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場所はいよいよフリーク州の映画スタジオの事務所に辿りついた2人だった。そこでルシア・エルビラがいた。ルシア・エルビラの回想シーン(昨日。ルシアの自宅にて
ルシア・エルビラがLINEで「演技頑張るから応援しろよ、ゴミ。」とクインに送るのだった。クインは「嬉ぴー!ベストを尽くして下さい、マイダーリン!!」と送信するのだった。)
ルシアの心の声「何が嬉ぴーだ、バカ。」と。
美澄エカチェリーナの心の声「あの人が元天才子役のルシア・エルビラ…」
ルシア「私はルシア・エルビラ。あんたが美澄エカチェリーナか?ソー・ハインの親友になったそうだな?」
エカチェリーナ「ええ、そうよ。私はエカチェリーナ。あなたは元子役だったわよね?」
ルシア「ああ、そうだ。あのインタビューをテレビで見たのお前?」
エカチェリーナ「見たわよ?3歳児のインタビューとは思えなかったわよ本当に。何だか私のルーツのロシアにもいい刺激になったの。」
ルシア「マフィアだのKGBだのそう言う偏見を排除しろってことだよな。ちょうどいい機会だな。私たちのフリーク映画でハリウッド映画に対抗できる演技をしようじゃねぇか?」
エカチェリーナ「そうね!私たち2人で初主演の演技をしてベストを尽くしましょう!!」と意気投合する2人だった。
その時監督が2人の前で現れるのだった。
監督ナギ「あなたたちが美澄エカチェリーナさんとルシア・エルビラさんですね?私はフリーク州の映画スタジオで監督をさせていただいています、東京フリーク区生まれで、現在はここフリーク州に住んでる日本人男性の移民の監督ナギ監督と申します。以後、私のことを監督さんとお呼びください。よろしくお願いします。」
ルシア「でっ?台本はあるのか、監督さんよ?」
ナギ「ヒィッ!もちろんあります。こちらです。」とルシアとエカチェリーナに渡すのだった。
ルシア「ふぅん。私たちのことを本当に見てくれてんだなお前は。完璧じゃねぇか?私たちの本質を捉えて台本を考えたんだな?」
エカチェリーナ「嬉しいわよ、監督さん。どんな演技をして欲しいのかを教えて?」
ナギ監督「その前に映画のコンセプトについて私の方から説明させてください。舞台は20XX年、白人至上主義団体の元メンバーの子どもが大人になり、ネオWASPと言う集団が、偉大なWASPという白人、アングロ・サクソン、プロテスタントという理想を掲げて他の人種たちを劣った人種とみなしてアメリカの州全土でSNSで結託することから始まりました。その悪役の名前は『ノーマン・ナサニエル』です。彼はWASPの元メンバーの父親からマッチョイズムと白人第一主義の思想を押し付けられて、身体的虐待を受け、学校でも弱いと言う理由でリンチに合うほどいじめを受けていました。その彼はSNSでネオWASPを一緒に立ち上げるように宣告。復讐と国取り計画を開始して街を破壊。さらにはWASP思想を掲げてアメリカ全土を征服する計画を提案するんです。」
エカチェリーナ「私たちはどう登場するの?」
ルシア「早く説明しろ。私たちは演技や台本を覚えてぇんでな。」
ナギ監督「わっわかりました。ついて来たください。こちらです。」と焦りながら2人を案内する監督だった。
そう言って舞台セットの場所を案内するのだった。
ナギ監督「こちらが悪役として、本人役として出演するノーマン・ナサニエフ さんです。」
ノーマン「僕はノーマン・ナサニエルです。アイルランドからフリーク州へ引っ越して来て、2年目で日は浅いです。年は25歳です。しかも、俳優は初めてで悪役を演じるのは初めてですが、貢献できるようにベストを尽くしたいです。」
ナギ監督「彼はモデル経験ありますからね。控え目で自己主張は苦手ですが、俳優としてのプライドはあります。それでは、オープニングを発表していただきます。ナレーターの方お願いします!!」
エカチェリーナ「よろしくね、ノーマン。」
ルシア「….」
ナレーター「はい!!舞台は20XX年、白人至上主義団体の元メンバーの子どもが大人になり、ネオWASPと言う集団が、偉大なWASPという白人、アングロ・サクソン、プロテスタントという理想を掲げて他の人種たちを劣った人種とみなしてアメリカの州全土でSNSで結託することから始まりました。そのきっかけが、元メンバーの父親がマッチョイズムやWASPの思想を持ちすぎて、子どもに植え付けるかのように身体的な虐待をしました。その子どもが後の悪役になるノーマン・ナサニエルです。その舞台はアメリカ中西部インディアナ州のニューストン郡の一部の農村地域でした。」
ナギ監督「用意、アクション!!」
