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日本語おかしいかもしれません…長いけど見てってや〜
『フィーバータウン』
そこは市長を倒した者が市長になれる法律がある町
私は今そこに向かっている。別に私が市長になりたい訳じゃない。
私の目的は___
「本当に一人で行くのか?sarv。」
低くて重たい声で私に聞いてきたのはRuv。
全く、過保護なんだから…
「えぇ、平気よ。しばらく留守番頼んだわよ」
「…分かった。」
彼は悲しそうに答えているけどちょっと喜んでいるようにも見える。
多分これからネトフリとYouTubeでも観ながらダラダラ過ごすんでしょうね。
楽しそうで何よりだわ。
「それじゃあ行ってきます!」
「いってらっしゃい。」
翼を羽ばたかせて向かったのはフィーバータウンという町。
ネットサーフィンしていたらたまたま出て来た“あの子”がいる町。
“あの子”は噂によると
・白い3mはある巨大な体
・どこを見ているかわからない大きな目
・シスターの服を纏い、頭に浮かぶ小さな王冠
・そして音が響くチェーンソー
「こんなに特徴あったらすぐ分かるけど…」
ネット情報によると“あの子”はあまり見かけないらしい。
教会によくいるけど教会がボロすぎて分かりにくいんだとか。
私は本当のシスターではないけれど、同じシスターである”あの子”に凄く魅かれた。
不思議よね。姿もなにも見ていないのに。
「…着いたぁ〜!長い道のりだったわ…」
長いとは言っても1時間半弱。私の飛行能力は舐めないで欲しい。
「さて、まず教会を探さなきゃ」
マップを開き、「教会」と調べた。多分これで出るでしょう。
でも——
「えぇ…嘘でしょ…?」
スマホに表示された『見つかりません』の文字。どうせ見つかるだろうと舐めた探し方をした私がバカだったわね…
「タウンマップを探すしかないよね…」
30分ほど探し回ってようやく見つけた。幸運な事にマップは小さくて分かりやすかった。途中通行人(?)をちょこちょこ見たけどスイカだったり性別が変わる人だったりで“あの子”はいなかった。
やっぱり教会にいるのかしら?
「えぇっと教会は…」
ない。ここにもない。見た感じ新しかったから薄々分かってはいたけれど…
「どうしましょう…?」
細々とした声が漏れた。すると
「何かお困りですか?」
下から聞こえた少し高い男性の声。見下げてみるとスーツを着た人がいた。
身長は…170cm位?
「あぁっと…誰、ですか?」
「私はこの街の市長です」
……彼は悪魔ね。頼るのは凄く嫌だけど、もうこれしかないからな…仕方ない、
「教会を探してまして…」
「教会ですか!?ありますけど…」
「こわ〜いシスターがいるけどいいの?」
彼でもなく私でもない声が聞こえた。
声の持ち主が彼の後ろから出てきたのはウサギのような容姿をした女性だったけど…はぁ、彼女も悪魔じゃないの。
「おい、Tea。彼女がこまるだろ。」
「え〜?別に事実よ〜」
シスターの格好をしなくて良かった。よく考えるとあの服だと怪しまれるものね。
「案内してくれますか?」
「もちろんです。Tea、ここは俺がやるからお前は帰ってろ」
「わかったわよ〜」
ウサギの悪魔は帰っていった。
「さぁ、こちらです」
**************
教会が見えてきた。ここからは一人で行けそうね。
「ありがとうございました。ここからは一人で行くので、」
「…分かりました。では」
そう言って彼は帰ってくれた。正直移動時間は辛かった。
気持ちを切り替えて、私は教会に入ることにした。
「さて、いるかしら?」
ボロいとは聞いてたものの…ここまでとは。
きのこやヒビが入った柱、黒や灰色の生き物が湧いている床、割れたガラス、
「ここで過ごすなんて…」
普通なら反響する声も全くしない。変な感じ…
「一通り見終わったわね…」
運が悪かったらしく“あの子”はいない。
はぁ…思わず大きなため息をついてしまった。
「諦めるか…」
そう言って私は教会を出た。そして
「誰…ですか?」
チェーンソーまじりに聞こえる低いけど綺麗な声が聞こえた。
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市長に教会をあげると言われたときはとても嬉しくなりました。
みんなここを『ぼろい』だとか『きたない』と言うけど、私はとても満足しています。
いつかは綺麗にしたいけど、直す方法がわからないのでこのままです。
「…外、でますか」
そういえば最近は外にあまり出ていませんでしたね。また、ぶったぎる?をしますか…
チェーンソーは…絶好調ですね。
「ヴィィンンンンン!!」
私はこの音が好きです。何というか…これあっての私という気がして…
町の方に行ってみると何やらお話をしている人が見えました。
「___!——?ww」
「あの人たちは…確か…」
確かこの前私の教会のわるぐちを言った子供でしたっけ?…最初の人にしますか
「!?お、お前hー」
『ぐちゃ』
体が切れて潰れる音がしました。
「AHAHAHAHAHAHAHAHAHA!」
あー楽しい。凄く…楽しいです。たしか誰かがそれは かいかん だって言っていた…ような。
「ぐぇぇ!!」
「うわぁぁぁぁ」
「あべし!!!!!」
まさにあびきょうかん…です。
チェーンソーもいつのまにか真っ赤に染まっていました。
洗わなきゃ…でも…振ったら落ちますよね。
「おいTaki!」
「?」
声の主は…市長でしょう。私の友人ですから間違いないです。
ですが市長は…怒っている?
「あれほど殺すなと…」
「…すみま、せん」
なんとなく市長の言ってることは分かりました。
確かに少し忘れていましたね…
「お前はすぐ帰れ!」
「はい…分かり、ました。」
ここから何キロあると思っているのでしょうか?
まぁ良いですけど…
「そういえば、さっき人が教会に向かっていたぞ」
「…………?」
何を言っているのでしょうか?まぁ大事じゃないでしょう。
でも一応早めに教会に向かいますか…
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教会に着くと
ギィィィ
…?扉が開く音がしました。どうしたのでしょうか?
早歩きで行くと今度は
「諦めるか…」
高くて綺麗な声と、ため息が聞こえました。
声の方向に向かうと、
ピンク色の髪の女性がいました。
「誰…ですか?」
私はチェーンソーまじりの声で尋ねました。