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The last one〜最後の1匹〜

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The last one〜最後の1匹〜

5 - 5話 Curiosity killed the cat

2025年10月04日

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舞台は北方の國。

この、時期でも雪が積もる。積もる処の話ではない。猛吹雪である。窓の外は猛吹雪だ。古びた会議室。ここの設備は古く、この部屋を温める石油ストーブの匂いが鼻を突く。豪奢だが、全く寒々しい重苦しい会議室の中で…………


味方の國、北方の國、北欧の國の3カ国による諜報組織のトップリーダーが集結している。極秘裏に行われた会議だ。

吹雪が窓を叩く、重厚なテーブル、顔を隠すような帽子や煙草…………


「奴等は非常に忠実である…………しかしだが時代は変わった。それでも且つ高い能力を有している。始まりから今の今まで、幾度となく裏方で國に対して貢献をしてくれたものだ…………」


「まぁ、確かに…………20年前まではなぁ…………だが情報はすでに共有済み。国家間の秘密はない。」


「うむ…………」

画像

「奴等は活動の場を広げようとしている。勿論、ワシらからのオーダーが減っている事もあるのだろうが。」


「好奇心が過ぎると危険な目に遭う…………」


「ふぅ……知りすぎようとすると危ないぞ、か。

まるで「好奇心が猫を殺す」…………だな」


「もう、スパイはリスクにしかならぬ。」


「そこで…………3國のスパイには、お役御免を被って頂こうと…………?」


「うむ……どう思うね…………」


「北欧の國は、それで良いか、と。」


「スパイはリスク。味方の國も、それに倣う所存。」


「うむ…………では其れ其れの國で特殊部隊を準備し、スパイを一掃する。タイミングは…………1月後の今日、では遅すぎるか?」


「早速、帰国して準備致しましょうぞ。」

「で、それと……シンパシーネックを装着した動物…………」


1人の男が、静寂の後にひとりが灰皿に煙草を押し付ける。


「どう、対処するのか…………」


「あの動物達も、リストに入っているな?」


「当然だ」


石油ストーブに手を当てながら、そう答える。


部屋の外、暗い廊下を兵士が行き来する。


暗い地下の一室で、非情な決定が下された。


外では相変わらず、廊下を行き来する兵士の靴音と、無情な雪と、無常と、権力だけが、音を立てていた。


「みな殺しだな。」


一同は、解散した。


…………………………

「Curiosity killed the cat」
意味:好奇心が過ぎると危険な目に遭う。
例:知りすぎようとすると危ないよ、まるで「好奇心が猫を殺す」。

…………………………


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