父親役「おい、ノーマン!!男のくせになぜ貧弱な野郎だ!!男なんだから強くなれ!!」と演技として殴る蹴るの暴行をするのだった。
幼少期のノーマン役「ごめんなさい…父さんのために、頑張りますから…」と子役ながらの演技をした。
ナギ監督「はい、カット!!」とカチンコボードで音を「カンッ!」と音を鳴らすのだった。
ナギ監督「いいじゃないですか?!!そのイキですよ。よし、NGなしですね。」とテンション爆発する監督だった。
ナレーター「次は10年後、16歳になった高校生になったノーマンがインディアナ州の学校に通う時です。舞台は学校です。」
ナギ監督「それじゃあ君本人にやっていただきます。」
ノーマン「わかりました。」
いじめっ子役が登場するのだった。
「おい、ノーマン。お前のパパがWASPの元メンバーだったなんてな。アハハハハハ!!」
体格のいいアメフト部主将のジョックス役「WASPの息子なんだからいじめても当時だよな!!よいしょっと!!」とノーマンをタックルするのだった。
ノーマンは演技ながら「グワッ!」とリアルに叫んで吹っ飛ばされるいじめられっ子役をこなすのだった。
ナギ監督「はい、カット!!君は初経験とは思えないくらい演技上手いですね、ノーマンさん」
ノーマン「本当ですか?ありがとうございます。」
ナギ監督「次は家に帰ってSNSで投稿するシーンをノーマンさん。お願いします」
舞台撮影はノーマンの自宅の部屋設定。
ノーマン「僕がWASPのメンバーの子どもだからいじめられる….親父にも殴られるし、こんなクソッタレな世界なんて…この手で潰してやる!!イッツアファッキンクレイジー!!そうだ。『ネオWASP』を一緒に立ち上げて、父さんがやって来た思想を受け継いで、非白人ども、カトリックというマイノリティどもなんて、消し去ればいいんだ。こうすればホワイトでプロテスタントでアングロサクソンなアメリカが出来上がる。」と闇堕ちするかのようにSNSに投稿。
ナギ監督「はい、カット!!次はノーマンがリーダーになって公園で同じ同胞の白人たちと一緒に『NEO:WASP』と書いてある鉢巻を配って同胞たちがリーダーであるノーマンをいじめていた学校で銃乱射事件を起こす演出をしましょう!!」
ノーマン「わかりました。」
ナギ監督「用意、アクション!!」
ノーマン「いいか、お前ら同胞どもよ!!俺らホワイトでアングロ・サクソンで、プロテスタントな人種は、これより、NEO:WASPを立ち上げる!!理由はわかるな?!!俺らで理想の社会を作るために、俺ら以外の人種やカトリック、マイノリティを排除する!!」
同胞たち役「そうだ!!俺らは純血な人種!!それ以外は劣ってる!!」と鼓舞していくのだった。
ノーマン「まずは、全員でマシンガンを持って、俺をいじめてた学校を襲撃するぞ!!」
同胞たち役「よっしゃぁ!!いじめっ子なんて銃には敵わねぇはずだ!!」
ナギ監督「はい、カット!!次は学校で銃撃事件を起こすシーンを始めます。その後は、日系人の商店街やカトリック教会を襲撃する演技をしましょう。用意、アクション!!」
ノーマン「いいか、クソみたいな学校どもよ!!俺をいじめてたクソッタレども!!これはネオWASPの、ネオWASPによる、ネオWASPのための復讐だ!!」と言い、同胞たち全員で映画用の銃を乱射。
いじめっ子役、アメフト部主将のジョックス役、その生徒役のスタントマンたちは見事に血糊が吹っ飛びながらも倒れる演技をこなすのだった。
同胞たちの一部メンバーがロシア料理店やラテン料理店、さらにはカトリック教会にいる人たち全員を乱射し、店員役、神父役のスタントマンたちが倒れる演技をするのだった。
ナギ監督「はい、カット!!凄いですね!!これR18+指定になりそうで嬉しいです!!これぞ最高傑作なアメリカ描写ですね!!」と喜ぶのだった。
ナレーター「この銃撃事件により、ネオ:WASPを掲げる団体が爆発的に増える要因となり、次第にノーマンを神様のように讃える同胞たちが支持率を上げるようになった。そんな時には女優業をしている美澄エカチェリーナとルシア・エルビラが住む場所は違えど、WASPに対してどうやって挑むか楽しみです。」
ナギ監督「それでは美澄エカチェリーナ役の美澄エカチェリーナさん。ルシア・エルビラ役のルシア・エルビラさん、お願いします。」
ナレーター「ワシントンD.C.在住のラティーノ女性とルシア・エルビラとカリフォルニア州に住むロシア系日本人女性の美澄エカチェリーナがネオWASPをぶった斬るホラー的展開になるのでしょうか?!!まず最初の舞台はカリフォルニア州の街中です!!」
ナギ監督「用意、アクション!!」
WASPの群衆役A「おい、こいつ日本から来たロシア野郎だぜ!!
