TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


沢山のいいね、ありがとうございます。モチベーション上がりまくりです。


______________________________________



さぁ、キムソクジン選手、準備が整いました!ユンギヤには感謝です!それでは、


ジョングガ励まし隊、いざ!出動!!


🐯「ジニヒョン~!!」


奥から走ってきたのはテヒョナだった。綺麗な顔をへちゃっと歪ませて楽しそうに僕の方へ駆け寄ってきた。


🐹「やぁ~どうしたんだ?テヒョナ、」

🐯「美味しそうなパンケーキ屋さんを見つけたんです!一緒に食べに行きましょうよ!」


テヒョナが綺麗な瞳を潤ませながら僕を見つめた。可愛いねぇ。パンケーキ?行く行く!

じゃなかった。可愛い弟の誘惑に負けてしまうところだった。危ない危ない。いつもなら「まぁいっか!」と誘いに乗るところだが僕は覚悟をしたんだ。今日はジョングガと仲直りするって決めたんだ。

ここで負けてしまう訳にはいかない。決めたことは最後までやる。それが僕のモットーだから。きっぱり断ろう。「今日は無理」って言うんだ!キムソクジン!


🐯「…ジニヒョン?……もしかして行かないんですか?」

🐹「うっ、行く!行くよぉ、テヒョンアァ~!」


何してんだ~!!!!!!バカバカバカバカ!きっぱり断るっていったのはどこのドイツだ!四つ下の弟の誘いに負けてしまうなんて~!………はぁ、明日にしよう…今日はテヒョナと美味しいパンケーキ食べよう!と僕は二度目の覚悟を決め、テヒョンアの方を向くと凄く不満そうなイケメンの顔が目の前にあった。


🐹「……テヒョナ…?」

🐯「…言いたいことは言わないと損しちゃいますよ。」

🐹「…えっ?」

🐯「行けないのならそう言ってください。少しは素直になってください!俺、ヒョンに甘えるのも好きだけど甘えられるのも好きです!」

僕はお前のことを見くびっていたようだ。テヒョンア。ただの可愛い弟だと思ってたのにいつの間にかこんな気遣いができる良い男になったんだお前は。ヒョン、感動だよ!あの自由奔放な四次元テヒョナが………


🐯「ヒョン!!聞いてますか!」

🐹「あっ、はい!聞いてます!」

🐯「何で敬語なんですか…で?どうして行けないんですか?」

🐹「ん?どうして?あっ、あぁ実はだな……」



僕はテヒョナに事の成り立ちを説明した。そしたら、だんだん後になるにつれてテヒョンの顔が呆れ顔になっていき最終的には溜め息をつかれてしまった。


🐯「ジニヒョン、いちいち考えすぎなんじゃないですか?」

🐹「うぇ?そうかなぁ…」

🐯「そうですよ!アイツはジニヒョンに甘えすぎなんです!どうせグガ、のことだからすぐに元通りになってますよ。」


アレ?これ、さっき同じ台詞言われたような気が……ユンギヤと同じ事言ってる。そりゃあ僕だって最初は思ったよ?どうせすぐ戻るだろうって。でもさぁ、自分が怒らせたのになにもしないで時の流れに頼るなんて駄目だと思うんだよぉ。優しいテヒョンなら分かってくれるだろぉ。ね?


🐯「……そんな理由なら俺に構って欲しいぐらいです…」

🐹「テヒョンア、ごめんね!明日はちゃんと遊んであげるからね!」

🐯「約束ですよ!あと、ジョングガに手、出されそうになったらすぐ呼んでくださいよ!」

🐹「手!?いや、そんなことはないと思うけどなぁ…それにしてもテヒョンア、よく気がついたね。」

🐯「そりゃあ分かりますよ!何年の付き合いだと思ってるんですか!それに、」


俺は人一倍、ジニヒョンのこと見てますから__________


🐹「なっ、テヒョンア!!なに言ってるんだ!////////」

🐯「フフっ、ジニヒョン、顔真っ赤!可愛いねぇ。」

🐹「こらっ!ヒョンは怒ってるんだぞ!!」

🐯「ヒョンは怒ってても可愛いってことです!」

🐹「嬉しくなーい!!」

🐯「それじゃあ俺はジミナとゲームでもしてますんで!」

🐹「はいはい!いった!いった!」

🐯「あっ、ジョングガに伝えといてください。」



『ジニヒョンは渡さねぇよって。』


🐹「はっ!?///////」

🐯「明日の約束、忘れないでくださいね!それじゃあ!」

🐹「ちょっ、まっ、テヒョンア!!」


テヒョナは僕の声を聞かずに部屋へ戻っていった。アイツ、いつの間にあんなキザな野郎になったんだ?…ヒョン、めちゃくちゃドキッとしちゃったんだけど!もぉー!テヒョナめ!あ~!もう!切り替え切り替え!

