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羊は夢を見る

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羊は夢を見る

3 - 第3話

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2023年09月10日

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あらすじ〜

母親の機嫌は悪くなさそうだ!


家についた。その途端に母親の声が冷たくなる。


「羊、ご飯。」


「うん。わかった。」


この家の家事はほとんど羊が行っていた。

まだ、幸せだった頃に父から教わっていたのだ。


そう、あの頃は…

本当に幸せだった。だがその「幸せ」は長くは続かなかった。



〜2年前のこと〜


まだ、お母さんが優しかった、あの頃

まだ、お父さんがいた、あの頃

まだ、幸せだったあの頃、


僕は一軒家に住んでいた。

あの家は笑いに満ちていた。

一軒家といえど、そこまで広くはない。

その家には小さな庭があり、そこで 僕とお父さんはよく遊んだ。

それを 縁側でお母さんは小さく微笑みながら僕らを見ていた。

お父さんは料理が上手で、僕もよく教えてもらっていた。

いつのまにか 僕は1人で料理を作れるようになっていた。


家事もお母さんに教えてもらいすぐに一人でできるようになった。本当に僕が見ていた「家族」は、いつもなかよしで幸せだった。



でもある日の夜、僕は妙に目が冴えてしまっていてなかなかに寝つけずにいた。

お母さんとお父さんは 喧嘩していた。

お母さんはお父さんを問い詰めていた。

「不倫」「離婚」「借金」

この言葉がお母さんの口から出るたびに、お父さんは苦しそうな顔をした。

最後、お母さんは「あの子はどうするの」と言った。

その言葉にお父さんは泣き崩れ、お母さんも泣きながら怒っていた。

お父さんは、「自殺する。」と言い出した。

「保険金でどうにか借金を返してくれ」と


このことは後から知ったことなんだが、自殺では保険金は出ない。


そう お父さんが死んでからだ、お母さんが狂ったのは…。

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