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カチャンッ目の前にお茶の入ったコップが置かれる。
⁇?「すまないな。お茶しかなくて。」
フレーク「いえ、別に…」
ストンッと目の前に彼女が座る。
⁇?「まぁまずは自己紹介といこうか。私はシェリル。ここに長く住んでいるものだ。」
フレーク「俺はフレークです。で、こっちが俺の妹の…」
メリア「メリアです。」
シェリル「そうか、メリアにフレーク。そのお前たちがいう化け物というのはいったい何なのだ?」
メリア「えっと、今わかってることはその化け物達は人によって見え方が違う?化け物なんです。私には竜みたいに見えて、兄さんには天使のようなものに見えるそうなんです。」
シェリル「人によって見え方が違う…だと?」
メリア「はい…」
シェリルは何か考えるような顔をしてからふっとその場を立って
シェリル「そのような化け物が出てくる本をよんだ覚えがある」
フレーク「本当か⁉︎」
シェリル「あぁ。少し待っていろ。」
数分後
シェリル「あった。あった。」
メリア「それは?」
シェリル「昔の本でな。一度読んだことがあったんだ。ちょっと待ってろ。この本によると…」
シェリルは本のページをパラパラとめくっている。
シェリル「あった。これだ。この本によるとその化け物の名前は幻影獣…で、何百年か前に一度この星に来て……⁉︎撃退している⁉︎」
フレーク「何だと⁉︎」
シェリル「その詳細が書かれているページは…っ古い本だからもしかしたらとは思っていたが…破けている。そのページだけが破られている。」
フレーク「くそっ!」
シェリル「いや、待て。勇気あるものに光あり。その光とともに月剣を使い醜い魔獣を倒すべし。月剣は月の洞窟にある。だとよ。」
フレーク「何だそれ⁉︎なんだよ月剣って。何だよ月の洞窟って⁉︎」
シェリル「この文献…わからないことだらけだな。結局幻影獣とやらがなんなのか全く記されていないし、月の洞窟の位置すら書かれていない。」
フレーク「なんなんだよ⁉︎」
シェリル「まぁ、イラついていても仕方あるまい。私は月の洞窟について友人に聞いてみることにする。だから少し待っていろ。」
といい、シェリルは別の部屋へ入って行った。