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結婚してから数週間。
ライラは日中は編み物したり裁縫したり庭園を散歩したりして過ごしていた。
夕飯や湯浴みを済ませ、ライラとヴィンセントは寝台に座って話す。
「でね、今日はベレニスとボードゲームをしたの。ベレニスってゲームが得意なのね」
ベレニスとはライラの専属になった侍女である。
ヴィンセントは相槌を打つ。
「そうだな。俺もチェスで勝ったことがない」
ライラは目を見張る。
「そうなの?」
ヴィンセントは頷いた。
ヴィンセントとは数え切れないほどチェスを交えたが、ライラは彼に一度も勝ったことがない。
私がベレニスに敵わないのは当然ね、とライラは納得した。
するとヴィンセントは突然ライラを押し倒した。
ライラが何かを思う前にヴィンセントは彼女の唇を奪う。
「んん……、は、んぅ……、んんん……」
いつもしている濃厚な口づけ。
ヴィンセントはライラの舌を捕まえ、舐り、かと思うと彼女の口内の唾液を全て奪った。
「ふあ……ふ、……んっ、んん……」
口づけられている内に、ライラは局部が疼いてくるのを感じた。
頭がふわふわしていき、身体から力が抜けていく。
ヴィンセントが口づけをほどくと、銀色の糸が尾を引いた。
彼はライラから夜着を剥ぎ彼女を全裸にした。
ライラの脚を曲げて開かせ、彼女の局部が少し濡れていることを確認すると、彼女の中に中指を挿入した。
ぬぷぷと卑猥な音をたてながらヴィンセントの指は入っていく。
ぼんやりしていたライラは、はっと我に返り、赤面した。
「ヴィンセントっ……、ああっ、ひぅ……」
ライラはシーツを掴んで快感に耐える。
やがて付け根まで指が全て入り、ヴィンセントは抽挿を始めた。
「あんっ……、待っ、んあっ……、ああっ」
最初はゆっくりだったが、徐々に速めていく。
「あっ、あっ、ヴィンセントっ……、ひあっ」
指が二本に増え、ライラは膣を締めつける。
「……やっ、あんっ……あっ、……あっ」
ヴィンセントが抽挿をすればするほど愛液はあふれる。
中から愛液をかき出すように出し入れされ、ライラは気持ち良くて仕方なかった。
「ひあっ……あんっ、ヴィンセントっ……」
指はいつの間にか三本になり、速さは最高潮になる。
ライラは甘く喘いだ。
「ああっ……、も……、いく……、あああんっーーーーー」
その瞬間、ライラは果てた。
シーツをぎゅっと掴み、身体が弓のようにしなり、かと思うと布団に沈んだ。
ヴィンセントが指を引き抜くと、中から大量の愛液があふれる。
彼は指にまとわりついた愛液を隅々まで舐った。
ヴィンセントは自分も夜着を全て脱ぎ、全裸になると、硬く勃起したそれをライラの局部に当てがう。
ぼんやりしていたライラがそこを見やった時にはもう遅かった。
ヴィンセントは熱杭をライラの中に一気に押し進めた。
「ああぁああっーーーーー」
ライラは軽く気をやった。
ヴィンセントは上半身を倒し、ライラの指に自分の指を絡めて彼女を拘束すると、すぐに抽挿を始める。
「あっ、ああっ……、待っ……、ああんっ」
最初から激しく腰を打ちつけられ、拘束されているライラは逃げることもできず快楽に耐えた。
じゅぷじゅぷという卑猥な水音が寝室に響く。
「ヴィンセントっ……、あんっ、ひあっ……」
「ライラ……」
ヴィンセントは無意識に彼女の名を呟いた。
彼も行為に夢中なのだ。
「……ああんっ、あっ、あんっ……ああっ」
最奥まで激しく突かれ、ライラは甘く喘ぐことしかできない。
ヴィンセントはさらに速めた。
「あああっ……、はげしっ、あんっ、ヴィンセントっ……、も、いくっ、ああああんっーーーーー 」
「っ……」
その時ふたりは同時に果てた。
ライラの身体はのけ反り、がくがくと痙攣する。
かと思うと汗を吹き出して寝台に沈んだ。
ヴィンセントは白濁をライラの中にたっぷりと注いだ。
射精が終わると、ヴィンセントは繋がったまますぐにライラと自分の上半身を起き上がらせ、自分の胡座の上に彼女を座らせた。
そしてすぐに抽挿を再開した。
ライラは数秒前射精してしぼんでいたはずのヴィンセントのそれがもう大きく膨らんでいることに驚く。
「ああっ、……あっ、まだいってるのにっ……、ああんっ」
ヴィンセントはライラを強く抱きしめた。
ふたりの身体がぴたりと密着する。
「あんっ……、ああっ、あっ、……ひあっ」
ライラは彼の温もりが嬉しかった。
ヴィンセントの首に腕を回し、抱きしめ返す。
すると速さが増した。
「あっ、……ああんっ……、あぅっ……、きもちい……、んあっ」
激しく腰を穿たれ、ライラは喘いだ。
やがて速さは最高潮になる。
「ああっ、いく、……いくっ……あんっ」
次の瞬間、陰茎の先端がライラの子宮口をごりっと抉り、ふたりとも達した。
「ああああんっーーーーー」
「くっ……」
ライラは背を反らせ、びくびくと痙攣した後、身体の力がどっと抜け、ヴィンセントにもたれた。
ヴィンセントは大量の欲望をライラの中にびゅくびゅくと注ぐ。
「あ……あ……」
長い射精が終わると、ヴィンセントはライラをさらに強く抱き寄せ、口づけた。
「んんっ……、んむ、……ふ……」
ライラは達した後のキスが好きだった。
舌同士を絡め、唾液を共有する。
それを心地良く思いながら、ライラはうとうととまどろんだ。
そのままヴィンセントの腕の中で眠ってしまった。