群衆役B「アメリカの敵だから、いっそぶっ放してやろうぜ!!」
美澄エカチェリーナ「フフッ…それでは遠慮なく、ぶった斬らせてもらうわよ。」と左手で中指付き立てて、「シュッ!」と懐から三日月型の斧を取り出した。そして、テレスコピック構造(伸縮式)なため、2m持ち柄が伸びて、バルディッシュが登場。192cmの身の丈に合わせるためだった。
群衆たち役「行くぜ!!」と言ってバンバン演技用の銃が出てくるのだった。美澄エカチェリーナは巨体な身体とは裏腹に猛スピードでワイヤーなしで銃を避け始めて、バルディッシュで群衆たちを血糊が吹き飛びながらも圧倒するのだった。
エカチェリーナ「ロシアを舐めるからこうなるのよ?ネオWASPどもよ。」と笑顔で捨て台詞を吐いて歩き去るのだった。
ナギ監督「はい、カット!!本当にワイヤーなしで演じたのは凄いですね!!大丈夫でしたか?!!」と心配そうに声をかけた。
エカチェリーナ「大丈夫よ。ハリウッド映画に立ち向かいたい思いがあったからね。これがロシアだとアピールできるから。フフッ。」
ナレーター「続いては、ワシントンD.C.在住の女優のルシア・エルビラが登場します。」
ナギ監督「用意、アクション!!」
群衆たち役「おい、そこのラテンかヒスパニック野郎!!お前女優のルシア・エルビラだよな?」
そう言われて後ろを振り向くルシアだった。
ルシア「そうだけど、何だお前ぇら?言っとくけど、私のルーツはラティーノだ。ヒスパニックと一緒にするな。そう言えば、だっせぇ鉢巻してるな?」
群衆たち役「何だと?!!どうやら死にてぇらしいな!!お前は祖国の敵だ!!ぶっ放せ!!」と銃で撃つのだった。
ルシアはワイヤーなしで鞘から「シュッ!」とマチェーテを取り出して銃弾を避けながら血糊を出しながら圧倒するのだった。
ルシア「ったく….お前らは私のことを典型的なラテン系としか見てねぇからこうなるだろうが、バカ」と冷ややかな目で毒舌を吐くのだった。
ナギ監督「はい、カット!!ルシアさんまでワイヤーなしで平気だったんですか?!!」
ルシア「平気に決まってるだろ?正義を振りかます連中はこう始末した方がインパクトあるだろうが。」
ナレーター「続いては、徐々にネオWASPを壊滅寸前まで圧倒する主人公の美澄エカチェリーナとルシア・エルビラの2人が勃発するのだった。
ナギ監督「続いてはセットした廃墟となったお化け屋敷で2人にバトルをしてもらいます。用意、アクション!!」
エカチェリーナ「ここなら誰も来ないわね。」と言い、床下から「トンッ!トンッ!」と響き、ルシアが現れるのだった。
ルシア「っん?キエン・デモニオス・エレス?」
エカチェリーナ「スペイン語で『あんた誰?』か。私は美澄エカチェリーナよ」
ルシア「私はルシア・エルビラ。ここで何してる?隠れてるのか?」
エカチェリーナ「ええ、そうよ。ネオWASPの奴らから隠れてるの。ここなら誰も近づかないわよ。不気味な場所だから。」
ルシア「ここで勝負しねぇか?私たちは同じ匂いがするからな。」と冷徹な眼差しで言い、鞘からマチェーテを取り出すのだった。
エカチェリーナ「フフッ…いいでしょう。ロシアの力を見せつけてやるわ。覚悟しなさいよ…ルシア・エルビラ!!」とヒステリックに咆哮しながら三日月型の斧を懐から取り出して、2mまで持ち柄を伸ばしてバルディックにするのだった。
ルシア: 「おめぇの斧、いい鉄使ってやがるな……日本の匂いがするぜ」
エカチェリーナ: 「当然よ、私の魂と一緒に研ぎ澄ませたんだから!」
ナギ監督「音楽をお願いします!!」
音楽担当「はいっ!!」と言って『IのHow can I live 』という曲を2人の対決のBGMにするのだった。
