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コメント
2件
やばっ!!!!!!! こういう物語書けるとこめっちゃ尊敬!! 相変わらず良かった。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
ああー、めちゃくちゃ良かった……!! 自分には特別な才能がないって悩むなーくんに「お前がいるから俺たちは輝ける」って一人ひとりが伝えるシーン、ここで泣いたわ。最強の武器じゃなくて「みんなのホーム」としての役割、って気づきが刺さる。こういう“支える強さ”をちゃんと描いてくれる作品、本当に好き。続きめっちゃ気になる🔥
華やかなスポットライトが消え、歓声の余韻だけが残る深夜のレッスンスタジオ。
鏡に映る自分を見つめながら、ななもり。は深くため息をついた。
ななもり。「みんな、あんなに強くて輝いているのに……」
個性豊かなメンバーが集まるこのアイドルグループで、彼はいつも
「自分は何のためにここにいるんだろう」
と悩んでいた。
最強のエンターテイナーとして場を爆笑に包むジェル。
最年長としてグループの芯を支えるさとみ。
圧倒的な明るさで周囲を照らすムードメーカーのころん。
いつも丁寧な敬語で完璧な気配りを見せるるぅと。
そして、一瞬で人の心を掴み、笑顔にさせてしまう莉犬。
まぶしすぎる5人の影に隠れて、ななもり。は自分の居場所がどこにもないような、強い孤独感に襲われていた。
「俺、このグループに必要なのかな……」
思わず口からこぼれた小さな呟き。
その時、スタジオのドアがガラリと開いた。
ジェル「何一人で暗い顔してんねん!そんな顔してたら、せっかくのイケメンが台無しやで!」
大きな声を響かせて入ってきたのはジェルだった。
その後ろから、他のメンバーたちもぞろぞろと姿を現す。
さとみ「こんな夜中に呼び出すなんて、珍しいな」
ころん「なーくんが残ってるって聞いたから、みんなで戻ってきたんだよ!」
ころんが屈託のない笑顔で駆け寄ってくる。
るぅと「夜は冷えますから、これをどうぞ。ちゃんと体調管理してくださいね」
るぅとが優しく微笑みながら、ななもり。の肩に温かいタオルケットをかけた。
莉犬「なーくん!俺ね、なーくんと一緒に食べようと思って、美味しいお菓子持ってきたんだ!」
莉犬が目を輝かせながら、ななもり。の服の袖を引っぱる。
みんなの優しさが、今のななもり。には少しだけ痛かった。
彼は俯いたまま、絞り出すように本音をこぼした。
ななもり。「……みんな、ありがとう。
でも、俺、みんなみたいに特別な才能がないんだ。
ジェルくんみたいに人を惹きつける面白さもないし、さとちゃんみたいな強さもない。
ころちゃんみたいに場を明るくもできないし、るぅちゃんみたいに気が利くわけでもない。
莉犬くんみたいに、誰かを一瞬で笑顔にする力もない。
俺は、……このグループで、どこに居ればいいのか分からないんだ」
スタジオに沈黙が流れる。
さとみ「なーくん…」
ななもり。が顔を上げるとさとみは悲しそうな表情を浮かび上げていた。
さとみ「あのさ…バラバラな俺たちを一つに繋ぎ止めてくれたのは…なーくんなんだよ…」
ななもり。「え……?」
今度はジェルが、ななもり。の肩をガシッと掴んだ。
ジェル「なーくん、俺がどれだけ暴れても、絶対に受け止めてくれる安心感があるから、俺は最強のエンターテイナーでおれるんや。なーくんがおらんかったら、俺の笑いはただの暴走やで」
ころん「そうだよ!」
ころんが言葉を続ける。
ころん「僕がどんだけ空回りして失敗しても、なーくんはいつも『大丈夫だよ、よく頑張ったね』
って笑ってくれる。
なーくんがいるから、僕は安心してムードメーカーになれるんだもん!」
るぅとがななもり。の目を真っ直ぐに見つめ、丁寧な口調で、しかし力強く言った。
るぅと「僕が周りに気を配れるのは、なーくんがいつも僕たち全員のことを、誰よりも深い愛で見守ってくれているからです。
なーくんの後ろ姿を見て、僕は育ったんですよ」
最後に莉犬が、ななもり。の手をぎゅっと両手で包み込んだ。
「俺ね、なーくんが笑ってくれるのが一番嬉しいの。
なーくんがそこにいてくれるだけで、みんなが、そしてリスナーのみんなが、世界中で一番幸せな場所を見つけられるんだよ。
なーくんの居場所は、ここ以外にどこにもないんだからね!」
メンバー一人ひとりの言葉が、ななもり。の凍りついていた心を満たしていく。
自分には何もないと思っていた。
けれど、彼らが個性を爆発させて輝けるのは、自分がみんなの「ホーム」として、そこに存在していたからなのだと気付かされた。
特別な武器がなくても、5人を愛し、支え続けることそのものが、自分の唯一無二の役割だったのだ。
ななもり。の目から、温かい涙が溢れ落ちた。
ななもり。「みんな……ありがとう。俺、ここにいていいんだね……」
さとみ「当たり前だろ、バカ」
さとみが少し照れくさそうに笑う。
ジェル「よし!泣き虫なーくんを笑顔にするために、とっておきのネタ披露しちゃうでー!」
ジェルの大声に、ころんが
ころん「またそれ〜!?」
と突っ込み、るぅとと莉犬が楽しそうに笑う。
5人の笑顔に囲まれながら、ななもり。は涙を拭い、心からの笑顔を咲かせた。
もう、迷わない。
この最高の仲間たちと共に、どこまでも走り続ける。彼らの最高の居場所は、いつでもこの6人の真ん中にあった。