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だって好きなんだから

第2話 - 晴れのち浮気した

38

2025年11月02日

#創作

#短編

るぅあ 🌙☁💙

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1.晴れのち浮気女の子

その日は付き合って4年の記念日。

向こうは仕事で遅くなるって言うから、ちょっととおいスーパーまでお買い物行って、色々作って…、喜んでくれたらいいなって思ってた。

でも、そんな私が迎えたのは未来は残酷だった。

目の前には彼と知らない女。キスをして、触れ合って。

私とはこーゆうの全部してくんないくせに、知らない女とはするんだね

[最悪だなぁ、…]

走って逃げてなんにも見てないふりしてた。

[わ、？！]

[あ、ごめんな…さい、っはぁはぁ、、]

[いや、全然平気ですけど、、

それより…なんかありました、？]

[な、んにも…ないです。]

[いやいやその感じでそれは無理でしょ笑

僕でよかったら話し聞きますよ？いくらでも、]

[…、聞いてくれるんですか？]

[もちろん、]

思えばこの時から彼と一線越えても、間違ってもいいって思ってた。多分だけど、もう好きなってた。

ちょっと良さげなバーに行った。

お酒はどんどん進み、店に入った時は日がまだあったのに、もう外は真っ暗だ。

[あ、彼氏から今どこ居んの？って]

[んー、どうする？

帰ってからいつも通りできるの？笑]

[できない、かも…]

[じゃあ適当に嘘つこうよ]

[なんて言おっかな？笑]

[んー、、実家帰るとか？]

[いいねそれ採用]

[…悪い子だよね、君もさ？

僕なんかと一緒にいていいの？]

[いいよ、悪い子でも瀬良くんと居れるなら]

[そっか。

僕も君といれたら悪い子でもいーかもね]

彼から返信はなかった。わかってた、どうせ飽きられてるんだし。

それでも待ってるなんて言って瀬良くんと少しでも長く居られるように、って立ち回ってる自分に嫌気がさす。でも、瀬良くんのことが”すき”だから。これは言っちゃダメなんだろうけど。

晴れのち浮気計画男の子

[見つけた、]

俺の女を奪ったアイツが許せなくて、何となく追いかけてきたらアイツの彼女がいた。ありゃ見ちゃったかな〜

そう思っていると突然こちらの方向に突っ走ってくる。いや、闘牛かよ避けれねぇじゃん…笑、

[わ、？！]

[あ、ごめんな…さい、っはぁはぁ、、]

[いや、全然平気ですけど、、

それより…なんかありました、？]

[な、んにも、？]

嘘つけ、なんも無いなんて言ってらんねぇだろ。

遊ばれてたのにな。

[いやいやその感じでそれは無理でしょ笑

僕でよかったら話し聞きますよ？いくらでも、]

[…、聞いてくれるんですか？]

[もちろん、]

この時から始まった。

アイツの不幸のためにする、浮気計画が。

[あ、彼氏から今どこ居んの？って]

[んー、どうする？

帰ってからいつも通りできるの？笑]

[できない、かも…]

[じゃあ適当に嘘つこうよ]

[なんて言おっかな？笑]

[んー、、実家帰るとか？]

[いいねそれ採用]

バカらしい、浮気されたから浮気し返すなんて。

こいつも腐ってんだろうな、中身が

[…悪い子だよね、君もさ？

僕なんかと一緒にいていいの？]

そう思いながら中身のないセリフをあげる。

[いいよ、悪い子でも瀬良くんと居れるなら]

んな事言ってんなよ。

出会って速攻惚れるとか、そりゃアイツと付き合っちゃうよな〜

[そっか。

僕も君といれたら悪い子でもいーかもね]

持ち帰るだけなら簡単だけど、そんなんじゃまだ復讐なんて足りない。この女どーやって利用しよっかな。あぁ、楽しい。