藍くんside
2人で暮らす家に帰ると祐希さんが
玄関に 立っていた
「おかえり…藍?」
「た、ただいまです…」
恐る恐るそう言うと祐希さんは優しげな
笑顔を浮かべ俺をリビングに連れて行った。
「ちょ、ちょ、祐希さん…?」
「ん?なぁに?どうかした?」
「あ、いえ…別に…」
「もう、何怖がってるの? 」
「だ、だって…電話…」
「あぁ、あの電話?少し藍が心配になって
かけただけ、怖がらせてごめんね?」
そう言うと祐希さんは俺を優しく抱きしめた
「そうやったんですね…なら
良かったです…」
「うん、ねぇ、藍?」
「ん、何ですか?」
祐希さんのとんでもないお願いに
俺は 強く困惑した。
「へ…それって祐希さん以外と
話しちゃだめって 事ですか?」
そう言うと祐希さんは俺をソファーに押し倒す
「藍なら…出来るよね…?」
「う…さ、さすがに無理っ…あ”ぁっ!?」
すると祐希さんは俺の首を絞めてきた
「祐希さ…っ…やめっ…苦しっ…」
「出来ないんでしょ…?なら、
こうするしかないでしょ?」
「こう…する…しか…って…」
俺が言い返そうとすると祐希さんの手が
より強く俺の首を絞め始めた
「がはっ…!?祐…希さっ…離しっ… 」
段々と意識が薄れていると
祐希さんは 耳元でこう言った。
あまりの祐希さんの怖さに
俺は首を縦に振った。
「は…い…」
すると首から手が離れ酸素が
一気に身体に 入ってきた
「うっ…げほっげほっ…!!」
そして俺が咳き込んでいると祐希さんは
また耳元で言った
「藍…俺は藍が好きだから
言ってるんだからね?」
「はい…分かりました…」
俺は、はい…と言う事しか出来なかった。
「よし!じゃあ、夕飯にしようか?」
そして突然祐希さんが普段の調子に戻った。
「え、は、はい…!」
前までは普段の祐希さんに何も感じなかった
ものの、さっきの祐希さんを知ってしまった
ため、怖く感じてしまう。
そんな事を思っていると
「ほら、一緒に作ろ?」
優しい笑顔でそう誘ってくる
「はい!作りましょ?」
俺は祐希さんに近づく。そしてさっきの言葉を
思い出し感じた。 きっと…これから一生
コメント
1件
祐希さんの怖さが過激なんですが‥その怖さにドキドキしました♡ 続き楽しみにしています‥✨