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私達は、あなたのために存在しているのです。
あなたのためだけに生きることを誓いましょう。
あなたのためだけに存在することを許してください。
あなただけが大切なのです。
あなたこそが、全てなのです。
あなたを愛しています。
あなただけを愛しています。
あなた以外の全てを切り捨ててもかまわないほどに。
あなたを愛することが罪だというならば、 どうか私を殺してください。
あなたを傷つけるものがあるなら、 私が盾となり剣となって守ります。
だから、お願いです。もうこれ以上、自分を責めないでください。
そんな言葉をかけるだけで、貴方は救われると本気で思っているのか? ああ、そうだとも!お前たちにはわからないさ。俺の心なんて誰にも理解できないんだ。
だって俺は…………誰も愛していないのだから。
俺にとって、それは特別なことじゃない。むしろ当然のことなのだ。
何故なら、俺は人間を愛していないからだ。
いや違うな。
そもそも、愛するとか愛さないとかいう問題じゃあないんだ! おれには関係ないよ! もうウンザリだよ!! だからといって、「愛しているわ」なんて言えやしないしね。
あなたは、まだ子供なのだもの。
ああ、あの人ったら、あんなに遠くへ行ってしまったのね。わたしのことなんか忘れてしまわれたのかしら? もう二度と会えないかもしれないのね。そんなのイヤよ。耐えられない。とても悲しいわ。どうしてこんなことになってしまったの? おーい、こっちに来てくれぇ〜! 頼むよぉ~! 助けてくれぇ~!!! 誰かぁ~、俺を助けてくれぇ~! 死にたくねぇ~んだよぉ~! ちくしょうめぇ~!!! なんにも悪い事してねえってのに、神様って奴は本当にケチくせえ野郎だぜ。俺はただ、ちょっとばかり調子に乗って女遊びをしただけだってのによ。それなのに、たった一発ぶん殴られただけで地獄行きとはな。ふざけんじゃねえぞ、畜生めが! あんまりじゃねえかよ……。
「……ん? ここはどこだ?」
気がつくと、そこは見渡す限り真っ白な空間だった。自分の身体を見下ろしてみると、生前の記憶そのままの姿形をしており、死んだ時の服装のままである。しかし、なぜか足元だけは妙にふわふわしていおり、まるで雲の上に立っているような感じである。
(死後の世界というのは意外と普通なんだな)
そんなことを考えながら周囲の様子を窺っていた時、目の前に一人の美しい女性が現れた