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可愛い副委員長

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可愛い副委員長

4 - 可愛い副委員長#4

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2023年08月01日

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ぺ「ごめんしにがみ!遅れた!」

し「大丈夫ですよ!僕もさっき来たんで!」

ぺ「じゃあ始めるか」

し「はい!」


これからの活動のことなどを2人で話し合った。

ちらっとしにがみくんを見ると、真剣な顔をしていた。


はぁ…告白できねぇかなぁ……


そんな勇気は当然俺にはなかった。


ぺ「はぁ…」

し「どうしたんですか?何か悩みがあるなら相談乗りますよ!」

ぺ「ん~…大丈夫!課題めんどくさいなって思っただけだから笑」


そう言って誤魔化した。

だけど誤魔化したのがばれたのか、少し心配そうに俺を見る。


し「いつでも僕に頼ってくださいね!」

ぺ「おう!ありがとな!」


お前のことなんだけどな笑


ぺ「続き始めるか!」


順調に話し合いが進んでいき、思ったよりも早く終わった。


ぺ「終わったぁぁ!!」

し「以外と早く終わりましたね」


そう言って俺と目を合わせる。


し「ぺいんとさんが委員長でよかったです!」


ニコニコしながらそう言った。


あ~…かわいすぎる……!!

俺のものにしたい…!


し「そろそろ帰りますか!」

ぺ「しにがみくん…あのさ……」

し「ん?何ですか?」


目が合い、鼓動が高鳴る。


ぺ「俺…しにがみのこと──」

ク「しにがみくーん!一緒に帰らない?」

し「えっ!あっ……」

ク「あっごめんぺいんと!今なにか言おうとしてたよね…?」


今完全にタイミング狙ってたよな……?


ぺ「いや…やっぱいいや……!」

し「そうですか……💦」


クロノアさんの不適な笑みが俺の心を乱す。


ぺ「じゃあ俺帰りますね……!また明日な!しにがみ…!」

し「あっはい!また明日…!」

ク「気を付けて~!」


俺は独り言を呟きながら帰った。


ぺ「くそっ!クロノアさんめ…!!」


今にも泣きそうなくらい心臓が痛く、苦しかった。

ふと空を見上げると雨雲が広がっていた。

いかにも自分の気持ちを表しているようだった。

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