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続きだよん


いってらっしゃいーー















コツコツコツ……

静かな早朝の社内。












昨日の事が頭に過ぎる。


ドイツさんと交わした会話が、忘れられない。









初めて自分の事をあぁして話した気がする。


今思えば、ドイツさんには変に気を遣わせてしまったかもしれない。


少し気まずい、昨日は手を振って別れたのに、
















バタンっ

🇯🇵「……おはようございます。」









案の定、そこには誰よりも早く出社していたドイツさんがいた。




もう既にノートパソコンとメモ用の手帳をデスクに広げて作業をしていた。









🇩🇪「ん、日本か。おはよう。」ニコッ










🇯🇵「はい、随分と前から作業を始めているのですか?」




コーヒーを入れましょうか。









自分の荷物を置き、よう呼びかける。


彼の目にはクマがうっすり残っている。


やはり、気を遣わせてしまったのだろうと自然と顔が暗くなる。









🇩🇪「いいのか?有難く頂戴するよ。」










🇯🇵「勿論。仕事を頑張っている社員を労るのは当然のことです。」ニコッ











🇩🇪「ははっ笑」








くしゃりと笑う彼の横顔は綺麗だ。




これは女性社員達が虜になるのも仕方がない。









🇩🇪「、日本、いきなりすまないがここの資料のやり方を教えてくれないか。」










🇯🇵「どこでしょう?

……ぁぁ、ここですかここは、ーーーーー」





















時刻は20:30





少しずつ残っていた社員たちが帰路に着く。











月の光と頼りない照明が照らす少し暗い静かな部署で、一通の電話が鳴る。


















プルルルル📞

最初は誰宛だと思ったが、日本のスマホかららしい。





彼女は軽く会釈をしてスマホを持ちドアを出る。








日本はあまり人と頻繁に連絡を、それに電話なら尚更取り合う立ちでは無い。









まぁ、急用もあるだろうと仕事に視線を戻す。









今日、日本にまた出かけに誘うつもりだったが、電話が長引きそうなら仕方がない、今度にしよう。




















いきなり、知らない電話番号からの着信。








誰だろうか、不安だが、私が忘れているだけであったら申し訳ないと電話に出る。










……

🇯🇵「もしもし、」








……

5秒ほどの沈黙の末、電話の相手が口を開ける。







「あー!やっと繋がったよ笑」



久しぶり〜日本?笑










🇯🇵「……は、?」







思わず耳を疑う、電話の相手は彼なのだ、あの、私が忘れられなかった彼なのだ。












🇯🇵「な、なん、で、。私、ブロックして、……ッ」






そうだ、彼とはあれ以来交換していた連絡ツールは全てブロックした筈なのだ。









「え?あぁ、新しいアカウントから電話かけてんの。」



いやぁ、日本、俺の事忘れられないっしょ?またやり直さない?ね?ニヤッ









🇯🇵「…なに言ってんの、笑」



もう終わったんだよ……?今更さ、ッ









「あ?うるせぇよ。」











🇯🇵「うるさいって……そうやってすぐ……ッ」












「だーかーら!お前は一生俺に着いてくりゃいいって言ってんの!」



なに?新しい男でもできたの?笑



男たらしだね〜!笑笑










🇯🇵「……ッ」





必死に込み上げる涙を押し殺す。





そのとき改めて現実を見た、今まで忘れてた。







彼はもう、私が好きだった彼じゃないんだって。

私が好きだったのは彼じゃない、化けの皮を被った偽物だったんだって。















「な?いいっしょ?」



俺さ、今お前の会社の下いるから笑




来ないと、分かってるよね?




お前の部署俺知ってっから。











🇯🇵「……ちょッ!そんなの、!」







プツッ……

瞬間、電話が切れる。







どうしよう、頭が真っ白になる。






吹き出す緊張の汗と混乱。





迷っていても仕方がない、私は所詮、彼の鳥籠の中でしか羽ばたけないのだから。









もう、私の心は限界だった。














頼れるものなんてないから、全てどうでもいいから、また彼のそばにいられるのなら私はどうなってもいい。





どう扱われたっていい。






















コツコツ、

会社の出入口の階段を降りると、見慣れた顔の彼がいた。












いかにもチャラい格好をしていて、会社帰りの人が蔓延るここでは目立っていた。















「お、!日本じゃん」笑




ほんとに来たッ〜笑
















🇯🇵「……」









「え?なに〜?知らない間に冷たくなっちゃってさ〜?」




もしかして、久しぶりの恋人との再会に感動して余韻に浸ってるとか?笑












🇯🇵「そうかもね、笑」





わざわざここまで来てどうしたの、。












「まぁまぁ、話はあとから!」



てゆうか、なんか可愛くなった〜?




俺に好かれるために努力してくれてたんだ♡



もっと早く言ってよ〜笑



こんな可愛くなってたんならすぐにでも迎えに行ったのに!笑











そう言い放ち、私の腰に手を回す。











🇯🇵「あぁ……ありがとう、嬉しいよ、 」












私は彼に依存していたのかもしれない。




いや、今更か。





また、愛されたいと思ってしまう。




じゃないと、嘘でも私の寂しさを埋めてくれる人は現れないから。






















🇩🇪「……」







日本が出て行ってから約30分、電話なら廊下に居るだろうと探してもいない。






どこに行ったのだろうか?









