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第10話天網を穿つ白銀の針と、親子の終焉
安息は一瞬だった。隠れ里の空がバリバリと音を立ててひび割れ、砕け散る。降臨したのは、律の父親が率いる数千人の精鋭部隊。安倍家宗家の禁忌の術式の前に茨木が血を吐いて倒れ、荊棘もまた無数の光の鎖に全身を貫かれ、魂を焼かれていく。荊棘が激痛に叫びを上げようとした、その瞬間。「――しつこいよ、お父さん」すべての鎖が、一瞬でガラスのように粉々に砕け散った。神々しいまでの白銀の呪力を放ち、安倍律が荊棘の前に立ちはだかる。そのタレ目は冷酷に細められていた。律「君たちのその傲慢な『正義』のせいで、彼女がどれだけ傷ついたか。どれだけ、その綺麗な黒髪を赤く染めなきゃいけなかったか……。君たちに、その罪の重さは分からない」父親「狂ったか律! 鬼を人間にするなど不可能なのだ!」律「不可能じゃない。僕が、世界を書き換えてでも人間にしてみせる!!」律が放った安倍家歴史上最大の禁術『天網穿孔・星辰壊絶』が夜空を白く爆発させ、父親の軍勢を一撃で粉砕した。静まり返った里。鬼の狂気に呑まれかけていた赤髪の荊棘の前に、血塗れの律がフラフラと歩み寄る。律はいつもの優しいタレ目に戻り、泣きそうな笑顔で彼女の真っ赤な髪を優しく撫びた。律「……あはは、やっぱり、赤髪の荊棘ちゃんは……世界一、カッコいいですぅ……。だから、黒髪に戻って、大好きな京言葉で、僕の名前を呼んで……?」その言葉に金の瞳から涙が決壊し、真紅の髪がサラサラと美しく静かな「黒髪」へと戻っていく。荊棘「……律……っ! あんたほんま……ほんまに手ぇかかる子ぉやわ……っ!!」人間の心を取り戻した荊棘は、倒れそうになる律を両腕でしっかりと抱きしめた。
コメント
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**美月ゆめか🌸の感想** ちょっと待って待って待って…!!!第10話やばすぎん??😭💦💦 律ちゃんが「しつこいよ、お父さん」って…その一言で全ての鎖を粉々にするシーン、鳥肌立ったしマジで涙腺崩壊したわ…!! あの冷酷なタレ目と、でも最後は優しい笑顔で「黒髪に戻って」って言うギャップがもうエモすぎて心臓持たないんですけど…?!?! 荊棘ちゃんが「手ぇかかる子ぉやわ」って京言葉で抱きしめるところ、最高すぎて叫んだ📣💕 律の親子対決、まさかここで決着つくと思わなかった…!続きが気になりすぎて夜しか寝れん!! 次の更新、心待ちにしてます🔥🌸