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今日も刀で風と霊を斬る。
木々の青い匂いと花の匂いが混じる。
ずっとこのつまらなくて何も感じない日々が続くと思ってた。
夜は長い、揺れろよ赤薔薇
「ごめ……なさ……ご…ん…さい」
霊の戯言は欠伸がでる
ザシュッ
「おーい!大丈夫か?遥」
「大丈夫だ。」
奏太(そうた)が来た。夜が明けた。夜は短い。
俺は遥か。そんなことを考えていた。
「いやー!お前強いよな!今の中の上だぞ」
この世には霊が潜んでいる。さらにその霊は意外と人間の近くにいる。霊にはランクがある。下、下中、下上、中の下、中の上、上の下、上中、そして上。今のは中の上か
「そうか」
つまらない返事だ。これしか出来ない
「なー遥」
「なんだ?」
「シュワンアカデミーに行く気は無いか?」
「……?」
「思考停止中かー」
俺があのシュワンアカデミーへ?冗談じゃない俺なんかが行っていいところではない。
「いや……俺は、」
「あ、ちなみにもう申請書送ってるから、お前の分も」
「……は?」
……は?いや、あれは申請書を送っても一次試験で落ちる可能性がある。今送ったとしても後7日はかかるはずだ。それまでに辞退の手紙を翠珠(すず)に送らせればいい。そうだよし。
「悪いが俺はじた」
ぱたぱたと横で音がした
「お!合格通知だな」
なぜ俺の隣に学園の使い、リリファンがいるのかわからん。
「……何故だ」
合格していた。
「おー!遥おめでとー!」
「…お前は?」
「ふっ当たり前に合格だ」
「ギリギリじゃねぇか」
「なー!じゃあお前はどーなんだよ!」
「やめろ」
「へっ返すかー!さぁて遥はどうなのかな?」
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「だから言っただろ」
「うぅ」
「…うどん奢ってやるから…」
「まじー?!速く行こー!」
「お前」
この野郎。
「さっはやくいこーぜ!」
「そうだな」