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「え、ここどこ?」
前を見上げたら、そこには緑がいっぱいの
草原だった。空も綺麗な色をしていて、
とても綺麗だった。私は、圧倒されてしまい、
そこに1歩、足を踏み入れてしまった。
気づいた時にはもう遅くて、教室があったこと
なんてまるで嘘みたいに無くなっていた。
辺りには誰もいなくて、誰かいないか、と
私はただひたすらに歩いた。
森が見えた。ここを抜けたら、村でもあるんじゃないかと期待を抱いた。私は思わず走り出した。
歩き続けて、どれくらいだっただろう。
景色が変わらなくて、今にも泣き崩れてしまいそうだった。お腹も空いた。学校に持ってい く予定だったお弁当も食べた。水分もあと少しだ。ああ、どうして私は、こんなところに来てしまったのだろうか、早く帰りたい、私の居場所へ、元の世界に、帰りたい、、。
帰る方法も分からない、今のわたしにはただひたすらに歩き続けることしか出来ない。
しばらく歩き続けて、
光が見えた。やった、やっとぬけられる! と
私はとても嬉しかった。走って森を抜けようと
すると、崖があった。花が一面いっぱいに咲いていて、 とても綺麗な場所だった。
崖のギリギリまで 行くと、すごいものを見た。
街があったのだ。
それにすごい立派な城も、なんてことだろう、
私はホッとして、 泣き崩れてしまった。
早くあっちに行かないと、という考えで私の頭はいっぱいだった。
ところが、辺りを見渡しても降りれそうな場所が見当たらず、私には、もうダメなんだ、という気持ちが芽生えた。
「どうしよう、、降りれない。なにか方法は、」
「君、そこで何をしている?」
「え、?」