あらすじ〜
母親の機嫌は悪くなさそうだ!
家についた。その途端に母親の声が冷たくなる。
「羊、ご飯。」
「うん。わかった。」
この家の家事はほとんど羊が行っていた。
まだ、幸せだった頃に父から教わっていたのだ。
そう、あの頃は…
本当に幸せだった。だがその「幸せ」は長くは続かなかった。
〜2年前のこと〜
まだ、お母さんが優しかった、あの頃
まだ、お父さんがいた、あの頃
まだ、幸せだったあの頃、
僕は一軒家に住んでいた。
あの家は笑いに満ちていた。
一軒家といえど、そこまで広くはない。
その家には小さな庭があり、そこで 僕とお父さんはよく遊んだ。
それを 縁側でお母さんは小さく微笑みながら僕らを見ていた。
お父さんは料理が上手で、僕もよく教えてもらっていた。
いつのまにか 僕は1人で料理を作れるようになっていた。
家事もお母さんに教えてもらいすぐに一人でできるようになった。本当に僕が見ていた「家族」は、いつもなかよしで幸せだった。
でもある日の夜、僕は妙に目が冴えてしまっていてなかなかに寝つけずにいた。
お母さんとお父さんは 喧嘩していた。
お母さんはお父さんを問い詰めていた。
「不倫」「離婚」「借金」
この言葉がお母さんの口から出るたびに、お父さんは苦しそうな顔をした。
最後、お母さんは「あの子はどうするの」と言った。
その言葉にお父さんは泣き崩れ、お母さんも泣きながら怒っていた。
お父さんは、「自殺する。」と言い出した。
「保険金でどうにか借金を返してくれ」と
このことは後から知ったことなんだが、自殺では保険金は出ない。
そう お父さんが死んでからだ、お母さんが狂ったのは…。
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