遅刻
渡辺『……遅い…おそーーいッッ!!』
岩本『うわっ…!びっくりするだろ…大声やめろ』
渡辺『だって!宮舘が来ない!!おかしい!もう3時間目なのに!!』
岩本『おま…宮舘のこと気にし過ぎなんじゃないか?』
『いくら顔馴染みとは言えもう宮舘も高校生だ。いつまでも弟扱いしてやるな?』
渡辺『…もぅ無理、家行ってくる』
岩本『授業残ってるだろ!何バカなこと言ってんだ!』 ガシッ!(捕
渡辺『だってぇぇ〜!!…』
岩本『まったく…』
こいつの宮舘への扱いには心底呆れる。事情を知っているから心配になるのも分かるが限度というものがある。こいつはそれを全く考えていないようだ。
岩本『もう少し待ってみな?絶対来るから』
渡辺『どこにそんな保証あるんだよ〜…!』
いや、本当に来るはずだ。だってこの前、約束をしたばかりだから。
岩本『宮舘?どうした?』
宮舘「…岩本先生、俺髪染めたい」
岩本『おぉどした??』
宮舘「やっていい?…勝手にやるのはダメかなって思って…許可が欲しいんです」
岩本『うーん…そういうのは渡辺先生に言ったほうがいいんじゃないか?お前たち仲がいいだろ?』
宮舘「!違うっ!…渡辺先生に言いたくないから」
岩本『…ふ~ん、まっいいよ。許可します笑』
宮舘「ほんとっ!…」
岩本『でも、1つ約束』
宮舘「?」
岩本『授業が嫌なのもわかるけど、毎日授業に出てほしいな。遅れてきてもいいから。3時間目には学校に来てくれるか?』
宮舘「………うんっ…頑張る」
岩本『本当か!偉いなぁ〜笑』 ナデナデ(頭
『また何かあったら俺にでも相談すんるだぞ?』
宮舘「うんっ…ぁりがとう。岩本せんせっ」ニコッ
岩本(もうそろそろ来るはずなんだけど…)
ガラガラッ
宮舘「失礼します…遅れました」
渡辺『!?宮舘っ!来るの遅い!』
宮舘「ビクッ!…ごめんなさい…」
渡辺『何かあったか?困ったことでもあったか?また不良に喧嘩売られた?それとも……』
岩本『こーらっ宮舘困ってるっ』 ペシッ!
渡辺『あたっ』
岩本『全く…宮舘、来てくれたんだな』
宮舘「…約束……」
岩本『!……ふふっ笑、ありがとう』 ポンポンッ
宮舘「うんっ…」ニコッ
渡辺『おい照…俺の涼太じゃぁぁ!!』
宮舘「俺はアンタのじゃない。俺は俺の」
渡辺『そんな冷たいこと言うなよ〜……!!』
岩本『あははっ笑笑』
フワッ…
岩本(ん?なんだろこの甘い匂い…宮舘の匂いってこんなだったっけ…?)
コメント
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バレないで🥺