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真っ白なレースがあしらわれており、透け感のある生地が内腿に触れているだけで羞恥心が募る。
結び目の部分には小さなリボンが付いていて可愛らしくもあるが
肝心なところを覆う布は極端に少ない。
さらに大胆なことにおしりに穴が空いていて、挿入しやすい作りになっている。
(さすがに大胆すぎるかな……っ?尊さんに引かれないといいな…)
鏡に映る自分の姿に不安と期待が入り交じる。
でも尊さんならきっと……受け入れてくれるはず。
そう思った直後
「恋、寝室で待ってるからな」
扉の向こうから尊さんの声が聞こえ、ビクッとする。
「は、はい!すぐに行きます!」
慌てて返事をする。深呼吸して心を落ち着かせると、意を決して寝室へと向かった。
◆◇◆◇
部屋に入ると尊さんがベッドサイドに座っていた。
部屋全体は、間接照明の柔らかな光に包まれていて
その温かさが今の俺の緊張をかえって際立たせるようだった。
ベッドサイドに座る尊さんの姿は、まるで彫刻のように精悍で、そのオーラだけで空気が重い。
俺の足音に気づいて顔を上げた彼と目が合った。
「来たか」
尊さんの低い声に、待っていたという響きを感じ取って、俺の胸は激しく高鳴る。
期待と、それ以上の畏れのような感情がない交ぜになって喉が詰まる。
ドアの近くで立ち尽くす俺の手には、汗で湿り始めたバスローブの裾が固く握られている。
沈黙が流れる中、尊さんが口を開かないことに、俺はますます居心地の悪さを感じていた。
動かなければ、と、勇気を振り絞って重い足を一歩前へ進み出た。
深呼吸をし、意を決してバスローブの結び目を解く。
胸元がはだけ、冷たい空気に晒される瞬間のゾクッとした感覚。
そして、ゆっくりと肩から落としていく。
床に落ちたローブが、柔らかな音を立てた。
その音さえ、この静かな部屋ではやけに大きく響いた。
尊さんの目が、まるで品定めをするかのように俺の全身に注がれているのを肌で感じる。
その視線が熱くて、俺は全身が燃え上がりそうだった。
「あ…っ、あの…」
言葉が詰まる。
情けないほどに声が緊張で震えて、ただ立っているだけで精一杯だった。
真っ白な肌の上で、華奢なレースと細い紐でできた紐パンだけが
俺の唯一の防具として頼りなく揺れている。
極端に布地の少ないデザインに加え、おしりに空いた穴が想像以上の恥ずかしさを増長させる。
人前でこんな格好をするのは初めてで、特にそれが尊敬する尊さんの前だと思うと、顔から火が出そうだった。
だけど、尊さんは何も言わずに、ただ俺を見つめている。
まるで時間が止まったように固まっているようにも見えた。
(…やっぱり似合ってない?期待外れだったのかな…どうしよう、萎えさせちゃった、かな…)
不安が津波のように押し寄せてきて、心臓が激しく脈打つ。
「や、やっぱり…変です…よね?」
顔を真っ赤にしながら、今にも泣き出しそうな震える声で問いかけると
長い沈黙の後、尊さんの表情が僅かに崩れた。
硬く閉ざされていた唇が、ゆっくりと弧を描く。
「……いや…凄く似合ってる」
「え……変じゃ……ないんですか?」
恐る恐る訊ねると、尊さんは椅子から立ち上がり、ゆったりとした動作でこちらへ近づいてくる。
一歩一歩が、俺の心臓を鷲掴みにするような威圧感を伴っていた。
「可愛いすぎるくらいだ。まさかとは思うが…会社でも履いてないだろうな?」
「なっ、無いです無いです!尊さんに見せたくて、今日のために買っただけで…!」
必死に首を振って否定する。
「へえ、ならもっと近くで見せてくれるか?」
耳元で囁かれたその言葉に、思わず後ずさりしそうになった瞬間
尊さんの長い腕が伸びてきて、俺の肩をしっかりと抱き寄せられた。
「わぁっ」
バランスを崩し、尊さんの広い胸に飛び込む形になる。
そのまま抱き締められ
温もりと、尊さん特有の落ち着く匂いに包まれた瞬間
俺の心臓の鼓動は、さっきまでの倍以上になりそうだった。
「可愛いお前によく似合ってる」
耳元で囁かれる言葉は、俺の理性という名の壁を崩壊させていく。
全身が熱を帯び始める中で体の力が抜け、次第に意識がトロトロと溶けていくのを感じた。
「あ……」
尊さんの指が、レースの隙間から露わになっている俺のお尻に触れた瞬間
彼の動きがピタッと止まった。
(や、やばい…もう、うずうずしてきちゃった…紐パンの摩擦と、尊さんの手の温度で、腰が、やばい…)
下半身が熱を帯び、意識せずとも腰が微かに揺れ動いてしまう。
尊さんの視線が、俺のお尻へと釘付けになっているのが抱き締められている状態だからこそ分かった。
そう考えているうちに、尊さんの指先が穴の淵をそっとなぞる。
「ひっ……」
レースの滑らかな感触と、指先の熱。
思わず息が漏れ、変な声が出てしまう。
その指先の感覚だけで、全身に鳥肌が立ち、股間がツンと立ち上がっていく。
「ずいぶんと大胆な部下になったもんだな…」
尊さんの声には、いつもの余裕がなく
珍しい戸惑いが混ざっているのが分かった。