ルシアとエカチェリーナが激突するのだった。
お互いに汗をかきながら本気モードの死闘を繰り広げて引き分けになるのだった。
街中の人役「このお化け屋敷にネオWASPの奴らの標的のルシアとエカチェリーナが中に入った?ホラーキャラみたいな…」
街中の人A役「もし対決してるなら、映画FvsJ的展開だぞ!!」
ナギ監督「はい、カット!!お疲れ様でした。いやぁ、演技とは思えない実際のバトルみたいに本気でやり合いましたね。もうNGなしですね、このバトルは。それでは休憩といきましょう。」
エカチェリーナ「疲れたぁ…本当大変だったわ。もう怖かったけど、楽しかったわ。どうだった、ルシア?」と少し複雑な気持ちで話すのだった。
ルシア「まあいいんじゃねぇか。死ぬ覚悟でここまで戦えたのも、私にとっては最高だったぞ。」とミネラルウォーターの入った水筒で水分補給するのだった。
休憩1時間を終えて再び演技に励む俳優たちだった。
撮影セットはノーマンの自宅部屋です。
ナギ監督「それじゃノーマンさん。演技をお願いします。」
ノーマン「この人形のおかげか。僕を悪魔にしてくれて。」とアンナ人形を持つのだった。
ナギ監督「アンナ人形の声優さんも演技お願いします!!」
アンナ人形の声優「なかなか上手くいかないわね。せっかくアタシのサタンちゃんをあなたに取り憑いてあげたのに…まああなたのせいじゃないわ。」
ノーマンはサタンに取り憑かれた状態で今まで以上に低い声で怨嗟を吐きながら「あいつら2人のせいだよ!!僕が作った、ネオWASPを壊滅寸前まで追い込むからだ!!ふざけるなぁぁぁぁ!!」と叫ぶのだった。
アンナ人形役の声優「ノーマン。私がなぜ怨霊になってこの人形に取り憑いたか教えるわね。」
ノーマン「アンナさん…」
アンナ人形役の声優「それはね。私が東京に移住したカトリックを信仰してたイングランド人でね、長崎の旅行で博物館に行ったの。それでキリシタン処刑を見てしまってショックを受けたから、天使を信じられず、悪魔を信じてしまったの。それでストレスが溜まってアパートから落ちて死んだの。それでこの人形に乗り移ったの。ありがとうね。捨てられた人形を拾ってくれて。」とジメジメした雰囲気と悪魔的な雰囲気が融合して漂っていた。
ナギ監督「はい、カット!!順調ですね。これならキリスト教と神仏習合のホラー文化が融合してる演出ですね!!」と熱狂するのだった。
ナレーター「いよいよ終盤です。エカチェリーナとルシアがノーマンの家の前で話すのでした。」
場所はノーマンの自宅前の外。
エカチェリーナ「この家はアメリカじゃなんだか見たこともないくらいジメジメした雰囲気だし、悪魔が住んでる感じがするわね。きっと呪われてるに違いないわ。」
ルシア「私たちの力だけでは及ばねぇな。だったらカトリック系のフリーク教会の神父さんと禅宗系のフリーク寺の住職さんにフリーク神社の神主さんに電話してみるわ。」
ネオWASPの群衆たち役「見つけたぞ、マイノリティども!!リーダーの家には誰も近づかせねぇぞ!!」
エカチェリーナ「時間稼ぎするしかないわね。」
ルシア「しつけぇクソ野郎どもだなぁ、エカチェリーナ。こいつらバカどもは私が相手するから、お前はその家に行け。」
エカチェリーナ「っでも..」
ルシア「今すぐ行って確かめて来い。住職さんに神父さん、神主さんが来るまで時間稼ぎするのはそれしかねぇんだ。だからお前は行け。」
エカチェリーナ「わかった。死なないでよね?!!ルシア!!」と叫ぶんでノーマンの家に上がるのだった。
ルシア「死ぬか、バカ。私は死なねぇよ。」と冷淡に感情を排除して語るのだった。
