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ゆんしょ
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絶対辰哉
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あの日から数日。
照は変わらず、ふっかと一定の距離を保っていた。
必要以上に近付かない。
仕事では普段通り。
でも、それ以上には踏み込まない。
その変化は少しずつ、周りのメンバーにも伝わり始めていた。
────────
💜side
「おはよー」
楽屋へ入ると、いつものようにメンバーが集まっていた。
🧡「ふっかさんおはよう!」
💚「おはよ~」
❤️「おはよう」
💙「今日早いじゃん」
「珍しいでしょ」
そう笑いながら辺りを見回す。
照はまだ来ていなかった。
(まだか)
無意識だった。
照を探すことが、もう癖になっている。
数分後。
ガチャ。
ドアが開く。
💛「おはよう」
いつも通り落ち着いた声。
💜「照、おはよ!」
反射的に声を掛ける。
💛「……おはよう」
笑ってくれた。
ちゃんと返してくれた。
でも。
そのまま照は、自分の席ではなくスタッフの方へ歩いて行ってしまう。
「岩本さん、この資料お願いできますか?」
💛「分かりました」
仕事だから。
それだけ。
そう分かっているのに、少しだけ肩の力が抜けた。
💙「……」
そんなふっかを、渡辺は横目で見ていた。
💙「お前さ」
💜「ん?」
💙「最近照のこと見すぎ」
「え?」
思わず変な声が出た。
💙「本人は隠してるつもりなんだろうけど」
💙「目で追ってる」
💜「そんなことないって」
💙「いや、ある」
即答だった。
「照がいないと落ち着かないんだよ」
冗談半分で笑って言う。
だけど。
その言葉を口にした瞬間、自分で少しだけ引っ掛かった。
(……落ち着かない?)
今までそんなこと考えたこともなかった。
なのに。
最近は照が近くにいないだけで、何か足りない気がする。
💙「ほら」
💙「今も見てる」
「え?」
気付けばまた照を見ていた。
思わず目を逸らす。
💙「ははっ」
翔太は意味深に笑っただけだった。
────────
💛side
また目が合った。
今日だけで何回目だろう。
深澤は、何度もこっちを見る。
そのたびに心臓が嫌なくらい鳴る。
(見んなよ……)
そんなこと思う資格なんてない。
でも。
見られるたび期待してしまう。
“もしかして”
そんな都合のいい考えが浮かんでは消える。
「岩本さん」
スタッフに呼ばれ、資料を受け取る。
次の撮影場所へ移動するため、廊下を歩き始めた。
すると後ろから足音が近付いてくる。
「照!」
その声だけで分かる。
振り返る。
💜「待ってよ」
少し息を切らしたふっかが立っていた。
💛「どうした」
💜「いや」
「……」
「最近避けてる?」
その一言に、照の時間が止まった。
心臓が一気に早くなる。
💛「避けてない」
💜「じゃあなんで?」
💛「……」
言えるわけがない。
“好きだから”
そんな理由。
口が裂けても。
💜「俺なんかした?」
不安そうな顔。
そんな顔させたいわけじゃない。
むしろ笑っていてほしい。
それなのに。
💛「考えすぎ」
短くそう返してしまった。
💜「……そっか」
その笑顔は、どこか無理をしているように見えた。
照は思わず呼び止めそうになる。
“違う”
“そういう意味じゃない”
そう伝えたかった。
でも。
結局何も言えなかった。
ふっかは小さく笑って、そのまま歩いて行く。
一人になった廊下。
照は壁にもたれかかり、大きく息を吐いた。
💛「最低だ……」
傷付けたかったわけじゃない。
距離を置けば忘れられると思った。
でも。
離れるほど苦しくなって。
深澤まで苦しそうな顔をする。
何一つ上手くいかなかった。
その頃。
廊下の角では、偶然そのやり取りを見ていた人物がいた。
❤️「……なるほど」
宮舘は静かに目を細める。
「これは、思っていたより重症かもしれないね」
誰にも聞こえない声でそう呟くと、何も知らないふりをして、その場を静かに離れていった。
コメント
4件
切ない系かぁ〜 最終的には結ばれてハッピーエンド…だよね…?
おつかれさま〜!!第4話、めっちゃエモかった…😭💕 照くんの「好きだから」って言えないもどかしさ、無理に距離置こうとしてるのに目で追っちゃうふっか、そのやりとり全部が切なくて胸がギュッてなったよ…。翔太くんの「見すぎ」って指摘、オタクからすると天の声すぎて笑った(そこ笑うとこじゃないけど)。最後の館さんの意味深な視線で次回が怖いのと楽しみなの半分ずつ…!!続き待ってるよ〜🌸