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可愛い副委員長

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可愛い副委員長

5 - 可愛い副委員長#5

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2023年08月03日

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ト「おはよ!ぺいんと!」

ぺ「おぉ!おはよ!」


そう会話を交わしながらトラゾーが俺の前でしゃがみ、目線を合わす。


ト「……無理…すんなよ」

ぺ「……え?…俺無理なんかしてないけどな…笑」

ト「そっか……」


気まずい沈黙が続く。


ト「…いつでも相談に乗るからな!」


そう言って去ってしまった。


あぁ…やっぱりトラゾーはすごいなぁ…笑

すぐばれちゃうんだ……笑


俺は机に顔を埋めた。涙を隠すように…。




視点 kr


ク「やっほーぺいんと!」


そう言いながら俺は、ぺいんとのクラスに入った。

放課後だからなのか教室にはぺいんとしかいなかった。


ぺ「どうしたんすか……?」

ク「ぺいんとってさ、しにがみくんのこと好きでしょ?」

ぺ「はぁ?!///」


ほんと、その顔も好きだなぁ笑


ぺ「……クロノアさんだってしにがみくんのこと好きじゃないですか…?」

ク「ん~…俺が好きなのはしにがみくんじゃなくてぺいんとなんだけどなぁ」


そう言って窓際にいるぺいんとに近づく。


ぺ「……え?…嘘…ですよね?だって!しにがみくんと…」

ク「あ~…あれはわざとだよ」

ぺ「は……?」


俺は昔からぺいんとのことが好きだった。特に嫉妬してるときの顔。

あの顔を見るとゾクゾクしてくる。だからわざとしにがみくんに近づいた。

しにがみくんのことが好きなのを知っていたから。

まぁ一応しにがみくんは俺のライバルだけど、ぺいんとのいい顔が見られると思うと

近づくことなんて余裕でできた。


ぺ「わざとって……どういう……」

ク「ハハッ笑困った顔も可愛いね」

ぺ「う……///」

ク「じゃあ俺そろそろ行くね!」


俺はぺいんとの顔に近づき


ぺ「んむッ?!///はッうぅ///」


キスをした。


ク「じゃ、またね!」

ぺ「はぁッ…はぁッ…///」


真っ赤になったぺいんとを置いて、教室を出た。


ク「嫌われたかなぁ……笑」


薄暗い廊下で俺はぽつりと呟いた。

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