ショッピ「ゾムさ…いないか」
最近気がつくとゾムさんがいない
どこに行っているのか聞いても教えてくれないし、監視カメラにも映らないし…
我々国、白尾国、運営国との戦闘が終わり、残すは日常国との戦闘のみになった
3国全てゾムさんの勝利
さすがに疲労も溜まっているだろうから日常国との戦闘は期間を空けさせてもらった
俺とゾムさんは利害が一致しているため
お互い一緒に生活している
特別な関係と言うわけではないから何処へ行こうと、何をしようとゾムさんの勝手なのだが…
ショッピ「心配なんよなぁ…あの人の考えてることわからんからなぁ…」
俺がゾムさんに話せていない秘密
俺は人の心が読める
これのおかげで結構有名な情報屋になったと言っても良いくらいだ
記憶力や情報収集ができる点も情報屋には必要だが、
取引の際それが本当の情報か嘘の情報か見抜く能力も必要である
心は正直なもので、誰にも聞かれる心配は無いためすぐにボロが出る
でも、1人だけ心が読めない人がいた
それがゾムさんだった
何かトレーニングを積んでいるのかと怪しんだが、そんなことは無く
ゾムさんだけ心を読むことができない
ショッピ「どれだけ調べても理由は分からなかった…まぁ、分かるわけ無いんやけどな」
思い返せば、初めてゾムさんに会った時
あの人は感情の無い人形の様だった
・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
~数年前~
いつも通り盗聴器を使い情報収集をしていた
その頃は情報屋の黒猫として名を売り始めたばかりで、いくつかのマフィアを敵にまわすこともあった
ゾムさんはその内の1つ、A国から俺の暗殺を依頼されて来たようだった
ガシャンッ
ショッピ「!?」
ゾム「…お前が黒猫か?」
ショッピ「あなたは…黒フードですね?」
ゾム「ご名答。ま、誰かが勝手に呼び始めた名前やけどな」
ショッピ「あなたは何しにここまで?誰の依頼で?」
ゾム「お前の暗殺。A国から」
ショッピ「!?…素直に教えて良いんですか?」
(…?…心が、読めない…?)
ゾム「ええよ。どうせお前は死ぬんやから」
ショッピ「…じゃあ死ぬ前に」
「俺がどれだけ貴方について調べても貴方の情報は全く出てきませんでした。」
ゾム「…それがなんや?」
ショッピ「暗殺者は依頼を受けるのに何かと理由があるんですよ。金儲け、復讐、遊び…」
「でも貴方は急に裏社会に出てきた。しかもA国から報酬は貰っていない。その理由を教えてくれませんか?」
ゾム「…はぁ」
「俺の首、首輪見えるやろ?何か変な事しようとしたら薬打ち込まれるんよ」
「訓練中へばったら激痛、死のうとしたら麻酔、逆らうものなら毒」
ショッピ「…」
ゾム「俺は死ぬまであいつらのコマとして生きるしかない。…これで満足か?」
ショッピ「…俺が貴方を救うと言ったら?」
ゾム「…はぁ?」
ショッピ「ちょうどボディーガード欲しいと思ってたんですよ。貴方だったら戦闘経験豊富だし」
ゾム「俺には首輪が…」
ショッピ「俺がハッキングして壊します。たぶんそれ遠隔操作でしょ」
ゾム「…俺にそこまでする必要無いと思うで?」
ショッピ「…俺が貴方に興味があるんですよ」
ゾム「…」
ゾムさんの心は相変わらず読めないし、表情が変わらないから何を考えているかわからなかった
これは俺の完全な自己満足で ゾムさんをA国から解放し、ボディーガードとして雇った
でもゾムさんに興味があるのは本当だ
心が読めない人なんか初めてやしな
だから俺はゾムさんと暮らし
心が読めなくてもゾムさんと本音を交えて嘘偽りの無い会話をできたら良いと思っている
少しでもゾムさんに楽しい暮らしを
幸せな暮らしをして欲しいと願っている
そのために俺にできることは何でもする
たとえ自分を犠牲にしようとも
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
なんか話ごちゃごちゃして分かんなくなってきたぁぁ
ごめんなさいぃ🙇💦💦
ここはどういう意味?
など質問があったらぜひコメントしてください
返信で解説などをします
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