外道「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!もう…許してくれぇぇ!!!俺が悪かった…警察にも自主するから、助けて!!助けてくれぇぇぇ!!!!」
どうして外道というものはこうも醜いのだろう。いつものことながら顔も声も、返り血さえも腹立たしい。けれど―。
伊集院「何言ってんだ?弱ぇ奴には何をしてもいいんだろ?最後までたっぷり苦しんでもらうからな…」
外道の返り血にまみれた先生だけは、この上なく美しく思える。
流川「…」
いつものことながらその横顔には度々見惚れてしまう。妙な高揚感に襲われる。日の光に照らされてキラキラと輝く、羽をはためかせて飛ぶ蝶々を見ているようで。
伊集院「…終わったよ、流川君。片付けに入ろうか」
でも、いくら恋人同士とは言っても、仕事は仕事。私情を入れてはいけない。
流川「…了解しました!」
この気持ちは、夜まで持っていくことにしよう。
流川「…よし!」
その夜、僕はとある計画を立てていた。いや、計画と呼べるようなものではないかもしれない。
流川「僕だって…僕だって男だ…!やるぞ…!」
いつも先生にしてもらっていることを、今度は僕が先生に返さないと。
僕は早速寝室に向かい、今まさにベッドに寝転がろうとしていた先生に声をかけた。
流川「…せ、先生!」
伊集院「ん?流川君…」
流川「え…えい!」
伊集院「?!」
ドサッ…
それから、数分が経って…
流川(ど、どうしよう…)
僕は先生の恩に報いるために、勇んで先生を押し倒した。それは良かった。…『そこまでは』良かったんだ。
けれど…
流川(ここからどうすればいいんだろう…??)
恥ずかしさやら、自分への呆れやらで、顔が下を向く。
伊集院「…流川君」
脳内パニックの僕に、穏やかな声が降りかかった。それと同時に、僕の体が一瞬ふわっ、と浮いて、布団の上に倒れた。
伊集院「駄目じゃないか、流川君」
流川「…へ…??」
伊集院「襲うなら襲うで、最後までしっかりやらないと」
優しい笑顔だが、どこか色気も感じさせるその表情。僕は胸が高鳴った。
流川「…で、でも!」
伊集院「ん?」
今の僕は、きっとひどい顔をしているに違いない。けれど、これだけは言っておきたかった。
流川「でも、僕…いつも先生にしてもらってばっかりですから、その…今日くらいは先生にも気持ち良くなってほしいんです…」
自分の鼓動が聞こえるほどに大きい。二人の視線が交わる。
―しばらくして、先に沈黙を破ったのは先生だった。
伊集院「すまない、流川君…今日は止めてあげられないかもしれない」
流川「や”ぁ”ぁ”っ//!!せんせっ…!!やっ…!//せんせぇっ!!…」
伊集院「どうしたんだい、流川君」
先生が腰を動かす度に品の無い音が部屋に響く。先生の前だというのに、あまりの快楽で僕は声が我慢できない。
流川「いやっ//!!せんせぇっ//とめ、てぇっ…!!あっあぅぅっ//ひぁっ…!!!//」
少しでも声を抑えようと枕に噛み付こうとするが、その度に後ろに回された手を引き上げられてしまう。
伊集院「嫌なわけがないだろう?体は正直だよ」
流川「はぁ、ぅっ…!」
耳元で囁かれて、思わず肩が跳ねる。
流川「いや…!!ちがっ」
その言葉を遮るように、僕の奥に何か入ってくる。一層強い快楽が五体を走った。
流川「あ”ぁっ!!//」
伊集院「相変わらず流川君は…ここが好きでしょうがないんだね」
流川「ちが…!!そんなんじゃっ//あっ//あぁっ!!//や、ぁ”んっ!!//」
ゴリュ、ゴリュ、と奥で何か擦れる音が聞こえる。その度に快楽が倍になっていく気がした。
伊集院「素直じゃないね、君も…っ」
流川「あ…//、あぁっ//!ほ、ほんとに…そんなんじゃっ//!!やぁっ//!やめっ//とめ”てっっ//!!あ”…んんん”っっ//!!」
伊集院「…!」
流川「あっ、あっ//!!はぁんっ//あ”…イくっ//!!イ”っちゃうっ!!!」
伊集院「っ…あ、私も…そろそろ、まずい…っ!」
流川「ん”んっ///!とめ”てっっ//!!とめ”てぇっ///!!」
伊集院「はっ、ぁ…っ!」
流川「あ”ぁぁぁぁぁっ///!!
…お”っ…//おぉっ…はぁ、うぅ…ふー、ふー…」
伊集院「っはぁ、っはぁ…」
絶頂とのギャップに対応できず、僕はそのまま寝落ちしてしまった。
伊集院「…流川君…」
先生が僕に声をかけた。寝ている僕の頭を優しく撫でてくれる。
伊集院「君の気持ちは嬉しかったよ。…けど、君はそのままが良い。…私のことは、気にしなくていいんだよ。私は…」
流川君に触れることができるだけで、幸せだからね―。
コメント
9件
((;°Д°;))カタカタ ぬ、ぬし様…?どうしてそんな神みたいな小説が書けるんですか…?! なんなら自分の推しカプで発狂しました、ご馳走様です。
うん…最っ高ッ!天才すぎでしょ