人間とはとても素晴らしく、とても最悪の生き物である。
どんな正義感を持ったところで、何をした所でどこかでは嫌われて陰口を言われている。
悪いやつも、良い奴もそれは変わらない。何をしても報われないのだ。
そんな人生を終わらせたいと願うが何かの呪いなのか、それとも宿命なのか。人は生きるよりも死ぬほうが難しいのだ。数千年以上生き残った人間は生き残るために進化した。
たった十数年、数十年しか生きてないやつが数千年という圧倒的な時間に勝つのはとても難しいのだ。
しかし、これは【肉体的な死】だけに対してである。時間を使うが、最も簡単に殺すことが出来る、唯一の弱点である人間の部分である【心】。それを殺す事で人というものは簡単に殺せてしまう。それは【精神的な死】というものだ。人の心というのは弱く、脆く、簡単に崩れてしまう。
そして、精神的な死で心が亡くなったものは肉体的な死も達成出来てしまうのである。「まだ生きたい」「死ぬのが怖い」という人間の奥底に張り付いている本能や気持ちを殺してしまえば、人は火の中に入ることも、ビルから飛び降りることも、密室で七輪で中毒になる事も、薬で死ぬ事も出来る。
今の時代、このご時世。「死んでしまいたい」「消えてしまいたい」「私なんて居ない方がマシ」と思っている人がどれだけ手があっても数え切れないほどいる。
そんな人達を[2回殺す]殺し屋がいる。
それが
【TWICE KILLER】である。
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闇が深い...