🌼精神障がい者施設へ 「そうですか、ティアさんの行動がそこまで荒れたものになってしまったんですね、ティアさん幻聴がつらいね、その内容をもう話してくれないかな?行動で紛らわさないで、だってそんなことは誰も言っていないんだ、だから話して欲しい」先生はティアにいつも優しく語りかけてくれる。それでもティアは言いたくなかった。「言えません、でもこのままじゃわたしの行動は誰かを傷つけてしまう、どうしたらいいの?」ティアは泣き出してしまった。「先生わたし達はもう家でティアの行動を止められる自信がないんです、通信教育の教材をティアはめちゃくちゃにしてしまって、もう無理です」ティアの母親はティアの父親とともに相談に来たのだ。「確かに危険ですね、ティアさんを精神障がい者施設に入所させませんか?そこではもっと専門的な治療を受けられます、わたしの妻が精神科医として働いている精神障がい者施設を紹介します」児童精神科医の提案。ティアの両親は受け入れ、ティアには選択の余地はなかった。「しばらく精神障がい者施設で療養しようね幻聴が悪化しているみたいだから、そこで治療して良くなったら帰って来られるよ」先生の言葉にティアは「はい」と答えるだけで精一杯だった。
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