今思えば
引子さんは何で俺なんかに
外泊を頼んだのだろう
幼馴染イコール、安心。
これは正しい判断なのか
泊まらせる俺も
泊まるこいつも
知るはずがねぇ
飯を食わせて
風呂に入らせて、、、
あれ、
インターンって、高校生が
やるものじゃなかったっけか…?
あいつがぶっ倒れた日には
まだ、高校の合格発表は
出ていなかった
雄英合格者の記載には
俺と出久の名前が並んでたのを思い出した
そうか…、こいつ
高校生活したことねぇんだ…、、、
別に気の毒ってわけでもねぇ
そう思ったのは
俺の中学時代の記憶。
今や、笑い方も忘れちまったみてぇだ
勝)出久が寝る部屋、ここ使え…
出)ありがとう、!
さっきから俺、
部屋の説明でしかこいつと話してねぇな
それもそうか、
こいつは俺ん事しらねぇんだ
勝)なぁ、出久はここで何を知りに来たんだ?
…たとえ
こいつに世界一優れた個性が宿ってても
明日明日24にもなるこいつが
今更間に合うわけねぇんだ
なのに、、なんで…
出)……
出)…やっぱり僕迷惑…、、ですよね、。
こいつの脳から口に出てきた言葉は
俺の質問とは関係ない独り言のようだった
勝)だから…よそよそしい喋り方
勝)やめろ…や、
結局出久は何も教えてくれなかった
こうやって数日が過ぎていく
俺は少し回復して
ちよくちょくヒーロー職の方にも
顔を出すようになった
いつもの街の空気
いつもの太陽
いつもの夕暮れ
いつもの星空、、
でも、、、、、
天気だけはいつも違う
今日は雨降り
出久は時間がある時いつも外を走ってる
「体力と筋肉随分落ちたからね…」と
俺に言って
出ていく
でも流石に今日みたいな雨の日は
家にとどまっていた
今日は俺も休みだし、何もする事ねぇな
着信音)〜♩
俺のスマホからか…
勝)もしもし。
引)あ勝己くん
引)ごめんね急に出久預けちゃって…
勝)あぁ、、、別に…
引)…その事なんだけど
引)やっぱり出久引き取りに行こうかなって
引)きっと勝己くんに迷惑だよね…
勝)……別にそんなことないっすよ…
勝)なんならこのまま預かります
俺には
こいつと一緒にいたいと言う感情が
大人になるにつれて増えていったのだろう
でも、大人になるのは
本当の気持ちを隠しながら
生きていくことにも匹敵する
…でも
これからこいつを何もさせねぇで
生かすのは
こいつのためにならねぇ
だから、
勝)出久には…俺のサポーターになってもらおうかと
勝)考えてたんす、よ…
引)…、、?、
引)えぇ、、、?、、
勝)今の出久を引子さんの家に置いとくのも
勝)大変な部分は多いだろって…
引)勝己くん、、、、
引)本当にそれでいいの…?、
勝)あとは本人に…
それからなんだかんだで
一緒に住むことになった
出久と首を縦に振って
俺の家に、住むことになった
コメント
6件
天気が深ぁいねぇ…??
表現の仕方と語彙力が凄Sugi