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このお話は特定の国を批判する、戦争賛美などの意図はありません
BL要素❌ですが、日アメっぽい描写あります
学パロと能力パロ
旧国注意⚠️
※急募 オーストラリアの省略の仕方※
これらがいい方は本編へどうぞ↓
俺らは今、走って学校の昇降口まで向かっている。
理由は……
先生「まぁぁぁぁてぇぇぇっ…!」
俺らの後ろからたくさんのteacherが追いかけて来てるからだぜ!!
🇺🇸「お、おい日本っ!この状況何とかならないのかっ!?」
🇯🇵「何とかしたいなら走れ!早く学校から出ろっ!」
🇺🇸「んな事言われても……!もう俺限界だぜっ!!」
🇯🇵「はあっ!?そんな運動できますって見た目してんのに!?」
🇺🇸「うるせーっ!!見た目は関係ねぇだろっ!」
🇯🇵「……はぁ、仕方ない……」
俺の前を走っていた日本が、突然止まり後ろを向いた。そしてどこからか札を取り出し、何かを唱え始めた。
🇯🇵「『倭洋術式【青白】時間停止』」
すると日本が持っていた札が青白く光り、 それを俺の後ろの教師たちに向けて投げた。
……当たるかと思ってビビったのは内緒な。
振り向いてみると、さっきまで追いかけてきたそいつらがぴたりと止まっていた。
🇺🇸「うおおっ!え、なんで?」
🇯🇵「僕の家に代々伝わる術式。彼らは今、体の時間が止まってるよ。」
🇺🇸「??へー…」
🇯🇵「ほら、今のうちに早く行くよ。」
🇺🇸「お、おうっ!」
🇦🇺「……アメ兄…まだかな。」
🇳🇿「…も、もしかしてイギ兄達みたいに……」
🇦🇺「……変なこと言わないで。アメ兄なら大丈夫だよ。」
??「………。」
中々来ないアメリカを心配する2人。その後ろに、怪しい影が潜んでいた。
🇯🇵「……兄弟ってのはあそこの2人かい?」
何とか教師たちから逃げ、学校から無事脱出した俺たちは、オーストラリア達との待ち合わせ場所の近くまで来ていた。
🇺🇸「おう、そうだ。」
俺たちがそっちへ向かっていると、兄弟たちは俺らに気づいたのか、こちらへ走ってきた。
……ちょっと待て、これ勢いが──
どんっ
🇺🇸「うっおおっ……どうしたんだよニュージー、こんな勢いよく抱きついてきて」
🇳🇿「……怖かった。」
🇳🇿「アメ兄まで、居なくなるかと思った。」
俺の服に顔を押し付けて、ニュージーランドはそう言った。…少し泣いているのか、服が冷たい。
俺はニュージーランドの頭を撫でた。
🇺🇸「……ごめんな、心配かけて。」
🇺🇸「…オーストラリアも。」
🇦🇺「……うん。」
しばらく2人のことを抱きしめ、頭を撫でていた。
??「……」
……”誰か”が、こちらを見ていることも知らずに。
少し時間が経ったあと、日本が俺に声をかけた。
🇯🇵「……アメリカ、そろそろ日が暮れる。早く帰らないと…」
キンッ!
どこかから俺たちに飛んできた刃物を、日本が弾き返す。
🇯🇵「怪しいヤツが、君達を狙って来るよ。」
🇺🇸「…あ、ああ…」
……いや、急展開過ぎる()
🇯🇵「ほら、早く走って。」
🇺🇸「ま、また走るのかよ!」
🇯🇵「ん、なに?死にたいなら別にいいけど。」
🇺🇸「は、はは…んなわけ…」
そう言った日本の顔が恐ろしくて、思わず俺は目を逸らした。
🇦🇺「あ、アメ兄っ、」
🇳🇿「前から人が走ってくるっ…」
🇯🇵「……ふざけてる場合じゃないね、ここは僕が止めるから先、行って。」
🇺🇸「に、日本はっ?」
🇯🇵「僕は大丈夫だよ。」
🇺🇸「…わかった。先行ってるからなっ!」
たたたたた……
🇯🇵「……」
??「く、くそっ!もう少しでアイツらを捕まえられたのにッ…くそッ」
🇯🇵「…あはは、ごめんね、邪魔しちゃって(笑)」
🇯🇵「……でもね、彼……彼らは僕の友人だからさ。」
🇯🇵「ちょっと…許せないんだよね。」
たたたたたたたたたっ
🇺🇸「っ、ニュージーランド、オーストラリア!手繋いで固まっとけ!」
🇳🇿・🇦🇺「う、うんっ!」
くそっ、急に暗くなってきやがった…!だが家はすぐ近く、できるだけ急げっ…
🇺🇸「っ見えたッ!」
視界の端に俺たちの家を捉えた。
本当に、あともう少し。そんな時。
🇳🇿「アメ兄危ないっ!!」
後ろからそんな声が聞こえた。
目だけを動かして横を見れば、ナイフがこっちに向かってきていた。
全てがゆっくり動いて見えた。
もう為す術なんてなくて………
ただ、死ぬんだって思った。
?「…まだ学生の彼らに、大の大人が群がるとは…」
?「…大人気ない。」
きんっ!
