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和也×○○
モブ1「あ、あの子だよ、」
モブ2「あー、他校のヤンキーとつるんでるっていう子?えーっと、、貝原○○さんだっけ?」
モブ1「そうそう、1年の時同じクラスだったけど、ずっと1人だったな〜。。」
モブ2「美人なのにな。あんな無表情だったら話しかけにくいわ。」
聞こえてるんですけど。せめて本人に聞こえないように喋るべきじゃないの?
ま、言われ慣れてるけど。
和「○○〜!帰ろ!」
「和也。。ん、ちょっと待って」
和「じゃあ30秒な!」
「ちょ、急かさないでよ」
「今日も陰口言われたー。無表情だの何だの。ほんとに。。」
和「人見知りやもんな〜。w 今はこんなに笑顔できるのに。」
「それは和也だからだよ」
和「…無自覚でたまに攻撃せんといて、」
「んー?」
和也は、小学3年まで東京で暮らしていて、高校入学と同時にまた戻ってきた。言わば、私の幼なじみ。人見知りな私が高校で唯一緊張せずに話せる相手。
-クラス-
和「あ、○○これ。」
「あぁ、ありがとう」
和「はいよ〜、w」
-カエリ-
和「ほんまにクラスだったら俺相手でも緊張するんやなw」
「うん。」
和「頑張って口角上げようとしてんのおもろかったわw」
「あ、気付いた?」
和「気付いた。w」
「面白かったってことは、、いけてたってこと?」
和「いやぁ、、?w」
「教室の皆んな後ずさってたからそんなことは無いんだろうね。うん、知ってたよ。」
和「ま、こっからよ!慣れていこ!」
-クラス-
和「ほら、○○、にぃーってして!」
「ちょ、触んないでよ、」
和「あ!待って今のいい感じ!!もっかいやって!」
「今の、?」
和「ちょ、それ眉毛上げただけやんw」
モブ1「なぁ、最近貝原さん雰囲気違うくない?」
モブ2「だよな。」
和「…もう止め。俺だけに見して」
「?何を?」
和「何もないー。」
「…何これ?」
朝学校に着いて靴箱を開けると、1枚の紙切れ。周りを見渡しても誰も居ない。
とりあえず開けてみるか。
「…え」
“貝原さん今日の放課後3階空き教室に来てください”と書かれてあった。え、果たし状?ヤンキーとつるんでそうとか色々言われてたけど実際つるんでないし、果たし状とか無縁だったからどうしていいか分からん。それとも何、ラブレター、、いや、違うな。親しい男子居ないし。
男「付き合ってください!」
…あれ??果たし状じゃ、、ない??放課後空き教室に行くと、隣のクラスの男子。
「え、あ、え?いや、、あまり話したことないですよね」
男「はい。。いや、でも笑顔が可愛いなと思って!!」
笑顔、?学校で笑顔、、私が??和也と練習してたときの?いや、皆んな後ずさってたし。。
男「大橋くんと帰ってる時をたまたま見かけて。」
「あぁ。。」
男「お友達からでも!!」
すんごい剣幕、、正直苦手だな、こういうタイプ、
「いや、無理」
男「貝原さん!おはよう!」
「はぁ、おはようございます、」
男「貝原さん!次移動?」
「まぁ。」
男「貝原さん!次体育なの?頑張って!」
「…どうも、」
いや、何???本当に苦手だ、、
和「○○ー、どしたんアイツ。」
「…知らない」
和「ふーん?」
-カエリ-
和「なぁなぁ、○○、俺に隠してることあるんちゃう?」
「え?隠してること、、特にないけど」
和「告白されたって聞いたけど。」
「あー、、少し前にね。」
和「断ったん?」
「うん。」
和「なのにあんなに絡まれてるん」
「うん。めげないよね」
和「告白されんの珍しいな」
「ね。小学生以来。」
和「え、誰??」
「教えない」
和「え、何年生のとき?」
「…3年。」
和「もしかして、俺?」
「…うん」
そう、引越しして離れ離れになる日、ずっと好きだった、って和也に告白された。
和「…○○ちょっと公園寄って行かん?」
「?うん。」
和「あの時さ、もう○○と会えんかもしれんって思って、告白したんよ」
「うん。」
和「ほんまは、今も好き。あの頃と変わらず、、いや、それ以上に好きになってる。」
和「俺と付き合う気ない?」
「…学校では私、あんなだけどいいの?」
和「ええの。俺が笑わせるから。」