テラーノベル
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「おはようございます~」
今日は朝方からYouTubeの企画会議がある。
「あれ、今日一番のりやん」
いつもの服装で来た塩﨑は、少し嬉しそうに荷物をテーブルに置き椅子に腰掛けた。
「おはよう~ってだいちゃんやん」
「一番のり?」
揃って入ってきたのは舜太と柔太朗。
「そう!俺一番のり!」
「朝から元気やんな」
舜太は少し眠そうに椅子に腰掛けた。
「おはようございます~、」
「あ!はやちゃん俺一番のりだよ!」
「あ、まじ?てか仁人来てねぇの?」
勇斗に言われ4人は気づく。
いつも一番に待機している吉田がいないことに。
「じんちゃんまだなの珍しいね」
「遅刻やろか?」
「いや吉田さんなら連絡くるやろ。まだあと15分ぐらいあるし待ってみん?」
そう言われ納得した4人は時間まで各々の時間を過ごした。
しかし、時間はただ過ぎる一方で、残り5分になっても吉田が来る気配は無かった。
「なぁ、遅くね?誰か連絡来てねぇの」
「俺来てない。マネからとかは来てないの?」
「来てへんよ」
「ちょっと俺電話するわ」
そう言って勇斗はポケットからスマホを取りだす。
「そんな勢いつけたらいつか落としてスマホ壊れるで」
「うるせ」
「はやちゃんはやちゃん」
塩崎がスピーカーにしよ、とジェスチャーで伝える。
プルルルル…
静まりきった部屋に無機質な機械音だけが響く。
「出ないね」
「寝てるんちゃう?」
「吉田さんなら起きるでしょ」
「………」
勇斗はただただスマホを眺めていた。
プルルルル…
プルルルル…
プルルルル…
…この電話は(プープー
「切るのはや」
「まぁまぁ話は一旦来てからでもいいから落ち着こや?」
集合時間になっても来ない吉田に心配と怒りが混ざった空間。
その時間も長く続かなかった。
ピロン
「…仁人から連絡来た」
「おっ、今起きましたって?笑」
「……は?」
「えっ何?」
勇斗が恐る恐る画面を見せてくる。
「…画像、だったんだけど、さ」
スマホの画面に写った画像。
それは
手足を縛られて横たわっている吉田の画像だった。
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