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それからなんか色々あり米屋はランク戦と言って消えた
双葉ちゃんは夜遅いので帰宅、真衣は冬島さんのとこに
私は隊員部屋へ向かう
正隊員になると貰える本部内の部屋
小さいけど軽く住む分には問題はない
スカウトされた人とかはここに住んでたりする
今から家かえんのもダルメシアンだしね
『……あ、城戸さんに遠征のこと聞かないと』
《城戸さん。お願いというかそんな感じのなんかなんですが……部活で来月の3日から6日宮城まで遠征行くんですけど、私行っても大丈夫そうですかね?》
『送信……っと』
ピコン
『ん?……え、城戸さん返信はやっ』
〈検討した結果、却下する。三門市になにかあった場合とその期間に仕事を頼む。詳しいことは別で連絡する。〉
『あ〜……だめか』
なんとなく知ってた
別に、たかが部活だし
『………グルラに連絡しとこっと』
《GWの遠征、家の事情で参加できないです。すいません💦》
ピコン
海〈了解。早めに教えてくれてありがとう〉
夜久〈分かった〜報告サンキュー!〉
……etc
『………いつまで、こんな嘘つき続けるとんだろ』
早く高校卒業したい
三門大に行って、ボーダーだって後ろめたいことなく言えるように
『……バカみたい』
そして、重い足を引きずりながら部屋へ戻った
*********************
次の日
『………ふぁ〜………今何時だ?』
〜5:47〜
『あ〜………今日くらいは早く行くか』
テキパキと制服に着替えて、髪を巻く
『ねむ……』
まだ頭が半分働いてない気がするけど、扉を開けて部屋を出る
?「お、神凪じゃないか」
後ろから安心したような声がかかる
『……!東さん!おはようございます!もしかして夜勤明けですか?』
東「あぁ、おはよう。ついさっき交代したとこだ。神凪はもう学校に行くのか?」
『はい、朝練があるので……』
東「……よかったら俺が学校の最寄り駅まで送っていこうか?」
『へっ、?いやいや東さん今夜勤明けでしょ?そんな私に気を使わなくたって……』
東「実は大学のことで隣町行くことになってな。駅の近く通るから気にするな」
『じゃ、じゃあ……ありがとうございます!』
こうして、東さんの厚意によって送ってくれることになった
〜車の中〜
東「神凪、最近学校とかどうだ?随分と楽しそうじゃないか」
『……?そんなに楽しそうですかね?』
東「あぁ、そうだ!今年度に入ったあたりから学校に行く日を増やしたんだってな?」
『まぁ……部活もほとんど毎日あるし、マネージャーがいなかったら面倒臭いからですよ』
東「忍田本部長も喜んでたな。楽しそうに学校に行っているってな」
『……別にそんなつもりじゃないですよ。それに……………、私は』
東「……ん?」
『どうせ高校卒業したら関わりはなくなります。それに、私もボーダーであることを隠す生活いつまで続ければいいのか……』
東「……そうか、」
『嘘をついてるのがすごく嫌で嫌でたまらないんです』
東「それは部活の人たちに嘘をつきたくないってことだな?」
『はい、そうです』
東「じゃあ神凪はその人たちのことを大切に思っているんだな」
『……え、?』
東「じゃなかったら嫌なんて言わないさ。それに元々嘘をつくことも抵抗があるんだろう?素敵な心の証拠だ 」
『東さん……』
東「……さ、この辺で降ろすか」
『……はい』
車のドアを開けてもらう
『あの、東さん』
東「ん?なんだ?」
『ありがとうございます………少し、気持ちが楽になりました』
東「それなら良かった。神凪は明るいのがいいところだが、たまにはこうやって思ってることを素直に言うのもいいんじゃないか?」
『なるほど……』
東「じゃあ俺はそろそろ行くな」
『ホントに何から何までありがとうございます!』
東さんの車は音を立て去っていった
『さーてと朝練の準備しなくちゃ!』
軽やかな足取りで学校に向かった