第1話レディアナと黒猫とシュバルト
レディアナ・ファディナこのリーバル帝国のファディナ公爵の一人娘だとてもヤンチャなお姫様だ
コンコンとドアの叩く音が響いた
「コンコン! 失礼します」
そう言って入ってきたのは唯一レディアナが心を許している侍女のサリナである
「お嬢様シュバルト殿下との面談の時間です」
「えーやなんだけど適当にあしらっといて」
そうレディアナが言った相手とはこの国リーバル帝国の第1王子であるジュバルト殿下シュバルリーバル殿下であるそしてこの2人は親同士が決めた許嫁である
「申し訳ありません」
そう侍女のサリナがシュバルトに謝ったが
シュバルトは強引にレディアナの部屋に行くのであった
ななっなんの音だ
ばんという音が城に鳴り響いた
「いたたやっぱり2階から降りるのは無理があるはね」
レディアナは2階から飛び降りたのである
シュバルトト話していたらこの街見て回れなくなるそう考えたレディアナの最善策であった
変装して街を歩いてると
とんとんと肩を叩かれた
「だ、誰! 俺だよシュバルト」
「デデデ殿下」
驚くレディアナを横目にニコニコの笑顔でいるシュバルトレディアナが逃げることを見越して
行きそうなところに先回りしていた
「君が行きそうな場所はだいたい予想が着くからね 」
そうシュバルトが言うとなんとも悔しそうな顔をするレディアナであった
「そんなことより私は街を見て歩きたいの」
「レディアナ様これもっててくれよ」
そう言って話しかけてきたのはこの街の屋台のおじさんだ「ありがと」まん丸で真っ赤なりんご
「すごくおしそうだねレディアナ」
そうシュバルとが言う
だが既にレディアナは姿を消していた
「また逃げたな面白い」
そうして2人の追いかけっこが始まった
「さすがにここまで来たら殿下も来れないでしょ」
と草むらが動いた
「にゃー」
「なんだ猫かぁ」
そう草むらが動いた招待は猫だった
とても綺麗なエメナルドの目をした黒猫だ
「もしかしてお腹すいてるの?」
「にゃーにゃー」
そう言うってリンゴをあげたレディアナ
「うふふ」
この時のレディアナは純粋無垢なただの女の子のようだその様子を見ていたシュバルトはその場を静かに立ち去るのであった
次の日の朝
「カリカリにゃー」
なんとも昨日リンゴをあげた黒猫がそこにはいた
どうやらレディアナに着いてきたようだ
「お父様この子うちで飼っていいかしら 」
しかしレディアナにはいつも優しいお父様
っと強く反対したそうなぜならこの国では黒猫は不幸を呼ぶ疫病神だったからである
それでも諦めきれなかったレディアナは
お父様に内緒でその黒猫を飼うのであった
続く
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