テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#カンヒュ
おにぎり🍙 活動休止
36,506
#ロシアメ
ロシアメ狂信者
28
ねぎ_Y@絵チャ依存症
12,106
お久しぶりです、ほんとにすみませんでした!!
ちょっとカンヒュ飽きてしまいました。
戻った訳じゃないんですけど、長らく投稿していないことへの謝罪、元々フォロー・コメントをしてくださっていた方と、何故か100人ほど増えてるフォロワーさんに感謝を込めて書かせていただきました
感謝なので、一応甘々です。
日本の一人称迷い始めてるんですよね。私もいいけど、ちょっとイメージと違うというか。俺でもいいなら俺にしますが、みんなはどうしてるかコメントお願いします!
では、どうぞ
『深更のノックは拒めない』
「……で? 何しに来たんですか、こんな時間に」
深更、時計の針はすでに二時を回っていた。
パソコンの画面から発せられるブルーライトを浴びながら、日本はあからさまに嫌そうな顔をして扉の前に立つ男を見上げた。
アメリカ。
自分の国に戻っているはずの男が、なぜか当然のように日本の自室の扉を押し開けて立っている。手に持ったコンビニの袋をガサガサと揺らしながら、ニッと不敵な笑みを浮かべて。
「つれないなぁ、ジャパン! せっかく日本が大好きなビールと、ちょっとした差し入れを持ってきてあげたのに」
「要りません。てか、明日朝早くから会議ですよね。もう寝るところだったんですけど?」
嘘だ。本当は溜まった書類仕事を片付けるために徹夜を決めていたところだった。だけど、この国を部屋に上げたら最後、朝までペースを乱されるのは目に見えている。だから、さっさと追い返したかった。面倒くさい。とにかく、この男の底抜けのハイテンションに付き合うのが、今の私にはあまりに重労働だった。
だが、アメリカという国は——いや、この男は、日本のそんな「拒絶」を言葉通りに受け取ってくれたことなんて一度もないのだ。
「またまたぁ。電気ついてたし、PCも立ち上がりっぱなしじゃん。嘘ヘタクソかよ」
「……う」
アメリカは私の脇をすり抜けて、ズカズカと部屋の中へ侵入してくる。
彼の体から漂う、どこか甘くて香ばしい香水の匂いが、この狭い部屋を一瞬で満たしていく。それだけで、日本のペースは完全に崩されてしまった。
ハァ、と大きめの溜息を吐いて扉を閉める。
「勝手に上がらないでください……」
「ほら、座った座った! 日本、最近顔色悪いし疲れ溜まってんだろ? 俺が直々にリフレッシュさせてやろうっていう優しさだよ」
そう言って、アメリカはローテーブルの上にコンビニの袋をぶちまけた。缶ビールと、大量のジャンクフード。真夜中の二時に食べるには悪魔的すぎるラインナップだ。
「……私が太ったらどうするつもりですか」
「大丈夫だって! 俺が付き合ってやるし、最悪太ったって可愛いから問題なし!」
「……バカ言わないでください」
軽い調子で返された言葉に、心臓が跳ね上がる。
この国はいつもそうだ。思わせぶりな言葉を、まるで天気の話でもするように簡単に口にする。それが日本をどれだけ惑わせているのか、絶対に分かっていてやって居るに違いない。ずるい男だ。
日本は渋々アメリカの向かいに腰を下ろした。渡された冷えた缶ビールを受け取ると、プルタブを引く。シュワッという小気味いい音が、静かな部屋に響いた。
「……一杯だけですからね。飲んだらすぐ帰ってくださいよ」
「ハイハイ、分かってるって」
アメリカは缶を日本の缶にカチンと軽くぶつけた。
口に含んだ苦い液体が、乾いた喉を潤していく。隣で美味そうにビールを煽るアメリカの横顔を、日本はチラリと盗み見た。
面倒くさい。本当に面倒くさい男だ。
強引だし、人の都合は考えないし、距離は近いし。
……だけど。
(……一人で書類と睨めっこしてるよりは、まあ……マシ、かもだけど)
そんな素直じゃない自分の本心を、日本はビールの泡と一緒にぐっと飲み干した。
コメント
2件
最高でした!日本とアメリカの絡みを見れて嬉しい(^з^)-☆ 日本もツンデレでアメリカに素直になれないのが良き、素晴らしい作品をありがとうございます!!
お久しぶりです!謝罪なんていらないくらい、戻ってきてくれて嬉しいです。「俺」でもいいと思いますよ、ツンデレ感が増して合いそう。本編は深夜の押しかけという設定がもう最高で、ビール片手に強引に上がり込むアメリカと、素直になれない日本の距離感が甘酸っぱくて良かったです。続きも楽しみにしてますね!