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【抱きついてみた】
《FYA’M’編》
舞斗と愛巳(年下)
『まーいとさん』ギュッ
「おー、なんだなんだ?笑」
『えへへ。甘やかしてください』
「いいぞ」
音楽室で他の部員を待っていて、舞斗と愛巳の2人きりだ。
「いつもこうだったら良いのにな」
『頻繁に甘えたら、舞斗さんに迷惑かかります』
「おいおい、俺ら付き合ってるんだぞ?いっぱい甘えてくれよ」
『頑張りマース』
「で、顔見せろ」
後ろからハグをしているため、愛巳の顔が全く見えない状態。顔を見られるのが恥ずかしいようだ。
「ほーら見せろ」
『恥ずいからヤです』
「大丈夫だって!」
舞斗は腰に回された手を引き離し、振り向く。急な出来事に対応しきれなかった愛巳は、正面から抱きしめられる。
『んっ、舞斗さッ…///』
「照れすぎだろ 笑。ほんと可愛いな」ナデナデ
『うぅ…///』
この後音楽室に入ってきた、明と光緒に写真を撮られ、茶化されたとかなんとか…
♡ーーーーーーーーーー♡
光緒と愛巳(年上)
『みっちゃん〜、可愛い〜』ギュ~
「ふふん、当然じゃねーですか」
今日も始まった、光緒を可愛がる会。
「まなみ〜、もっと褒めてください♡」
『ん〜、いいよ〜。光緒は可愛い後輩で、甘え上手で、ファッションセンス抜群で、やる事はちゃんとやる偉い子で〜…』ギュー
胡座をかいた愛巳の上に座り、身を委ねる光緒。バックハグのままユラユラ揺られ、気持ちよさそうに寛いでいる。
「ふふん〜」
『照れた顔してよ〜、褒めたのに』
「そんなチョロくないでーす」
『ふーん?』
褒められ満面の笑みを浮かべている光緒だが、照れ顔は見せない。どうにかして照れ顔を見たい愛巳は少し遊んでやろうと考える。
『そっか…』シュルッ
「ちょ!何するですか!」
制服のリボンを解き、光緒の両腕を縛る。逃げられないように身体を思いっきり抱きしめた。
『どう?イケナイ事してるみたいでしょ♡』
「んもっ…うごけない///」
『んふふ〜、照れてくれた』チュッ
「悪魔〜!!///」
『光緒は天使〜♡』
♡ーーーーーーーーーー♡
ふかみと愛巳(同級生)
『ふかみ…ちょっときて』
「ん、いいよ」
寂しそうな声で、ふかみを呼ぶ。歩幅2、3歩分の距離になった時、愛巳は正面からハグをした。
「疲れちゃった?」
『ん…歌、苦手だから』
アカペラ部に所属していても、歌はどうも苦手らしい。部の皆は褒めてくれるが本人は納得出来ない毎日を送っている。
「ちゃんと…歌えてるよ、」
『そうなんだけど…皆、上手だから』
「大丈夫、まなみの空気はちゃんと整ってる…綺麗だよ」
『ふかみ…もっとぎゅーして』
オネダリにこたえ、少し力を込める。背中が震えていることにも気づき、優しくさすった。
「今日、一緒に…帰ろ」
『甘やかしてくれる?』
「うん…いいよ」(*´ `*)
ふかみの優しい微笑みに頬を赤らめた。
「まなみ、空気が熱くなった?」
『ちょ、言わないでよ!///』
♡ーーーーーーーーーー♡
朝晴と愛巳(同級生)
『はる〜、お疲れ様』ギュッ
「はい、お疲れ様です」
椅子に座っている朝晴を後ろから抱き締める愛巳。机を覗くと、紙が数枚置かれていることに気づく。
『それ、今日のメニュー?』
「そうですよ」
『ん〜、いいね。流石はる』
「貴方に気に入って頂けたなら安心です」
メニュー内容を褒められ、満足そうだ。
『でもさ、毎日大変だろ?』
「私達がもっと先に進む為です。苦に思ったことはありませんよ」
『俺は、もっとはるに頼ってほしいよ』
整った髪が崩れないように優しく撫でる。少しでも彼を癒すために。
『あ、悪ぃ…気持ち悪かったな』
「やめないでください」
『ふぁ?』
「落ち着くんです」
『そっか、わかった』ナデナデ
♡ーーーーーーーーーー♡
由比と愛巳(年下)
『由比先輩見つけました』
「真美か、どうした?」
『勉強見てほしくて、良いですか?』
生徒会室の扉からヒョコっと顔を出す愛巳。勉強会をしたかったみたい。だが由比は業務の途中だった。
『仕事中でしたらまた後でも… 』
「俺は平気だ。入ってきていいぞ」
『失礼します』
「珍しいな。愛巳の成績なら俺に聞かずとも…」
『…最近、ちょっと』
唇を噛んで、涙目になった愛巳を見逃さなかった。
「とりあえず座って、落ち着くんだ」
『はいッ…』
「成績が下がってきたのか?」
『はい…ッ、休みを削っても、徹夜してもッ、落ちるばかりで(泣』
1ヶ月前に行われた、小テストを境に愛巳の成績は落ちてばかり。どれだけ勉強時間を増やそうと低くなった点数を止める事が出来なくなっていた。
『どうしよ…先輩ッッ、こんなんじゃ、生徒会に居られない。手本にならないといけないのに(泣』
「大丈夫だ。俺が手伝う」
『…うぅッ』
「だが、今日は休んでもらうぞ。目の下のクマが酷すぎる」
寝る間も惜しんで頑張っていた事を察した由比。
「頑張り過ぎるのは良くない。適度な休憩を挟むことも大事だ」
『はい…』
「だが、生徒の手本になるという志があるのはとても良い事!俺は素晴らしい後輩に恵まれたな」
『ッ~~由比先輩、』ギュッ
椅子から立ち上がり、抱きついた。そして間もなく身体の力が抜け倒れ込んだ。
「寝てしまったか」
『ンッ…スースー』
「保健室に運ぶとしよう」
起こさないように、ゆっくり身体を持ち上げ姫抱きをする。一瞬だったが、さっきあった事を思い出し顔を赤く染めた。
「急に抱き着かれると…恥ずかしいな///」
♡ーーーーーーーーーー♡
明と愛巳(同級生)
「愛巳ちゃん♡」
『ん?』
「今日は甘える日でしょ?」
『あー、そうだったね。ごめん』ギュッ
甘えるのが下手な愛巳のために設けられた“甘える日”。日によって様々だが、とにかく真美が甘えるために色々やるそうだ。
「前に比べて抵抗なくなったわね〜」
『いや、だって、明のせいじゃん?』
「そこは、“おかげ”って言うのよ?」
『でもさ、何でハグ?』
「撫でるだけじゃ物足りないからね」
色々熟知してそうな口ぶり。それよりも愛巳には気になる事があった。
『ねぇ、女子と出掛けないの?』
「あらあら?それ言っちゃう?」
『…明の時間、大切にしてほしいし』
「俺、愛巳ちゃんと居る時間が大切だし幸せよ。だからもっと我儘言っちゃって」
こんなに愛を注いでくれる人がいることが、改めて嬉しくなった愛巳。
『明、ありがと///』ギュッ
「あら、力込めたね」
『ねぇ…もっと甘えたい///』
「いいよ」チュッ