一章・愚かな殺し屋
〜最終話 後編 『七十九年目の東方裁判』〜
涙腺注意
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真実は明かされる。
俺はどうしても聞きたかった。コイツが戦争をする理由。戦争なんて、、、戦争なんて、、、!
大本営はゆっくり足踏みをし陸に近寄って大本営はそっと口を開いた。
大本営「、、、私が世界を壊そうとした理由。最愛の人が望んだ世界を作る為にしなければならなかったからだ。」
陸「最愛の人?が世界を壊す事を望んだのか、、、?」
コイツなに言っているんだ?好きな人が望む作る世界に破壊が必要、、、?
大本営「、、、その真髄を聞くのは長話になるぞ。」
陸「そんなのはとっくに覚悟している。俺にだって聞く権利があるだろ。
大本営「そうか、、、。」
コイツは下を少し俯いて、やがて上を向き記憶を遡るかの様に目を瞑っていた。そして___
大本営「、、、。」
分かりずらいが、凄く険しい様な哀しい様な顔をしていた。
大本営「私も貴様と同じく愚かだったんだ。感情論で動いてはならないと思っていたのに。彼女に出会って私に色んな価値観を見せてくれた。彼女は厳しい戦場に優しい光を持ってきてくれる様な人だった。」
陸(、、、コイツもしかして___)
大本営「あの時は気づかなかったがこれは、、、恋と呼ぶのだろう。」
陸「!」
、、、コイツ、、、大本営は情けなさそうに苦笑の微笑みをしている。まるで自分のその時抱いた気持ちが愚かだよな。と言うように。
大本営「しかし彼女は、、、空襲により命を落とした。」
陸「え。」
大本営「必死に熱が失った彼女を揺すっても、焼け切れた街の真ん中で彼女の名前を叫んでも。声が空襲の音に溺れてしまうようで、、、。彼女から返事は返って来なかった。」
今は、、、澄み切った快晴。不思議な空間に俺と大本営しかいないのに、コイツはその時の真っ赤な空襲を思い描く様に哀しい哀しい顔をしていた。
味方にして憎む奴。無機物の様な態度をするコイツに情なんかないと思っていた。
でも嗚呼、良かった。コイツも人間だ。
大本営「彼女がよく口すさんでいたんだよ、皆が笑顔になれる世界を作りたいと、皆の故郷になれる理想郷を作りたいと。」
陸「、、、?でもお前。首都を捨てる計画をしただろ。」
大本営「、、、。」
下を俯いたまま俺の言葉を待っている。
陸「彼女が云う理想郷がお前が望む世界ならどうして、、、首都を捨てる計画を。世界を壊そうと思った?」
大本営「それこそ愚かだったんだ。彼女の死が受け入れなくて、その悲しみを憎悪を敵にお前らに向けてしまった。全てを見極め平等に裁く司令官として情けなかった。」
陸「何で‼︎何でそうなるんだ‼︎』
俺は声を荒がえてコイツに言い放った。コイツは何故?とゆう風に目を見開いていた。
陸「最愛の人はそんな事望んだのか⁉︎司令官として情けない行動を取るのが‼︎本土を犠牲にする世界を望むと云ったのか⁉︎」
大本営「、、、」
陸「お前が云う最愛の人が心底から望む世界は何だ⁉︎」
大本営「、、、ッ」
奴は何かに気づいて俺に顔を向けていた。そこには後悔とゆうよりも彼女が望む世界を否定したのは紛れもなく自分自身とゆう事実に自分を咎めるように涙していた。
陸「俺もお前も人間だ。所詮、感情論で動く。でも、それでいい行動するのは感情論で十分だ。だがな自分の意思も理解できぬまま行動する奴はいずれ見放される。」
陸「今、問うぞ一度しか聞かん。お前はどんな世界を望む?」
大本営「彼女が、、、皆が恋する理想郷。」
陸「、、、その言葉が聞けて良かった。俺もだ。」
さぁ〜と吹く春の風。紫色の桜の花弁は二人を囲んでいた。風が強く吹いている。それは柔らかく強い意志とも云える。
大本営「最期にいいか?」
陸「あぁ。」
大本営「、、、幾ら素敵な国となっても日本が罪を戦争を起こした事に変わりはない。だから全ては俺が背負ってやる、だからお前は___
陸「当たり前だ」
空は青く高く澄んでいた。
君は最期まで微笑みを絶やさなかった。
正直、まだ君を許していない。最期の最期に神が成した国を頼むとゆうくそ重たい意志を託して。ほんと身勝手がすぎるな。
約束しよう。
次世代まで、この國を護ると。お前の意思を。皆の理想郷を。今まで繋がれてきた意志の襷を決して止めない事を。
爾今、あの世と現世の境界にてここに栄光有り。
日の丸 陸「じゃあな___。」
大本営こと 『日の丸 昭和』
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日帝「、、、」
イタ王「、、、」
日帝「、、、ここは。」
イタ王「ッ!、、、お目覚めかい?」
目が覚めたら豪華な病室の天井が見えた。横を向いたら、イタ王の目に少しの涙を流し、俺の手を握ってくれていた。ほんと良い友をつけたと心から思う。
イタ王「大丈夫?」
日帝「体のことか?だいぶ回復したぞ。」
イタ王「そうじゃ無くて。」
日帝「?」
イタ王「日帝、、、寝ている時、時々泣いていたから。」
日帝「!、、、そうだったのか。」
気づかぬ内にそんな事が、、、。はぁ、彼奴に同情でもしたのだろうか?
イタ王(日帝は前を向いて、何か決心した様だった。それがどんなことかは知るよしも無いけど、悪いことではないと思った。)
イタ王「でも良かった生きてて。」
日帝「ありがとうな、イタ王。心配してくれていたのだろう?」
イタ王「それは、それはとってもね。」
日帝「すまないな。」
二人は微笑みを交わした。
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米帝「、、、別に、、、逃げてねぇよ」
大英「本当にそう思うのか?。」
米帝「、、、。」
大英「そうか。ならばお前の足枷となっている紅白の剣士殺す。」
米帝「、、、は?」
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第十七話『七十九年目の東方裁判』 完
そして___後日談と続く。
コメント
2件
最後の大英の言葉は気になるが、ほんとなんかよかったね(多分)大本営、、、、