そう言って、ルシアは180cmありながらも、殿(しんがり)を自ら引き受けて、華麗にマチェーテで銃弾を切り捌き、血糊を浴びながらも群衆たち役を圧倒するのだった。
エカチェリーナがノーマンの家に上がると湿度60%のジメジメした濃い空気が漂い、呪われた家だと感じるのだった。その時サタンに取り憑かれたノーマンが悪魔特有の低い声で話すのだった。「何しに来た?ロシア野郎。お前みたいなクソッタレは、私の国にはいらないんだよ。」
エカチェリーナ「はぁ?どの口は言うのよ?!!そもそもね、あんたアメリカはどんな国か知ってる?移民によって成り立ってる国なのよ?!!しかもね、歴史的にもスペイン王国による支配から始まって、最終的にはブリティッシュから独立してジョージ・ワシントン大統領によって建国された国なのよ?!!わかってるでしょ?!!だから自分の都合のいいように、悪者扱いして、ワシントン大統領を泣かせるなら許さないわよ!!」
ノーマン「あぁもううるさい、うるさい!!こうなったらお前から消し去ってやる!!」と言って演技用の包丁を取り出してエカチェリーナに襲うのだった。エカチェリーナも懐からバルディッシュを取り出して応戦するのだった。
そして、エカチェリーナはバルディッシュを逆に持ち替えて、2mある持ち柄で包丁を「ガンッ!」と破壊した。ノーマンが「ファッキュー!!このルスキー野郎が!!」と中指突き立てながら攻撃するが得意のシステマという格闘技を生かし、至近距離でノーマンのお腹を低い位置でキックするのだった。ノーマンは「グワッ!!」と白い唾を吐きながら「ドンッ!」と倒れるのだった。
血糊を浴びたルシアは感情を排し、汗をかきながらもノーマンの自宅前で殿を務めながら寄せ集めの群衆たち役を薙ぎ倒すのだった。そこでフリーク州から来た本人役として登場するフィリピン人女性の住職と、スペイン人男性の神主、さらにはネイティブ・アメリカンのホピ族にルーツがある男性の神父の3人の聖職者ガルシアの目の前に集まり、4人でノーマンの家に向かうのだった。
ノーマンの自宅にて
ルシア「エカチェリーナ、もうこっちは片付けたぞ。群衆どもはもういねぇ。あとはノーマンただ一人だ。」
神父「どうやらあなた様にはサタンに取り憑かれて精神を病んでしまっているでしょう。なのでこの聖水を浴びなさい。」と言い、「ビチャッ!」とかけるのだった。
ノーマン「何だ?!!サタンがどんどん消えていく…」
サタン「お前だなぁ。聖水をかけたのは…」
神父「そうです。ですが、あなたはサタンですね?ではここで消えてもらいます。あなたたちは2階に行って下さい。別の呪いがいるはずです。」
エカチェリーナとルシア、住職と神主は2階に行ってアンナ人形のところに行くのだった。
※ちなみにノーマンの家は土足OKなので、全員靴を履いています。
神父「サタンよ、退け!!聖大天使ミカエル、戦いにおいて我らを守りたまえ!!」と十字架にかけられたイエスの姿と共に十字架を取り出して呪文を唱えるのだった。
2階にて
エカチェリーナとルシアは立ち止まり、住職と神父はアンナ人形に向かい、それぞれの役割を発揮した。
住職は呪われた人間の怨霊がいる人形に「摩訶般若波羅蜜多心経…観自在菩薩…」と数珠や経典を持ち、般若心経を唱えて煩悩を消し、神主は神社の言葉で「祓え給え、清め給え、神ながら(かむながら)守り給え、幸え(さきわえ)給え」と穢れを払い、アンナ人形役の声優は「何?!!私の…呪いが…何だか複雑すぎる!!」と言った。
神主「この人形は私の神社で供養いたします。ご協力ありがとうございます。」と例をするのだった。
