子って!
切島)見ての通り、すげぇ怪我してる。お前のゼログラビティで下まで下ろして応急処置、意識が戻るとを待とう。雄英まで帰ってたらキリがねぇ。
麗日)そうやね…。でもなんでこんなに怪我を…?
上鳴)推測でしかねぇんだけど…、
戦ってたんじゃねぇのか?
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コメント
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やめてくれ、、ヴィズクはヴィズクのままで居させて、、お願いじゃA組、、(コメント失礼します)
このままで平和だからヒーローはもう邪魔しちゃダメだよ