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⚠ほのぼの


「」▶頭の中、ナレーション

「」▶セリフ

第12話


「あと少し、一緒に居させて 」

「…おはよう兄さん」

「おう!おはよう!!!」

あぁ、久々だ…

兄の挨拶が聞けたのは…

「コーヒーでも飲むか?」

「え、あ」

…兄は俯いてしまった

なぜ…?

俺は…また何かしてしまったのか…?

「ヴェストが飲むと思って…もう作っちまった」

そう言うと兄は**ケセセセセ!**と笑った

「なにかあったのかと思って…心配したぞ」

俺はそう返した

ふと、兄の片目に咲いた花を見ると

枯れずに綺麗に咲いていた

あぁ、枯れていたら兄は消えてしまうのか…

真っ赤な色になったら消えてしまうのか…

俺は…あまり分からない

けど…


「兄さん、今日は何処に行く?」

「…そうだなぁ、ジムでも行ってみるか!!!」

あと少しの間、沢山出かけよう

ジムに行ったり、ランニングしたり、レストランに行ったり


「そうだ、兄さんイタリアの家でな…美味い店があるらしいんだ」

「そうなのか?!

「明日行かないか…?」

「行こう!!!」

やったー、と喜ぶように兄は大はしゃぎだ

ぁあ…このまま時が止まってくれたら

兄は消えない

ずっと2人だ

そんな事は叶わないのは知ってる…

けど…少し…

夢を見せて欲しい

兄の片目に花が咲いた話

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