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目が覚めると自室で……
腹の上が重いし何か足に絡まってるなぁと思いながら横を見ると…
梅宮……?
え?デジャブ??
俺泣くと気絶するタイプ??泣くのダメじゃん…
俺が呆然と梅宮の顔を凝視してたら……
梅宮「…んぅ、あ、皐月起きたぁ?」
この髪型でッ!この笑顔!しかも舌っ足らずッ!!
こんのイケメン野郎がッ!!!
皐月『…、早くどけ』
梅宮「え、辛辣ッ」
俺が話すと梅宮嫌々離れて
梅宮「なぁ、昨日も話したけど俺ら恋人に戻ろうぜ?」
皐月『……、俺は…やっぱり縛られたくない、勿論お前らの事好きだけど……、誰かのモンになるの…嫌だ』
梅宮「……、そうか」
立ち上がり後ろ姿の梅宮の顔は良く見えない……
梅宮「…じゃあ、また学校で」
そのまま部屋を後にしてしまった……
俺はどんだけ周りを傷付けば気が済むんだ…?
折角好意を渡されたのに…、何も返せない、何も渡せないこんな自分が憎い……
桜にも会わせる顔なんて…ない
そうだ、いっその事この街を出ようか…
そうすれば誰も傷つく事ない……
寂しくはなるがこれが最善策だろうな…
思い立った俺は直ぐに高校へ電話をして今月中に引越しをするから他県へ移ると嘘を付いて高校を辞める、と話した
未練なんてない、これが正解なんだ、大丈夫、自分を信じろ…、これが最善策