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過去物語 初めて笑った日
イリス視点
「…」
父「少しは笑え」
「…」
父「…今まで何もしてこなくてすまなかった…」
「別に」
父「3ヶ月後に時代が変わるよな」
「…」
父「何か贈ろう」
「要らん」
父「1回ぐらい…」
「どうでもいい」
「もう戻る」
がたんっ
呼ばれたから行ったがどうでもいい話だったな
「…」
準備は出来た
後は実行するだけか
ドォォォンッッ
「…」
木製だからよく燃える
父「ッ…おい…なんでこんなことをした…!!」
「…」
ジャキッ
父「…俺はお前の親だ…こんなこと…許されるわけないだろ」
パチッバチッ
父「ヒッ…」
グシュッ
父「ぁ…」
ぐさっザシュッザシュッ ぐしゅっ
父「…」
「はぁ…」
ぴちゃっぴちゃ
「…」
部下「イリス様!大丈夫ですか?」
こいつは…最近入ってきた部下か
「嗚呼」
部下「血だらけ…それに顔半分が火傷して…」
「平気だ」
「血は返り血だな」
部下「怪我の手当をしましょう」
「別にいい」
部下「良くないですよ」
部下「ずっと傷が残るかもしれません」
「どうでもいい」
部下「どうでも良くありません」
「俺のことは気にするな」
「俺が俺の事をどうでもいいんだから」
部下「私が嫌なんです」
部下「手当します」
がしっ
「っ…」
部下「終わりました」
「…」
部下「自分の体は大切にしてください」
俺の事を知らないのか
「別にどうでもいいから何もしてないんだ」
部下「良くないです」
「いつ死のうが病気になろうがどうでもいいんだ」
部下「良くないです!!」
部下「というかもう少し泣いたり笑ったりして下さいよ」
「なぜだ」
部下「屍みたいです」
「だからなんだ」
部下「自分の父親を殺したんですよね?」
「嗚呼」
部下「葛藤とか…悲しみとか…無いんですか?」
「無い」
部下「ぅあッ…」
「どうした」
部下「心が傷ついただけです…」
部下「そういえば…私以外の人はイリス様に関心がないように思えます」
「お前以外は俺の事を知ってるからな 」
部下「はぁ…いえ知ってても関わることとか無いんですかね…」
「『屍に払う敬意は無い』みたいだぞ」
部下「ものすごく他人事みたいに…」
「俺からするとどうでもいいからな」
部下「私が何とかしてみせます」
「はぁ…」
部下「イリス様」
「なんだ」
部下「常に一緒に居てもよろしいですか?」
「構わん」
部下「感謝します」
部下「イリス様!ご飯が出来ましたよ!!」
「…」
部下「私が食べさせます 」
部下「口を開けてください」
「ん…パクッ」
なでなで
「…モグモグゴクッ」
部下「っ…何も感じてないんですか…??」
なでなで
「この行動になんの意味があるんだ」
部下「喜んで欲しかったんですぅぅ…」
「…」
部下「わっ!」
「なんだ」
部下「…うぅ…なんで無反応なんですか…」
「俺はそうゆうもんだ」
「期待しない方が良いぞ」
部下「いたっ…」
部下「イリス様ー…ナイフで怪我をしてしまいました…」
「止血しとけ」
部下「…う…ポロポロ」
部下「ぅあぁぁあぁぁっ…ポロポロ」
「…」
ふきふき
部下「何なんですか本当に!少しは心配とかするでしょぉ…!ポロポロ」
ふきふき
部下「む…っ…」
「…」
部下「〜…!」
「…ぁッは…可愛いな」
部下「笑った!!」
部下「あっ…すみません敬語が…」
「別にいいぞ」
なでなで
この日から少しだけ演技でも笑うことを意識してみようと思ったイリスでした。
またねノシ
コメント
5件
いいですねぇ… そのまま心を開いてくれたらいいな
誤字だろうけど部下さんの「自分と父親を○した」的なところがめっちゃ好き()
部下に名前つけてもいい説