他の社員は全員帰ってしまった。










🇩🇪「……なわけ、ないよな。」






ふと、昨日日本が口にしていた人物を思い浮かべる。








でも、ありえない。




彼女の話だと、そいつはもう移動したらしいし、会うことは無いと言っていた。










でも、妙に胸騒ぎがする。











社内を探してもいないのだから外にいるに違いない。





俺は、日本がマフラーを置いていったのを見た。
















はぁっ……はぁっ……!













気づいたら日本のマフラーを手に出入口に向かって走っていた。































バンッ……!









出入口のドアを勢いよく開けるとそこには目立つ男と、日本の姿。


















日本は気持ち笑みを浮かべ、男を見詰めている。





男はいかにも日本の言っていた人物像に当てはまる。





日本の言っていたのはアイツに違いない。
















「なぁ、だからさ、俺らやり直そうよ。」












日本の手を取り、裏がある笑顔を浮かべて日本の決断を催促するように言う。












🇯🇵「……あぁ、そうだね、、」笑











彼女は少し、諦めた顔をしていた、。







俺は耐えきれず、咄嗟に二人の間に入る。
















🇩🇪「日本……ッ!!」











息を荒らげてそう言う俺に気づいた日本と男は、すぐに視線を俺に向ける。









🇯🇵「ドイツさ……」






「あ?なに此奴。」



日本、もしかして今の男?ニヤッ












🇯🇵「ぁ……それは、違くて……ッ」









「は〜ッ日本、俺がいてなんで他の奴に手出すわけ?浮気?さいて〜笑」











🇯🇵「……ッそっちが捨てたくせに、」ボソッ










「え?なに?はっきり言えよ!」










🇯🇵「……ッ」











🇩🇪「……俺と日本は恋仲じゃない。」




だが、お前が馴れ馴れしく日本に触れる権利はないんだよ。



今すぐその手を話せ。








「なに様だよ。お前。」笑










🇩🇪「聞こえなかったのか。」



……早く日本から離れろと言ってるんだが。








普段見ないドイツさんの姿に少し怖いと感じた。





彼も、少し怖じけずいたみたいで、力を込めていた手を離す。









「……ちッ」









🇩🇪「…日本、こっちにこい。」






強くもあり優しくもある口調につい頷き、ドイツさんの後ろに下がる。










「日本、!戻ってこいよ!どうなるか分かってんのか?」









🇩🇪「脅すのもいい加減にしろ。」




これ以上日本に手を出したら俺も容赦はしない。










ドイツさんのメガネ越しに見える鋭い目は彼を怯ませたようで、彼は少しずつ後ずさりする。










「はッ……もうやってらんねぇよ……!!」



お前みたいな女、いらねぇよ!!






私を睨みつけ、彼は姿を消した。


















俺たちは暫く静かに男が走り去った方を見つめていた。




重く、口を開けたのは日本だった。






🇯🇵「ドイツさん、巻き込んでしまってごめんなさい。」






🇩🇪「気にするな。」






暗い顔で俯く彼女に、持っていたマフラーを巻く。









🇯🇵「……!これは……」



わざわざ、ありがとう、ございます。









🇩🇪「日本、怪我はないか?」







🇯🇵「えぇ、。」









🇩🇪「……」




ふと、彼女を横目に見る。










🇯🇵「……ッ」泣)ポロポロ









日本も限界だったんだろう、俺はそっと日本の頭を撫でる。









🇩🇪「よく頑張ったと思うよ。日本。」










🇯🇵「……ッ」



うわぁッ  泣)ポロポロ

どうしよう……ッひっくッ、嘘でも、ッ私の寂しさを埋めてくれたのッ……ッ彼だけだったのに、ッひっく、泣ポロポロ










🇩🇪「……なぁ、日本。」







俺は、少し言葉を詰まらせた。






今、伝えていいんだろうかと。







でも、今しかない。











🇯🇵「……ッひっくッ」泣ポロポロ









いつもまにか、俺の胸に顔を埋める彼女を抱きしめて、俺は呟く。













🇩🇪「もし、良かったら、俺がずっと日本のそばにいてもいいか?











俺は昨日、いや、日本と初めて会った時から日本に惚れていたのかもしれない。











🇯🇵「……ッ」ビクッ












俯き、俺を抱きしめたまま、暫く沈黙。







ギュッ……

🇩🇪「……ッちょ、日本?!」









1層力が強くなったかと思えば、日本はクスッと笑って顔を上げる。









🇯🇵「……くすっ、笑」








勿論、嬉しいです、笑ニコッ












🇩🇪「……ぁッ」//











泣いた跡と、寒いせいで赤くなった目元と頬、それに照れているのか耳も赤い。







そんな笑顔が愛おしい。


















俺は、そんな彼女の”本物の笑顔”を




守ってあげたいと心から思った。












🇩🇪「日本、愛してる。」








🇯🇵「奇遇ですね、私もです」//ニコッ











俺は、彼女を抱き返し、一緒に笑う。



















はい、おかえり





まとめたくて長くなっちった✨





ゆるちてね






これで独日の短編を終わるよ




なんか、やって欲しいカプ会ったら是非!


⤴︎報告部屋の主の地雷必見







では、さようなーら!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

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ユーザー

独さんの性格と元カレの性格が綺麗に対比になっていてとてもいい作品でした! 日本さんの心の変化もしっかりと描写されていてとても印象的な書き方をしており素敵です 伏線などもしっかりと織り込んでいて,あっと驚く楽しみを与えてくださり本当にありがとうございました 素晴らしいところがたくさんで私の語彙力では到底表せない,見習わなくてはと思うところが多くありました からめるぷりそさん,ありがとうございました!

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