とある時間の休み時間 。
友だちが少ない僕にとって 、若井と喋れるのが
休み時間を1人で過ごさなくてよくなる唯一の救い 。
そんな若井に向かって謎のモヤモヤを話してみる 。
大森: おれさぁ …最近おかしいんだよね 、笑
若井: なに? おかしいって
若井: ま … ままままさか病気 ?!
大森: いや? それは流石に大袈裟すぎ 、笑
大森: あのね ….お姉ちゃんと藤澤先輩が話してる所見ると苦しくなる
大森: 胸がキューって締め付けられるような感じ …。
窓の外にあるグラウンドを見ながら小さく笑う
元貴の姿がなんとも儚い 。
大森: なんだよ そんな「 元貴が?! 」みたいな顔しやがって ….
若井: いや ….うん …ほんとにお姉さんの事好きなんだね ….。
大森: 当たり前じゃん …好きになっちゃったんだもん
若井: ….元貴はその感情なにだか分かんないの?
大森: んー ….自分ではよく 、分かんない 、笑
若井: まぁ …それだけ好いているっていう証拠 、だね
大森: 証拠 ……。
若井: でもその感情が何なのかは教えてあげなーい笑
大森: はぁっ?!?
大森: 何だよ ….若井のケチ ….!!
若井: だってこれを知らない元貴が悪いんじゃん 笑
若井: そんなに言うなら調べてみれば?
若井: きっとすぐ出てくるよ 笑
大森: はぁ …..面倒くさい 、隣にいる若井に聞けば一発なのに
大森: わざわざ調べるのか …..っ
若井: おい 、なんだよ !笑
……
若井: ぁ …やべ 、チャイム鳴るわ
教室の壁についている丸い時計を指差して
若井が言った 。
俺もすかさず自分の席に座った 。
コメント
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あえてはっきりとは断言しない若井さんが可愛い🩷まあ⋯こういうのは自分で気づかないとね。