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⚠️注意⚠️この作品は、ペルソナ5という作品のオマージュ作品となっております。苦手な方は、そのままカムバックでお願いします。それでもかまへんよ!って方はお進み下さい。
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「あぁ…?なんだ今の…てっここどこだよ?!」
葵が目を開けると、周りには見慣れない風景が広がっていた。さっきまでいた路地裏と雰囲気は酷似しているが、どこかドス黒い空気が広がっている。
「俺…さっきまで路地裏にいたよな…?」
「……向こうの方明るいな、何かあるのか?」
葵は何をしていいかも分からず、とりあえず視界に入った微かな光を目指し歩いた。
「んだ……これ…?」
葵は、明るさの根源である建物を見つけた。
その建物は、現代ではあまり見られない、洋風の古城の様だった。しかし、古城の周りは微かに明るく、正面には、吊り橋のような入口があり、今は閉まっている様だった。
「誰か住んでる……って訳じゃねぇよな?」
「でも、こんな建物があるのに…人っ子1人いないってのもおかしいし……」
パリィィィン
突然、古城の窓ガラスが勢いよく割れる音がした。
「なっなんだよっ?!」
その時カツッと、葵の近くに何かが着地する音が聞こえた。
葵は混乱しつつも、音がした方に目を向けた。
そこには、漆黒の外套に、煌めく銀髪の長髪をなびかせ、顔には黒の模様が入った仮面をつけた、小柄な少女が立っていた。顔は、古城が影になってるせいか、薄暗くてよく見えない。
「お前……誰だ…?」
「………」
少女は何も言わず、静かに葵を見つめた。
すると……
「上手く脱出出来たな!後は追っ手が来ないうちにずらかるだけだ……って誰だお前!!!!」
近くから幼い少年の様な声が聞こえた。葵が、声がした方によ〜く目を凝らして見ると、少女の足元に白と黒の猫…?の様な生き物が立っていた。暗闇に紛れて、声が聞こえるまで気づかない程、周囲と同化していた。
「なっ…なんだお前?!ねっ猫なのか?なんで二足歩行?!」
「お前敵じゃねぇよな?迷い込んだのか?てか吾輩猫じゃねぇし!!」
「お…お前らなんなんだよ、てかさっきから敵とか脱出とか…ここで何やってんだよお前ら」
葵はあたふたしながら2人に問い詰めたが…
「悪いな、今はお前と話している暇はないんだ、もう少しでここに敵が押し寄せて来るだろうからな」
猫の様な生き物は、自慢げに言った。
すると、少女が微かに口を開き虚空を指指した。
「ねぇ…敵…もう来てるけど……?」
「「えっ?」」
2人は、少女が指を指した方向を見た。
そこには、正面の吊り橋を渡り、3人に迫って来る鎧や武器で武装した軍団がいた。
「に…に……逃げるぞぉぉぉぉ!!」
猫(?)が大声を上げた瞬間、3人は走り出した。
「おいっ!!アイツらなんなんだよっ?!」
「今お前に説明してる場合じゃねぇ事くらい分かよ!!てか早く『異世界ナビ』出せよぉ!!」
「んだよその〜なんちゃらナビってよ!!」
「あぁ?!お前なんで知らねぇんだよ!ここに入る時使ったろ?!」
葵は走りながら、この場所来る前の記憶を探った。
「あぁぁぁ!!あの変なアプリか!」
「気づくの遅ぇよ!!早く開けろ!!」
「ちょっ、ちょっと待て!急に言われてもぉ!」
「早くしねぇと追いつかれるぞ?!」
「急かすんじゃねぇよ!!」
「………はぁ」
すると、葵の様子を見かねた少女が、携帯を取り出し、冷静に操作した。
すると、聞き覚えのある声が聞こえた。
「「「パレスから脱出します お疲れ様でした」」」
to be continued