住職「アンナ人形の声が聞こえてきます。この人形はもともとアンナという怨霊によって、呪われていました。イングランド人女性で、熱心なカトリック信者でした。日本が大好きで東京に移住して、旅行に長崎に行ったのですが、長崎の歴史博物館で、キリシタンが処刑される姿を目の当たりにして、精神を病み、東京のアパートでサタンを信じるようになり、また気持ちが落ちて転落死してしまったそうなんです。彼女自身もイングランドにいた時も根暗で厨二病だと思われて学校でいじめを受けたことも相まって日本に移住したと言っています。イングランドはプロテスタントが多い地域で彼女の住んでた場所は、カトリック教徒が少なかった場所だという背景も大きいと言っていました。」
エカチェリーナが涙を流して悲しそうにこう言った。「人はみんな…残酷ですね。恐怖の本質は….人の思いだったなんて…彼女だって…きっと本当の自分を見てもらえなくて…愛されたくて…優しいノーマンに悪魔の力を借りて取り憑いた….」
ルシアは無表情ながらスマホで**『911番通報』**として電話するのだった。
※アメリカで警察の電話番号をかける時は911です。日本で言う110番通報のようなものです。
「うぅぅぅ!!」とサイレンが鳴り、ノーマンの家に辿り着くのだった。
警察官A「ノーマン・ナサニエル。あなたは人々を誑かし、殺人教唆の疑いで逮捕する。」と言って手錠を「ガチッ!」と金属の音を鳴らしながらパトカーに連行するのだった。
もう一人の警察官Bはマッチョでいつも甘いピンクのドーナツを頬張って食べながらみんなを見つめていたのだった。
ルシアとエカチェリーナ、神父、神主、住職はお互いに別れ旅立つのだった。
音楽担当がエンディングをルシアのBGMである「calle 13 のlatinoamerica」が最初で最後にはエカチェリーナのBGMには「オレグ・ガズマノフさんの前進せよ、ロシア」を流すのだった。
ナギ監督「はい、カット!!典型的なラティーノとロシアのステレオタイプを排除したいいエンディングですね!!もう完全にNGなしの思った以上に完璧ですね!!R18+のスプラッターホラーアクション兼呪い映画の『美澄エカチェリーナvsルシア・エルビラ』の完成です!!ブラボー!!」と言い、全員に拍手するのだった。
ナギ監督「それじゃあ、編集長さん!!公開はいつ頃になりますか?」
編集長「来年の2025年の6月13日金曜日の方がいいですね。」
ナギ監督「アハハハハハ!!13日金曜日ネタですか?!!これぞホラー映画にピッタリの公開日ですね。それまでに編集はできますか?」
編集長「任せて下さい!!」
ナギ監督「ハリウッド映画にギャフンと言わせるフリーク州が制作したフリーク映画だと見せつけられる時です!!それじゃあ今日はゆっくり休んで…18歳のエカチェリーナさんや17歳のルシアさんはティーンエイジャーで学校があるでしょうし、一旦解散しましょう!!お疲れ様でしたぁぁぁ!!映画の出演料は何週間後かわからないけど君たちの銀行に振り込んでおくようにするから!!」と大笑いするのだった。
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読了しました!第33話、映画撮影シーンということで、まるで一段落ついた感じがありつつも、この物語の根底にあるテーマがぎゅっと詰まった回でしたね。特にエカチェリーナがノーマンに「アメリカは移民の国だ」と語りかけるシーンには胸が熱くなりました。彼女の正義感と、ルシアのクールだけど確かな連帯感。二人の距離感が少しずつ縮まっていくのも良いです。ラストの3人の聖職者がそれぞれの方法で人形を供養する場面は、多様性を描く黒屋さんらしい温かさがあって好きです。お疲れさまでした!