僕は紅くなった頬をべちっと叩いてジョングガの部屋へ向かった。長い廊下にある七つの部屋。皆でシェアハウスをしてるが部屋は別々。一番手前から僕、ユンギヤ、ホソク、ナムジュナ、ジミナ、テヒョンア、そしてジョングガ。僕は廊下の奥の方へ行き「入るな」と書かれた紙が貼ってあるドアの前に来た。

ジョングガの字だ。そんなに追い込んでいただなんて。アホらしい字で殴り書きのように乱暴にかかれているその紙の上に僕は手をおいた。


🐹「ジョングガ。ごめんね。入って良い?」

なんて聞いても返事はなくてただドアの内側からカタカタっと物音がするだけだった。僕はこんなんだったら日がくれちゃうと思い思いきってドアノブを引いた。

目の前にはジョングガがいて僕にぎゅっと抱きついてきた。

🐹「ジョッ、グガ?ごめんね。ヒョンが悪かったよ。」

🐰「………」

🐹「あのさっ、ヒョンと一緒に映画見ない?」

🐰「嫌です。」

🐹「へっ!?じゃ、じゃあご飯食べに行く?」

🐰「嫌です。」

🐹「えっ?あっ、じゃあドライブとかは…」

🐰「嫌です。」

えぇ?えっ、えぇ?まさか断られるとは思ってなかったんだけど。そんなに僕の事嫌い?嘘でしょ?もしかして結構怒ってる?


🐹「あのっ、ジョングガはなにがしたい?」

🐰「ヒョンと二人っきりが良いです。」

🐹「へっ!?いやっ、あの、別に良いんだけどさ、その二人っきりで何するの?カードゲームとか?いや、二人でやるのは楽しくないか。じゃあ…」

🐰「…なにもしたくないです。」

🐹「えっ?なにもしたくないって、」

🐰「ただ、そばにいてくれれば良いんです。」


ジョングガが僕の腰に手を回すと僕を部屋のなかに連れ込みゆっくりとドアを閉めた。ベットに僕を下ろすとジョングガはやらしい手つきで僕の腰回りを撫で回してくる。


🐹「あっ、やっ、ジョングガ、」

🐰「今日は僕に身体を預けてください。」

ジョングガの細くて綺麗な手がどんどん僕の下半身に近づいてくる。

これ、なんか、ヤバイ。


『ジョングガに手、出されそうになったらすぐ呼んでくださいよ!』


🐹「っ!テヒョンア~!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



______________________________________



🐨「…ジョングガ、反省してるの?」

🐰「…すみませんでした。」

🐥「ジニヒョン、大丈夫?」

🐴「俺、ココア入れてきますね。」

🐹「ありがとう。ジミナ、ホソク。ナムジュナももう、大丈夫だよ。ごめんね。ジョングガ、急に叫んだりして。」

🐯「ジニヒョンが謝ることないですよ!この万年発情期ウサギが全部悪いんです!」

🐱「相談、乗らなきゃ良かった。」

🐹「ごめんね、ユンギヤも。」

🐯「こんなんだったら、俺と一緒にパンケーキ屋さん行った方が良かったじゃないですか!」

🐰「はっ!?そんな約束してたんですか!?僕も行きます!!」

『お前は駄目!!!』


🐰「何で~!!!!!!」



どうして離してくれないの? 終わり

お姫様ソクジナがただ単に愛される短編集。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

481

コメント

12

ユーザー

ソクジナ姫を愛している様こんにちは前からフォローしてもらっていたのに申し訳ないです、、、、 今回の作品すごくよかったです! テテジン尊い♡ これからも応援してます!

ユーザー

みんな個性ありすぎて笑えるwww

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