テラーノベル
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⚠️意味不明なところがあるかもしれません。申し訳ございません。
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学園の前には、3人の先輩が立っていた。右から、いけどーんと言っている先輩、袋槍の先輩、髪が綺麗な先輩。
私は、鉄双節棍を使う先輩の肩に顔を埋めた。
なんか、先輩方、怖い。
「?四ノ宮さん?」
私を呼んでくれる先輩の声に私は答えられなかった。その先輩は優しく、私の頭を撫でくれる。
「文次が怖いんだろぉ〜?」
「……いや……小平太かもしれん……」
「仙蔵かな?」
わかんない、誰だろう。
私は鉄双節棍を使う先輩の肩にさらに顔を埋める。
「……す……みませ……わから……ない……です……」
泣きすぎたか分からないけど声が出ない。
声が小さいから、聞こえないかもしれない。
鉄双節棍を使う先輩がピシ、と固まる。
「わ、分からない?」
私は先輩の肩から離れると、私の目を覗き込む。
「……は……い」
その目を見開いて、カタカタと身体を震わせる。先輩の後ろにいた先輩方は心配そうに私を抱き上げている先輩を見つめる。
「わからないやつに!!!抱き上げられていたのか!!??」
私の顔を見ながら、口を大きく開けて怒る先輩に、私は首を傾げてしまう。
「先輩の、顔、知ってたので、わからなく無い、です、名前、知らないくて、」
「ま、待て、」
私が後ろを見ると、髪の綺麗な先輩が冷や汗を流しているのか、身体を震わせながら私に問う。
「お前、私たちの名前を知らないから私たちに近ずかなかったのか!?」
半分あたりで半分ハズレだ。
鍛錬は1人でやりたいから、断ってた……
私は首を傾げるしかできない。
「し……知ってる……先輩はいるだろう?」
クマの濃い先輩に問われ、私ははい……と答える。
「じゃあ、俺は、」
「若王寺勘兵衛先輩と、桜木清右衛門先輩のおふたりしか、お名前知らないです。」
クマの濃い先輩は膝から崩れ落ちた。
鉄双節棍を使う先輩の後ろにいた先輩が私に問う。
「さ、さすがに、同級生は、わかるよね?」
同学年の子たちなんてもっと分からない。
町での調査課題は、お兄ちゃん(小松田秀作)について言ってもらってるからだ。
「わからない……です……」
先輩も膝から崩れ落ちる。
「何してるんだ?」
学園のもんから出てきたのは私が知っている先輩のおひとりである若王寺先輩だった。
「若王寺先輩、」
「ゆえ!?よ、良かった、無事だったんだな?
全く、ダメじゃないか、こんな夜、に、」
私を抱き上げて固まっている鉄双節棍を使う先輩が目に入ったのか、若王寺先輩は眉を潜めた。
「結江、怪我をしたのか?」
少し怒ったように聞く若王寺先輩に私は鉄双節棍を使う先輩の忍び装束をぎゅっと掴んだ。
「結江?どうした?」
「怪我、してないです。」
私が答えると、若王寺先輩は安心したように笑う。私の方に両手を広げている。
「えと、若王寺先輩?」
「私のことは知っているのだろう?
知らない先輩はさぞ、怖かったろう?」
その言葉に立っていた先輩たちは、膝から崩れ落ちる。
「怖く、ないです。お顔、知ってます、」
私がそう言うと、若王寺先輩は困ったように笑っていらっしゃる。そのお顔がとても怖い。
「コラー!!!お前たち!!何しとるんだー!!」
「後輩を泣かせるとは、何事だー!!」
土井先生と山田先生が学園の門からでて、私たちを叱る。
「四ノ宮さん、大丈夫か?」
若王寺先輩より前に出て、山田先生のご子息が私を心配そうに見つめる。
「私は山田利吉だ。利吉で構わないよ。」
その顔、なんか、知ってる顔だ。
お爺様の仕事の人で私を可愛がってくれたあの人に、そっくりだ。
「利吉さ…ん…?」
私は利吉さんに手を伸ばすとバランスを崩した鉄双節棍を使う先輩から私を横抱きに抱き上げる。私は利吉さんの首に腕をまわす。眠たいなぁ、早く、寝て、起きなきゃ、
「しの、いや、結江、もう寝てしまおう。大丈夫だ。私が着いているから、ね?」
あの子を探さなきゃ
「うん……」
___
「はぁ!?」
「お前たちを!?」
「知らない!?」
頭を抱えるのが山田伝蔵。
ため息を着くのが土井半助。
「し、知らないと言うより、」
「名前を知らない、らしくて」
彼女の1つ上の彼らは目元を抑える。
確かに、食堂で見かけたり、鍛錬しようと誘ったりした時、怪訝そうな顔されるのは関わられることが苦手なのばかり思っていたが……。
利吉の胡座の中に彼女で利吉に体を許している彼女を盗み見る。目元は赤くなっており、泣いていたのが丸わかりである。
「あら、結江ちゃん!」
学園からでてきた山本シナが利吉に抱き上げられている彼女を見る。
「?今日、外泊届出ていたのになんで帰宅したのかしら?」
彼女の頭を撫でながら、山本は能天気に言う。
まぁ、周りはご察しの通りである。
その後、目を覚ました彼女に1つ上の彼らと同学年が自己紹介し合い、やっとの事で彼女が自分たちの誘いを断ることは減った。実習や鍛錬をしていく中で彼女の実力に関心するのはすぐの事。
プラス、山田利吉と仲が良くなり、山田利吉の任務や彼女の実習相手を買ってでるようになることになるとは思いもしなかった、と山田伝蔵は後に語る。
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