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俺達は、やっとの事で扉の前についた
近く見えて、以外と遠かったから、大変だった…
「それじゃあ、開けるよ?」
俺の言葉に、二人は頷く
ガチャッ
扉を開けると、そこには、侍の姿をした人が立っていた
たっつんから聞いた話しの通り、敵は一人ではないらしい
この人は……どうなのかな?
無理だとは思うけど、簡単というか、誰も死なないゲームがいい……
「あぁ、やっと来たか…っ!お主……いや、何でもない……」
一瞬あいつはたっつんを見ると驚いたような表情を見せた
あれは…何だったのかな?考え事してた……
「自己紹介だ、拙者の名は侍、以後そう呼べ
お主達の事は確認済みだ」
「あ…あの、質問、いいですか?」
俺は、恐る恐る手を挙げた
また、うりのように…撃たれるかもしれない…そう思ったら怖かった
「……まぁいいが、手短にな、ゲームの時間が減る」
だけど、俺の予想と真逆で、質問に答えてくれるらしい
まぁ、嬉しい事なんだけど…以外だったから
だってずっと刀握ってるし……
「お主、早く聞きたい事を言え」
「あっ、すいません…」
ヤベ、考え事してた…
早く言わないと、あの刀で切られそう…
「それじゃあ質問、侍は、俺達が来る前に、ゲームをしてた?俺の仲間と……
してたらさ、その仲間がどうなったかが聞きたい…!」
俺はずっと聞きたかった事を聞いてみた
この質問は、歩きながらたっつんとなお兄で決めた
「……ゲームには勝った…今生きているかは分からないけどな」
俺はその言葉に、ホッとした
ゲームには勝っているんだ……生きているかは分からないけど…
「さぁ、早くゲームを始めるぞ
今回の命令は……このめんこでお主達三人で勝負しろ 負けた者は首切りだ」
めんこ……そして首切り…
覚悟してたけど、やっぱり残酷だな、処刑の仕方
めんこは子供の時に少しやったな……
でもそれっきりやった事ないし、俺負け……
…いや、俺は、みんなのために死ぬって決めたんだ
勝つことだけに集中しちゃってた
死ぬって決めたのにさ…
やっぱり、死ぬって怖い事なのかな……
「まぁ、お主達は知っていると思うが、一応説明しておく」
侍は、めんこを手に持ち、めんこの説明を始めた
1.床の上にめんこを数枚並べる
2.手持ちのめんこを交互に投げ、床に並べためんこを裏返したら、そのめんこを取れる
3.一番めんこを多く取った人の勝利
「それで、負けた人は首切りと……」
なお兄は、俺とたっつんを交互に見つめた後、下を向いた
何だったんだろうと思ったが、すぐに、
「あぁ、俺と同じで死のうとしているんだな」と感づいた
目が、同じだったから分かった
死ぬと決意したとき、廊下にあった鏡を見た時の俺と同じ顔
なお兄、悪いけど死ぬのは俺だから…俺が死んでも許してくれよ……?