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刺激を求めている場所の近くに触れられ、期待した私は思わず胸を突き出してしまう。
けれど涼さんは焦らすように乳輪を撫で、胸元に優しいキスをし続ける。
「……あの……」
彼の髪を撫でながら、震える声をかけると、涼さんは「ん?」と乳首に吐息をかけながら微笑む。
――敵わないなぁ。
私は諦念を抱きながら、羞恥を押し隠してねだった。
「…………触って……」
「ん、勿論」
涼さんはニコッと笑ったあと、散々焦らした乳首をキュッと摘まみ、もう片方も口内に含んで甘噛みしてきた。
「ん……っ! ~~~~っ、ん、んぅう……っ」
快楽の種をジワジワと育てられてたからか、そうされた瞬間、全身にジワァッと悦楽が広がっていく。
お腹の奥がキューッと甘く疼き、乳首だけで達ってしまいそうになった私は、涼さんの肩をグッと掴み、その波に耐えた。
「恵ちゃん、まだちょっと触っただけだよ」
私は揶揄するように薄く笑った涼さんを睨んだけれど、力の入らない、フニャッとした顔になったように思える。
「沢山気持ち良くしてあげるね」
彼は嬉しそうに目を細めて囁いたあと、指の腹で乳首を転がしてきた。
「ん……っ、ん、ぁ……っ」
涼さんの執拗な愛撫を受け続けてきて、どんどん感じやすい体になってきたように思える。
(胸だけで達きそうになるなんて、変態みたい……っ)
私は声が出ないように手で口を押さえ、横を向いて必死に嬌声を殺す。
けれどそういう反応をとったのが逆効果だったみたいで、つぅっと脇腹をなぞられた瞬間、くすぐったさのあまり大きな声を上げてしまった。
「ひぁんっ!」
直後、私はバッと両手で口元を覆う。
遅れてチラ……と涼さんを見ると、彼はとても嬉しそうにニコニコしていた。
「素直に反応するのって、心にも体にもいいんだよ」
「またそういう事を……。んっ、んンっ!」
溜め息混じりに突っ込むと、やにわにキスで口を塞がれてしまう。
おまけに下着の中に彼の手が入り、潤った場所をヌチュヌチュとなぞってきた。
(~~~~っ、今は駄目っ!)
胸への刺激でたっぷり焦らされたせいか、体の奥にはジンジンと疼く快楽の熾火が宿っている。
秘所はすでに蜜を吐き出し、触れられたがってヒクついていた。
そこに刺激を与えてほしいと思っていたけれど、恥ずかしくて言えるはずもない。
なのに準備だけはできている所をいきなり触られたものだから、驚きと期待とで声が出てしまった。
「ん……っ、むぅ、……ぅ……」
けれど涼さんの柔らかな唇が重なり、私の唇をチロリと舐めては上唇、下唇と甘噛みしてくるので、くぐもった声と艶冶な吐息しか出ない。
「まず、ここで達こうね」
涼さんは僅かに唇を離して囁いたあと、コリュコリュと淫芽を捏ねてきた。
「んーっ! ん、……ぁ、……んむ、……んン……っ」
まるで自分の体に触れているのでは、と思うほど、涼さんの愛撫は的確だ。
どこをどうやったら気持ち良くなるのか熟知している手つきで、私はあっという間に快楽の波に呑まれていく。
(気持ちいい……っ、――――気持ちいい……っ)
目を閉じると脳内に涼さんの大きな手がよぎる。
スラリとしていながら私のそれよりずっと太くて長い指が、いま淫芽を細やかに揺さぶり、捏ねているのだと思うと、その想像だけで達ってしまいそうだった。
「気持ちいいね、恵ちゃん。気持ち良かったら達っていいんだよ」
チュッとリップ音を立ててキスを終えた涼さんは、横を向いている私の耳に囁き、はぷ、と耳たぶを甘噛みしてくる。
「んぅううっ、ん、ぁあ、あぁああぁ……っ、んっ、ん、く……っ」
涼さんは秘唇の奥から滲み出た愛蜜を指先に纏わせ、そのぬるつきを利用して包皮の奥に隠れていた秘玉を撫でてきた。
「はぁんっ! んぁっ、あぁあああぁ……っ!」
――気持ちいい……っ!
目の前をチカチカさせた私は、涙を滲ませ、ハッハッと浅い呼吸を繰り返す。
「達け」
けれど耳元で低い声に命令され、キュッと乳首と淫芽を強めに摘ままれた瞬間、ピンッと脚を伸ばして大きな絶頂を得てしまった。