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彼女の普通は普通じゃないんだよこれが。
御田「ねぇ夏油君」
夏油「…なに?」
御田「これって常識?」
夏油「…違うよ。」
夏油「それはね、非常識。」
御田「なるほど。」
御田「じゃぁこれは?」
夏油「それは常識。」
御田「うゆ。」
彼女の名前は御田 薇韵
常識と非常識の区別がつかない子だ。
なんでかって?
そりゃぁ…
彼女、親がとんでもないヤバい奴でまともに小学校も行ってないんだよ。
それに、そのあと孤児院で育てられたんだ。
今も行ってるってさ。彼女も色々と頑張ってるんだよね。
御田「〜♪」
御田「あ、」
御田「夏油君。」
夏油「それは違うよ。」
御田「ん」
なんでいつも私なのだろうかと聞いてみたら、
御田「安心するし、まともだから、?」
だってさ。
そんな彼女に、私は恋をしている。
醜くて重くて、熱い。
そんな感情が私の中を駆け巡る。
御田「夏油君、どこ行くの」
夏油「私は宗教系の高専に行くんだ。」
御田「そう。」
御田「大変そう。」
御田「私、独り暮らしするの。」
夏油「えぇ…?!」
夏油「君に出来るの……??」
御田「失礼な」
御田「出来るよ。」
御田「夏油君が色々教えてくれたから。」
夏油「っ゙…」
ホント狡い。
夏油「通ってても、メールはするよ。」
御田「うん」
御田「アタシも。」
夏油「じゃァね。」
御田「バイバイ」
御田「……夏油君、凄いなぁ…」
殺しちゃった。
殺しちゃった。
やっちゃった。
御田「はぁっ……はぁっ……!!」
親を、殺しちゃった!
足元には紅いルージュの水溜まり。
綺麗な綺麗な水溜まり。
御田「っ゙…!!」
御田「貴方達がいけないんだから…!!」
御田「アタシを今更…!」
御田「人身売買だなんて…!」
御田「……はは」
御田「どーしよ!」
御田「また夏油君に怒られちゃうぅ…」
御田「今度来た時どうしよ!」
御田「…………人肉って。」
御田「どんな味がするのかなぁ…?」
やっちゃった。
殺ってしまった。
堪忍袋の緒が切れてしまった。
もう限界だ。
非術師なんて。
夏油「猿共が。」
そうだ。
あの子を殺そう。
2番目に、あの子…
いや、そうとも言わず一番目にあの子を殺したいな。
薇韵、待っててね。
その時私は夏油君に教えてもらったお肉と野菜炒めを食べていた。
お肉の種類?
内緒だよ
御田「夏油君…?」
御田「それとも、」
御田「お客さん?」
御田「夏油君が良いなぁ…」
御田「ハァイ…」
御田「あ、夏油君」
夏油「や」
御田「どーぞ」
御田「今日はどうしたの、?」
御田「何かようj…」
夏油「…(首手添
御田「……」
御田「へへ、」
御田「アタシ殺されちゃうのかぁ…」
御田「ねね、夏油君」
夏油「…最期の言葉位は聞いてあげるよ。」
御田「ありがとう」
御田「あのね、私ね、」
御田「この前、親、殺して食べちゃった!!w(ケラケラケラ」
夏油「っ゙?!」
御田「滅茶苦茶美味しかったの!!」
御田「調理方法は面倒くさいけど、夏油君が教えてくれた野菜炒めで食べたの!」
夏油「ぅ゙…ぇ゙…」
夏油「な…で…」
夏油「わ、たっ…!」
御田「安心して、夏油君」
御田「殺しちゃたのは親だけだよ!」
御田「…私のこと殺さないの〜?」
夏油「は…はっ…」
御田「ほら、ね?(首手添」
御田「私にとって死は普通じゃないけど、」
御田「夏油君にとっては死は普通になっちゃうね!」
御田「これからも頑張ってね!」
御田「今迄ありがとう!」
夏油「もう辞めろ。」
御田「え?」
夏油「辞めて…」
御田「…うん」
夏油「…そんなの辞めて…」
夏油「私の所に来ない…?」
御田「…?」
御田「いいよ!」
御田「ついて行って上げる!」
夏油「うん…」
御田「所で、約束ね!」
夏油「?」
御田「アタシを殺す時は首を絞殺してね!」
夏油「っ゙…!(頬叩」
御田「?」
夏油「もう辞めろって…、言ったじゃん…」
御田「…分かったぁ!」
御田「もうやめるね、夏油君」
御田「あと、これから宜しくね。」
御田「夏油君」
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完
御田 薇韵
とんでもねぇ子。どうなっとんのや此奴。常識が分からない。夏油君夏油君、親食べるって常識?
夏油 傑
毎回聞かれてついに此奴人喰ったかって思った。訳が分からないよ。君は本当に。ううん、常識じゃないよ。非常識。
おハム
眠たいアル。寝かせてくれアル。あの、だいぶ眠いんで。すみません…、
コメント
2件
Wow……ウチの嫁見たら気絶して倒れそう…