?「…大丈夫か?少年。」
🇺🇸「……ぇ、ぁ…? 」
呆然と立ち尽くす俺に、突然現れた男は声をかけてきた。混乱している俺は受け答えなんてできるはずもなく、ただ見つめることしか出来なかった。
🇦🇺「アメ兄…っ!大丈夫…!?」
?「ん、君たちは…」
🇳🇿「アメ兄の弟…ですっ」
?「そうか、…君たちにお兄さんを任せていいだろうか。」
?「ここ一体の安全は私がとる。」
🇦🇺「わ、わかりました…」
?「あぁ、よろしく頼む。」
男はそれだけ言って、どこかへ消えていった。
🇦🇺「……アメ兄、とりあえず家入ろ。」
🇺🇸「…そう、だな……」
震えている体を無理やり動かして、弟たちについて行った。
しばらくして、さっきの男と日本が一緒に帰ってきた。
なんか、兄弟なんだって。日本が弟らしい。
?「君たちは日本のお友達か?」
🇺🇸「おう、そうだぜっ!俺と日本は友達!な!」
🇯🇵「っちょ、やめろッ、!肩組んでくんなッ」
?「はははっ、良かった。これからも日本と仲良くしてくれると嬉しい。」
🇺🇸「あぁ!もちろんだ!」
その後、日本とその兄…陸さんを、俺たちの家に泊まらせた。
もう日も 暮れていたし、丁度良かったと思う。
深夜
🇺🇸「……ねれない…」
俺は夜、全く寝付けなかった。
目を瞑れば、まぶたの裏側に夕方のあの光景が浮かび上がってくるから、怖くて眠れたもんじゃない。
またどこかから侵入して来て、俺を殺そうとするんじゃ…
なんて物騒な想像をしてしまう。
🇺🇸「…はぁっ、」
気分転換に水でも飲んでこようと、ベッドから起き上がって暗いリビングへと向かった。
日本side
扉が開く音で目が覚めた。多分アメリカだろう。 …眠れないのだろうか。
..当然だ、兄弟は行方不明で自身も命を狙われたのだから。
🇯🇵「…様子、見てこようかな。」
あとを追うように、僕は部屋を出た。
下へ行くと、リビングの明かりがついていた。
ドアを開けるとアメリカがソファに座っていて、少しびくっと体を震わせた。
🇯🇵「…ごめん、驚かせたね。」
🇺🇸「ぁ、日本か…大丈夫だ。…起こしちまったか?」
🇯🇵「ううん、自然に起きた。」
僕はアメリカの隣に腰掛けた。
🇯🇵「眠れないんでしょ?」
🇺🇸「……うん…」
僕がそう問うと、彼は間を置いて弱々しく頷いた。
🇺🇸「…あの時…あの、殺されそうな時が恐ろしくてっ…もし兄弟達が俺と同じ状況になったらって…殺されたらって思うとッ…震えが、止まらないんだッ…、」
震えながら言う彼を、僕は抱きしめた。
🇯🇵「…大丈夫、君も君の兄弟も、僕が守るから…。」
僕がそう言うと、彼は小さく頷き、しがみつくように僕を抱きしめ返した。
……そのまま2人してリビングで寝てしまったのは秘密。
🇳🇿「次回に続く!」