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約束した通り、ヴァレナは一晩ゆっくり休んだ翌日、ヨシュカと共に宿を出た。
街に滞在している傭兵に事情を説明し、レオンやエルヴィンたち前線部隊の駐屯地へ向かった。
最初の人生で進んだ山道を途中で逸れ、本来は獣道程度だった道が開かれた先にある、駐屯地にたどり着いたのだが――
「おい、なんでヴァレナがここに――」
偵察から戻ってきたらしいレオンに声をかけられたヴァレナは、今目の前にいた傭兵からの話に動揺していた。
「……どうしたんだ?」
驚いた様子のレオンが言い、その言葉に同意するような表情のエルヴィンが隣に並んだ。
「レオン、エルヴィンさん――ゼルマさんが!」
顔が強張るレオンとエルヴィンに向けて、ヴァレナは今聞いたばかりの話を伝える。
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