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こんにちは「クリオネ?」です。
♡が合計で100を超えました!ありがとうございます!
ということで、1話あげさせていただきます。
今日の夜ごろにもう1、2話あげる予定です。
長くなりましたがそれではどうぞ!
第7話:すれ違う距離
宮舘に避けられ始めてから、数日が過ぎた。
目黒にとって、これまでの人生で「誰かに拒絶される」という経験はほとんどなかった。
老若男女問わず、誰もが自分に好意的な視線を向け、優しく接してくれるのが当たり前だったからだ。
しかし、周囲のどれほど多くの人間に好かれようとも、目黒にとってそれはどうでもいいことだった。
彼が本当に求めているのは、世界でただ一人、宮舘涼太の視線だけだった。
「……なんで避けるんだよ」
自席でパソコンに向き合いながら、目黒は小さく毒づいた。
画面に並ぶ数字は一切頭に入ってこない。
横目でチラリと宮舘の様子を窺うが、宮舘はいつも通り完璧な姿勢で淡々と仕事をこなしている。
その凛とした横顔は美しく、だからこそ、今の目黒にとってはひどく遠い存在に感じられた。
このままじゃ、本当に終わってしまう。
勉強はダメダメだが、一度「これだ」と決めた時の目黒の行動力と勝負強さは、ここでも健在で彼はここで引くつもりなど毛頭なかった。
終業のチャイムが鳴り、周囲の社員たちが帰り支度を始める。
宮舘もまた、デスクの上を綺麗に片付け、鞄を手にした。
宮舘が席を立ち、オフィスの出口へと歩き出したその瞬間、目黒も素早く立ち上がった。
そして、持ち前の長い足で宮舘を追いかけ、エレベーターホールの手前でその前に立ち塞がった。
宮舘が驚いて目を丸くする。
目黒は一歩も退かないという強い意志を込めた瞳で宮舘を見つめると、あらかじめスマートフォンの画面に入力しておいた文章を、宮舘の目の前に突きつけた。
そこには、ビジネスの敬語すら投げ捨てた、目黒の必死な本音が綴られていた。
『宮舘先輩。俺、何か先輩の気に障るようなことしましたか? もし仕事でヘマしたなら、いくらでも怒ってください。でも、無視されるのだけは本当に耐えられないです』
宮舘はスマートフォンの画面を見つめたまま、一瞬だけ痛ましそうに眉をひそめた。
すぐに視線を逸らそうとする宮舘だったが、目黒は宮舘の肩を優しく、しかし逃がさないようにしっかりと掴んだ。
そして、目黒は画面を素早くスクロールし、次に用意していた文章を見せた。
『今週末の土曜日、夜、俺に時間をください。美味しいお店を見つけたんです。先輩とちゃんと話がしたいです。待ってますから』
そこには、都内の一角にある落ち着いたレストランの住所が添えられていた。
宮舘は、肩に触れる目黒の手の熱さと、その真っ直ぐすぎる瞳に圧倒されていた。
避けていたのは、目黒が嫌いだからではない。
むしろ逆だ。
これ以上一緒にいたら、自分の独占欲や、これまで知らなかった恋情がコントロールできなくなるのが怖かった。
けれど、これほどまでに傷つき、焦りながらも、自分に向き合おうとしてくれる目黒の姿から、これ以上逃げることはできなかった。
宮舘は小さく息を吐き出すと、鞄からいつものタブレットを取り出し、静かに文字を打ち込んだ。
『分かった。土曜日の19時に、そのお店に行くね。逃げてしまって、ごめんなさい』
画面を見た目黒の顔に、ようやく少しだけ安堵の色彩が戻った。
すれ違い続けた二人の距離が、週末の夜、ついに一つの場所で交わろうとしていた。
コメント
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みぅです🤍🥀 第7話、読みました。 目黒くんの「無視されるのだけは耐えられない」って台詞、すごく刺さりました…。あの真っ直ぐな気持ちをスマホ画面に打って差し出す姿、切なくて、でも強くて。 宮舘先輩が避けてた理由が「好きすぎて怖い」っていうのも、もう…重くて美しいですね。すれ違ってた二人が週末、一つの場所で交わる——その約束に、すごく胸が温かくなりました。 続き、すごく気になります…!