テラーノベル
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数学のテストが0点だった。最悪だ。
あの日は前日に夜更かしして眠かったから小テストの時間に寝ちゃったんだよね。
お母さんに怒られるのが怖くて、私はテストを教室のゴミ箱にこっそり捨てた。
<ゴミ以外捨てないこと>
ゴミ箱の上には張り紙がついている。……まあ、これくらいバレないよね。
家に帰ると、私を見たお母さんが「なんで顔にラグガキしてるの!?」と目を丸くした。
鏡を見ると、おでこには真っ赤な字で「0点」、頬にはバツ印。
私の顔に捨てたはずのテストの文字がびっしり浮き出ていた。
お母さんは私の顔を見つめながら、「0点ってなに?」と聞いてくる。
「えっと、その……友達とふざけて落書きしちゃったの!」
私は動揺しながら、適当に言い訳をした。
急いで洗面所に行って顔を洗う。
けれど、0点という文字は消えなかった。
「う、嘘でしょ!?」
<ゴミ以外捨てないこと>
あの張り紙を思い出す。
まさか、私がテストを捨てたから?
0点の文字はいつのまにか顔だけじゃなく首や腕にも書かれていた。
……テスト、拾ってこなくちゃ!
私は慌てて家を飛び出して、学校に向かって走った。
息を切らしながら、必死に走って学校に飛び込む。
教室へ到着すると、ゴミ箱の中に入っていたテストを拾い上げる。
「よかった……あった!」
すると、腕に書かれていた0点の文字がすぅっと消えていった。
念の為トイレの鏡を確認しにいくと、顔や首に書かれた文字も消えている。
それ以来私は、ゴミ箱には本当に捨てるべきゴミしか捨てなくなった。
コメント
1件
うわあ、めっちゃ怖くて、でもちょっと切ない話だった……!😶💭 テストをゴミ箱に捨てたら、その点数が自分の顔や腕に浮き出てくるなんて、心臓がぎゅってなったよ。 「ゴミ以外捨てないこと」っていうただの注意書きが、ちゃんとルールとして機能してるのがゾッとしたし、主人公が走って取り戻しに行く姿に切実さがにじんでた🏃♀️💦 日常の中に潜む罰っていうか、やったことがそのまま自分に返ってくる感じ、すごく好きだな……。 教訓としても刺さるし、不気味なのに優しさも感じるエピソードだった🌙🤍