こうして、2組の夜は更けゆく…
💚亮平side
❤️うーは♡結構酔っ払っちゃった〜♡♡
ピッチ速くガンガン飲む涼太に呆気に取られながら、俺は自分のペースを守りながらほろ酔い気分で涼太を見ていた。
白い肌がピンク色に染まっていて、胸元からのぞく鎖骨がものすごくエロい…。
メンバーで飲みに行くことはたまにあるけど、ロイヤル舘様がここまで酔っ払うのを見るのは俺も初めてだった。
❤️阿部ももっと飲めよ!!
💚いや、もう…
いくらするかわからないような高級ウイスキーをグラスにガンガン注がれる。
何飲んだっけ?
確か初めは白ワイン、それから赤ワイン、日本酒も挟んで、今はウイスキー。
チャンポンもいいところだ。
この様子じゃ涼太は明日は二日酔い確定だろう。
涼太の作ったおつまみはどれもそれはそれは美味しくて、それぞれの酒に合って最高だったけど、一方で上機嫌に笑いまくる涼太のその感じにむしろ不安が募る。
💚( 思ってたんと違う〜💦)
まあ、でもステージやオンの時とは違う素の涼太をこうして見られるのはメンバーの特権だよね。
なんとなく嬉しい気持ちで俺は尋ねた。
💚めっちゃ飲むね?なんかあった??
❤️いやぁ〜〜俺はいつもこんな感じよ???笑。別に俺ロイヤルなんかじゃねぇし笑笑
確かにローランドさんや仲良くさせてもらっている芸人さんたちといる時はこんな感じなのかな、と俺が思い起こしていると、
❤️ねえ
💚?
❤️阿部、好きな人とか、いる?彼女とか
💚え、いきなり…?
急に涼太の目が据わったかと思うと、真剣に俺を見つめてきた。
俺は思わずたじろいでしまう。
💚いや、はは〜!何?急に?笑笑
❤️……
笑って誤魔化そうとしたが、涼太は俺を見つめたまま、答えるまでは話を続けない雰囲気を出している。
え?
でも言えないし。
今?
え、これってそのタイミングなの?
いや、告白はもうちょっとちゃんとしたい。
でもこれはもしかしてチャンスなのか…?
俺が逡巡していると
涼太が、
❤️俺、真面目に聞いてるんだけど。
と、言った。
俺はその吸い込まれそうな黒い瞳と、強い意志を込めて熱を帯びた涼太の視線に思わず
💚いる
と、答えてしまった。
瞬間。
涼太は満面の笑みを浮かべて、
❤️俺も〜!!!
と叫んで、バタン、と倒れた。
💚はぁ……????
涼太は倒れ込んで、俺の膝の上で眠ってしまったようだった。
ちょ、、、💦
なんなん、、、、、💦💦
こんなの心臓に悪すぎるだろ。
少し揺すってみたが、起きる気配が全くない。
そうしているうちに規則的な寝息と、微かなイビキが聞こえてきた。
💚マジでなんだったんだ…
俺は諦めて膝の上の涼太をそのままに、柔らかな黒髪を撫でる。
❤️んーっ、、、
💚ふぁっ!!!ごめんごめんごめん!!!!!
❤️……スー…
…どうやら起きたわけじゃないらしい。
そして今の寝返りで眠り込む涼太が仰向けになった。
💚綺麗な唇…(ホゥ
涼太、お前が好きなのは翔太なの?
それとも、俺にも少しは可能性あるの?
いくら問い掛けても答えは返ってこない。
涼太はぐっすり眠ってしまっていた。
どれぐらいこうしていただろうか。
そして……
俺は我慢ができず、とうとう涼太の紅い唇に自分の唇を重ねた。
💚ごめんね
それは一体誰への謝罪だったんだろう…。
🖤蓮side
💙んまっ!!!
🖤美味い?
翔太くんのこの顔見たさにいつも料理捗るよなー♪と、俺はパスタを頬張る5歳児のような翔太くんをにこにこ見つめる。
これで5つも年上とかマジで信じらんないんだけどw
💙いやぁー、最高だわ。
🖤嬉しいな
💙いやあマジで感心する。お前も、康二も、あと…いや、2人とも料理とかよく出来るよな。
あと…?
舘さんかなと思ったけど、俺は無視して「まぁね」と答える。
翔太くんの「うまっ!」が聞きたいんだよね、みんな。
🖤俺もしょっぴーにうまいって言われると張り切っちゃうからさ。
💙え!また俺バブい?ww
🖤うん、可愛い♡
💙///やめ、ろっ!!
その勢いでモリモリと付け合わせのサラダを頬張って、むせるところまでが全部全部可愛い。
可愛すぎて胸が痛い。
はあーーー
何なのマジ天使なの…?
ドラマや映画に何本も出させてもらって、イケメンな俳優さんや綺麗な女優さんと何人も共演させていただいてはいるけど、これほど心が動く相手はいない。
俺はいつからか、翔太くんのことで頭がいっぱいになってしまった。
収録でも、楽屋でも翔太くんばかり見てしまう。
そして、翔太くんの可愛い瞬間は全部目に焼き付けたくて、余韻に浸りたくて悶えてしまう。
「それスノ」のオンエアも鬼リピしてるし、編集して実はしょっぴー特集も作ってしまった。
この存在が俺だけのものにならないかなー…
💙ぐろ?めぐろ??聞いてる?
🖤…!え?なに???
💙いや聞けよwww
🖤うん?
💙俺、今日泊まってっていい?
🖤え!あ!いいよ、もちろん!たまに泊まってるじゃん。全然構わないよ!
俺は心の中でガッツポーズを決める。
やった!これは今日こそ言えるタイミングだ。
💙うん、うまかった!じゃあ俺片付けやるから風呂入って来いよ。
🖤え?…ああ、いいの??
💙もちろん。ごちそうさまー。
会話が夫婦みたいだなーとぼーっとしていたら、翔太くんがテキパキと片付けを始めた。
よし!!!
今日は2人きりだし(大抵ラウールや康二に邪魔されてしまう)絶対にキメる!!!!
俺はいそいそと風呂へ向かった。
告って、オッケーもらって、もしかしたらその先もあるかもしれない…
はやる心を抑えて、ニヤける顔を整えて、俺は全身隅々まで綺麗にした。
🖤出たよー!しょっぴー?
💙ぐう…😪
てか寝てるし!
マジで寝つき良すぎるから!!!
翔太くんはソファで俺を待っている間に眠り込んでしまったようだ。
俺は悲しいような、ほっとしたような複雑な気持ちで、
🖤もー、風邪引くって…
と、そっといつものように翔太くんの唇を奪った…(何度かやってます)
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