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空を見ると心が弾む。
——あの日から、ずっと。
ある日のことだった。
長い間の幼馴染が、突然姿を消した。
姿を消してもう、3年たった。
お昼休みのとき、スマホに一件の通知が届いた。
送り手は…あの”幼馴染”だった。
急いでスマホを開いた。
「やっほー!いきなり姿消してごめんね!」
そのポジティブの文に少し笑みがこぼれた。
でも…その笑みはすぐに壊れた。
「ここでは具体的に言えないけど…もうね、会えないんだ…」
”会えない”その一言が苦しかった。
「今まで一緒にいてくれて…ありがとう。そしてさようなら。」
幼馴染の感謝と謝罪は言葉に出来ないほどの、
悲しみが重なってる気がした。
幼馴染から届いた通知が届いてから、なぜだか…
急いで家に帰った。
ポストを覗いた。
そしたら、手紙と小さな箱が入っていた。
家の中へ入り、手紙を読んだ。
手紙は、幼馴染からのものだった。
懐かしい幼馴染の文字。
いつもよりか、少し綺麗に書かれていた。
「この手紙が届いてみている頃には、私はいないでしょう
いきなり姿を消してごめんなさい。
姿を消す前になにか言い残すべきでした。
本当にごめんなさい。
私は、、あんたにも、誰にも
言ってはいないことがありました。
それは、私が命に関わる病気です。
なんの病気とは言えないけど、私はもう生きられません。
だから、あんたには、私の分まで生きてほしい。という思いで
手紙を書いています。
あんたに、このことを言ったら悲しむかなって
思って言えませんでした。
ごめんなさい。
あんたには、沢山救われた。ありがとう。
私をあんたの幼馴染でいさせてくれてありがとう。
私に声をかけてくれてありがとう。
あんたが私にとっての光でした。
ずっとそばにいてくれてありがとう。
最後に、私はずっと、空で星となってみてるからね。」
幼馴染が書いた手紙には、涙の跡と、
吐血の跡がある。でも、手紙にはぽつぽつと新しい涙がある。
気がつけば、涙がこぼれてる。
『なんでッッ?なんでッ言ってくれなかったのッッッ?ポロ
後から伝えられる方がッずっとッッ悲しいだろッッッ…笑ポロポロ
なぁッ、嘘ってッ、言ってくれよッッッポロポロポロポロポロ』
その日は止まらないほど…泣いて嘆いた。
『あ”ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!ポロポロポロポロ』
喉が枯れるくらい。
目元が腫れるくらい。
沢山…たくさん泣いた。
あれから、数年たった。
僕はもう、日々に疲れ、苦しくなった。
あの日の手紙に書かれてた
「私はずっと、空で星となってみてるからね。」
を思い出して、空を見上げた。
丁度満天な星空だった。
輝く星を眺めたら心が弾んだ。
本当に君が照らしてくれたかのように。
星を眺めてると…ふと気がついた。
あの日、手紙とともに送られてきた、”小さな箱”は
未だに開けていない。
家に帰って小さな箱を開けてみた。
そこには、星の形をした指輪が2つ。
そして、彼女のネックレス、ピンが入ってあった。
涙が零れそうになるが、グッと堪え、指輪をはめ、
ネックレスをかけ、ピンを付けた。
まるで彼女と一体化したかのように。
そのまま、ゆっくりとベランダに出た。
そして、空を見上げ、空へ呟く。
『今日も、笑って生きてるよ~!ニコッポロ』
泣きたいのか、笑いたいのか自分でも正直わからなかった。
風のように優しい彼女の声が聞こえたような気がした。
『ッ!…ニコッ』
また、君に救われた気がした。
静かに、彼女へ呟く。
妖狐のおふとん
#ちょい死ネタ