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プロローグ

昔々。遥か昔のこと。

イギリスのバターミア湖の周辺の村のお話です。

バターミア湖は、とても綺麗で人気もあまりないところにあります。

その村の名前はいまだに分かっていません。

そこの村は、不思議が多いとされています。


ところで、皆さんは『妖精』の存在を信じますか?

妖精とは、羽がついていて、緑の葉っぱのワンピース、又は、マントを着た小さい人?です。

小人とはまた違い、自然が綺麗なところに住むとされています。

特に、緑が多いところなど……。

さて、そんな『妖精』は、信者と信じない者と分かれます。

そもそも、妖精みたいに小さい人形の生き物は未だに見つかってはおらず、それに加えて羽がついているんですもの。一部の方は信じないと思います。

でも、このお話は、妖精を信じるあなたにみてもらいたいのです。

想像力が豊かで、妖精を信じる、心の綺麗なあなたにみてもらいたいのです。


この物語は、そんなあなたのために作られました。

さぁ、ページをめくってください。


ある少女

昔々。イギリスのバターミア湖の周辺の村で1人の少女が生まれました。

少女の名は、ウェバ•ガルシアと言いました。

村のみんなからはエバと呼ばれていました。

エバは、金髪でマリンブルーの吸い込まれるような瞳をしており、大変美しい容姿をしておりました。

また、エバは美しい容姿だけでなく、人懐こく、妖精やお姫様など物語を信じてやまない夢見る少女だったのです。そのため、本も大好きで色んなことを知っています。

知的で人懐こく本を読んでいるためか人の気持ちを考え、人のことを思いやれるエバは、小さい時から子供から大人までに好かれていました。

エバは、すくすくと育ち、今はもう立派な6歳です。


そんなある日のこと。

エバは、村の本屋さんに向かいました。

本を買うためです。

エバは、本屋の重々しい扉をゆっくりと引きました。

カランカラン、とベルが鳴りました。

その音の後に「やぁ、来たか」と1人のおじさんが顔を覗かせました。

この本屋の店主のラルフです。

ラルフは茶色い帽子を被り、赤茶色のサスペンダーを着ています。

(その格好がエバは好きです。)

ラルフは、灰色の顎髭を首の辺りまで伸ばし、いつもにっこり笑っています。

今日は、脚立に乗って本棚の整理をしているみたいです。

「あら、ラルフ!今日もご機嫌ね」

エバもあいさつを返します。

ラルフは、アハハと声を上げて笑いました。

「いつも通りだよ」そう言って本棚に向き直りました。

本棚に目を向けながらエバに話しかけます。

「今日は、どんな本を探しに来たんだい?」

「それともお話を聞かせに来てくれたのかな?」

「うん!今日はどっちもなの」

「そうかい、そうかい」

「じゃあ、先に本を選んでおいで。それからまたいつものように奥に部屋でお茶でも飲みながらゆっくり話を聞くとしよう。」

「分かったわ」

エバは、そう言って本棚をまわりました。

今日一番気になった本は、妖精にまつわる話です。

今日は、すんなりと選べました。

(いつも迷ってしまうのです。)

そして、ラルフに声をかけレジに向かいました。

ラルフに本を預けます。

ラルフは、本を受け取り、そして本の表すと題名を見た瞬間。顔を顰めました。

エバは、その小さな出来事に気付きました。

不思議に思いながらもエバはお金を手渡します。


さっき、ラルフが言った通り、レジにお休み中ですの看板を置き奥の部屋に向かいます。

ラルフは、やかんに水を入れそれを沸かしながらエバに聞きます。

「さて、今日はどんなお話を持ってきたのかな?」

「うーんとね。迷っちゃうんだけど……。」

「よし!きめたわ」

「今日はとある妖精のはなしを……」

「やめろ!!」

「?」

「今日はもういい。帰ってくれ」

ラルフは、エバに怒鳴りました。

エバは、怖くなりました。

ラルフのこんなに怒ったところを見たことがなかったからです。

エバは、半泣き状態で家に帰りました。

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